TBS系「マツコの知らない世界」でも取り上げられたことのある
”ときわ台天祖神社”、
成蹊大学の文学部日本文学科・平野多恵教授による
「おみくじの世界」とともに紹介されました。
おみくじの正しい見方や、
書かれている和歌の意味などが説明されたのですが、
番組内でも紹介された
「歌占(うたうら)」とはどんなおみくじなのかご存じですか?
初めて耳にしたとき、
歌いながらおみくじを引くのかと想像してしまいましたが笑
ここでいう”歌”とは、
”和歌”のことなんです。
今回の記事では、
『歌占』について
その歴史&普通の占いとは違う、天祖神社歌占の特徴、
そして、
「歌占」を体験できる神社「ときわ台天祖神社」について
みていきたいと思います。
歌占の歴史
古来、日本の人々は、
神様からのお告げを
和歌で受け取っていました。
そのお告げの和歌を
「歌占」
と言い、
そのときの人々の状況に合わせて
解釈していたのです。
その歌占が、
室町時代には占い本となり、
江戸時代には和歌のおみくじ本も
出版されるようになり、
現在のおみくじの和歌へとつながったそうです。
ココが違う、天祖神社歌占の特徴
平野さんが紹介する
「天祖神社歌占」は
ときわ台天祖神社のオリジナルだそうです。
板橋ときわ台の天祖神社さんで、歌占をひいてきました!私がお迎えした神様は、天児屋命。梓巫女の占いと、歌占と、天祖神社に伝わる天岩戸開きの絵馬を融合させた、ここにしかない特別な占い。おもしろいです! pic.twitter.com/frzHjejQoq
— applepie (@applepie2525) 2015年1月1日
作成したのは
「天祖神社歌占プロジェクト」。
そのプロジェクトに関わっていた平野さん。
学生たちに、
日本の古典文化や文学に興味を持ってもらいたいと考え、
おみくじを授業テーマに選んで以来、
オリジナルのおみくじを作りたいと
夢を描いていたそうです。
すてきな試みですね。
【お知らせ】
来週11日21時~のTBS「#マツコの知らない世界」に
『おみくじの歌』の著者、平野多恵先生が出演されます😀マツコさんにおみくじとその歌の楽しみ方を伝授!
『おみくじの歌』で解説している
全国の特色あるおみくじも紹介されるようです🧐https://t.co/CLtfpm8MmA#マツコ #おみくじ pic.twitter.com/xQhphYt8VA— 笠間書院 (@kasamashoin) 2019年6月5日
「天祖神社歌占」は、
弓の弦に結んだ短冊から
一枚選んで引くものですが、
引く前に呪歌(じゅか)を唱えるというルールがあります。
呪歌とは、
精神を集中し
自分にふさわしい結果が出るように祈る歌
のことです。
そして、
「天祖神社歌占」には、
吉凶がなく
「学問」「健康」「商売」といった項目もありません。
吉凶がないので、
凶を引いたときの落ち込みとも無縁ですし笑
あれ?小吉と末吉、
どっちがいいんだっけ?
と考え込む必要もないですね笑
おみくじに、
記されているのは、
神様と、
その神様が詠んだ和歌。
その和歌に込められたメッセージが
自分へのお告げ、
となるんですね。
ときわ台駅近くの天祖神社で行われている「歌占」へ。ここだけしか引くことのできない和歌の占いです。ちなみに私は「八咫鏡」でした。自分の心を静め、見つめ直したいと思います。 pic.twitter.com/COayaKe47W
— ごんもり (@ulgon) 2015年1月12日
「ときわ台天祖神社」について

歌占ができる「ときわ台天祖神社」は、
鎌倉時代に(←推測だそうです)
板橋地域のなかでも古い村のひとつ、
上板橋村に創建された、
「伊勢の神々」への信仰が色濃く見られる
由緒ある神社です。
地域の方からは親しまれているようで、
様々なワークショップやイベントなど、
開催されているようです。
敷居の高さを感じさせない、
解放的な神社なんですね。
ときわ台つ・つ・つGARDEN@天祖神社
「パプリカ」踊ってみた~💛☝
(by音ごはん&ごはんつぶダンサーズ)
フルバージョンはこちら↓https://t.co/qGRbVibIsx pic.twitter.com/vp839TNoc2— 音ごはん🎤子育て応援主婦バンド もともとこ (@motomotoko3) 2019年5月11日
アクセスはこちら。
↓
東京都板橋区南常盤台2丁目4-3
℡0339566168
まとめ
神社にお参りに行くと
ついつい引きたくなるおみくじ。
これまでは、
「吉」や「凶」の大きい文字が
気になるだけでしたが、
平野さんのお話を聞いたら
おみくじの楽しみ方が変わりそうです。
和歌に込められた意味をかみしめるって、
日本人である醍醐味だと思いませんか。