指輪がゆるいと感じること、サイズが大きいように感じることってありませんか?
最初はピッタリだったはずの指輪が、今では指に対して余裕があり、くるくると回ってしまうことがありますよね。この状態だと指輪がいつ落ちてしまうか心配ですよね。
そんなときにおすすめなのが、指輪のサイズ調整をすることです。調整に使えるアイテムはいくつかありますので、それを活用することで指輪のサイズを調整することが可能です。まずはその方法をご紹介します。
目次
指輪がゆるい・大きいときの対処法1:調整用アイテムを使う
「リングテープ」の活用方法
指輪が緩んでしまった場合、簡単な対処法として「リングテープ」があります。このテープは、指輪の内側に貼り付けてサイズを調整するアイテムで、リングの形状に合わせて自由にカットできるものもあります。リングテープを使用することで、指輪が外側からは変わらないように見え、見た目を気にする方におすすめです。ただし、長時間使用すると粘着面がべたつく可能性があるので、注意が必要です。
「リングアジャスター」の有効活用
もう一つの選択肢として、「リングアジャスター」があります。透明なビニール素材でできたスパイラル状のアイテムで、1cm弱にカットして指輪に巻きつけます。手のひら側から見ると見えないため、見た目を気にせずに調整できます。ただし、手のひらを返すとアジャスターが見えてしまう点が難点です。しかし、リングアジャスターはテープよりも「水に強く耐久性がある」ため、耐久性を優先する方に適しています。
「ピタリング」で隙間を埋める
最後に、「ピタリング」も指輪のサイズ調整に有効です。指輪と指の間に挟んで隙間を埋めるポリプロピレン樹脂製のアイテムで、粘着面がベタベタする心配がありません。着脱が容易で、他の指輪にも簡単に付け替えられます。ただし、指輪のデザインによってはうまくフィットしないこともあるため、購入前に指輪の幅や形状を確認してください。
指輪がゆるい・大きいときの対処法2:指輪を重ね着けする
指輪が緩んでしまったり大きいと感じる場合、調整アイテムを使う以外にもいくつかの対処法があります。
一つの簡単な方法は「指輪の重ね着け」です。緩んでしまった指輪の上に、サイズがぴったりの別の指輪を重ねてみることで、指輪が簡単にはずれなくなります。
この方法によって指輪の存在感が増し、指先がより美しく華やかに見えるという効果も期待できます。
サイズ調整が面倒な方や、手軽に試してみたい方にとって、「指輪の重ね着け」はおすすめの方法です。指輪が簡単にはずれないようにしたい場合、ぜひ試してみてください。
指輪がゆるい・大きいときの対処法3:100均で買える便利グッズで応急措置する
「お金や時間をかけずに、指輪のサイズを調整したい」という方には、100均で手に入る便利なアイテムを使った応急処置があります。ただし、これはあくまで一時しのぎの方法であり、本格的な対処法ではありません。使用するアイテムによっては指輪が変色・劣化する可能性もあるため、注意が必要です。以下の方法を試す際は、慎重に行うようにしましょう。
1. マニキュアを内側に塗る
リングの内側に透明のトップコートなどのマニキュアを塗ることで、滑り止め効果が生まれ、指輪が抜けにくくなります。ただし、大幅なサイズ調整は難しいため、「指輪のわずかな緩みやズレが気になる」という場合に向いています。指輪が変色・劣化する可能性があるため、注意深く試してみてください。
2. 靴ずれ防止用のシリコンシールで隙間を埋める
靴ずれ防止用のシリコンシールを指輪と指の間に挟んで隙間を埋める方法もあります。これは、調整用アイテムとして販売されている「ピタリング」の代用品として機能します。
3. 冷えると固まるプラスチック粘土で隙間を埋める
プラスチック粘土を指輪の内側に付けて、柔らかい状態から冷やして固めることで、指との隙間を埋めることができます。冷えてからも指輪のはめ外しに支障がないか確認し、適切に使用するようにしましょう。
指輪がゆるい・大きいときの対処法4:購入したショップや修理専門店に依頼する
「調整用アイテムを試してみたけれど、まだ指輪がゆるい感じがする」と感じるか、あるいは「指輪は大切なものだから、自分で手を加えるのは避けたい」という場合は、指輪を購入したショップや修理専門店のサポートを利用しましょう。
修理専門店では、一般的に「余分な金属をカットして切り口を溶接する」「指輪の内側に厚みを加えて内径を小さくする」「指輪全体を圧縮する」といった方法で、指輪のサイズダウンを行います。ただし、指輪のデザインによってはサイズ直しが難しい場合もあるので、注意が必要です。
お店に修理を依頼する際は、スタッフにしっかりと相談し、修理の際のリスクや注意点などを確認しておくことが重要です。そして、納得した上で指輪を預けるようにしましょう。自分で手を加えずにプロの力を借りることで、指輪を安心して修理・調整できます。
指輪がゆるくなってしまうのはなぜ?原因は?
気がつかないうちに指輪のサイズが合わなくなることはよくある現象です。以下に、指輪がゆるくなる原因をいくつかご紹介します。
1. 体型の変化
体型が変わると指のサイズも変化します。特に女性は妊娠や出産などで体型に変化が生じやすく、それに伴い指のサイズも変わることがあります。
2. むくみ(季節、時間帯、体調などによる変化)
季節や時間帯、体調の変化などでむくみが生じることがあります。特に夕方はむくみやすいと言われており、これが指輪がゆるくなる原因となります。指輪のサイズ測定や購入は、できるだけ早い時間帯に行うと良いでしょう。
3. 指輪やせ
「指輪やせ」とは、指の根本部分だけが細くなり、指輪がゆるく感じられる状態を指します。この場合は、時折指輪を外して休息させることで、元に戻ることが期待できます。
これらの変化に気づいたときには、適切な対処法を選んで指輪のサイズを調整することが大切です。
指輪の「ちょうどいいサイズ」の判断基準とは?
指輪のサイズについて疑問を抱く方も多いでしょう。「どのくらいがちょうどいい指輪のサイズなのだろう?」という疑問に対する厳密な正解はなく、手の形やむくみの傾向は人それぞれ異なります。ただし、基本的には「指に食い込まない」かつ「余計な隙間がなく、指輪がくるくると回らない」状態が理想的です。
大切な指輪を選ぶ際には、ショップスタッフにサイズを確認してもらい、客観的な意見を得ることがおすすめです。一方で、カジュアルな指輪を購入する際には、自分でサイズ感を確かめることも重要です。以下に、簡単に試せる「指輪のジャストサイズの見極め方」をご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
指輪のジャストサイズの見極め方:
しっかりとはめる:
指輪を指の根本までしっかりとはめます。同じ人でも左右の手の大きさが異なることがあるので、指を変えて試してみましょう。
動かして確認:
手を交互にグーやパーの形にして指を動かし、うっ血しそうにないかを確認します。
サイズ感の確認:
しばらく指輪をつけたままにし、サイズ感に変わりがないかを確認します。
抜けないか確認:
指輪が抜けないか、手を振ってみて確認します。
はずし方の確認:
指輪をはずすとき、関節に少しだけ引っかかってから抜けるかを確認します。
指輪がゆるいときの対処法まとめ
指輪がゆるいと感じたら、まずは自分でできる対処法を試してみましょう。市販で手に入るアイテムを使用するか、指輪の重ね着けをするなど、即座に対処できる方法がいくつかあります。
しかし、それでも指輪がまだゆるく感じる場合や、大切な指輪なので自分で手を加えるのは躊躇われる場合は、専門店にサイズ直しを依頼することを検討してみてください。
どちらにせよ、大切な指輪がうっかり抜け落ちてしまって紛失する前に、早めに対処することが重要です。