子供に葛餅やわらび餅を食べさせる際の年齢制限やアレルギーについて気になる方も多いことでしょう。
和菓子の代表格である葛餅やわらび餅は、「餅」と名前についていますが、さっぱりとした口当たりで夏場に特に人気のある和菓子です。スーパーや土産物屋でも手軽に入手でき、帰省時には実家で味わうこともあるでしょう。
しかし、子供に与える際には「餅」という名前からくる心配があるかもしれません。そこで今回は以下の点について詳しく解説していきます。
1 葛餅やわらび餅は何歳から食べれる？
葛餅やわらび餅は、子供が何歳から食べられるようになるのでしょうか。
この点については、具体的な決まりが存在しないのが実情です。一般的には、葛餅やわらび餅が「餅」であるため、しっかり噛んで食べることができるようになってから導入することが良いと言えます。
早すぎる時期にこれらの和菓子を子供に食べさせると、喉に詰まるリスクが高まる可能性があります。子供の歯が生えそろうのは一般的に2歳半から3歳頃と言われています。したがって、この時期になってから少しずつ導入するのが適しているでしょう。
ただし、歯の生え方には個人差がありますし、お子さんの成長状況を考慮しながら、葛餅やわらび餅を導入するタイミングを決定すると良いでしょう。それぞれのお子さんに合ったペースで進めていくことが大切ですね。
2 アレルギーなどの注意点
葛餅やわらび餅にはどのようなアレルギー成分が含まれているのでしょうか。
葛餅やわらび餅自体には、27品目のアレルギー成分が含まれているわけではありません。しかし、これらの和菓子を食べる際には付け合わせやかけるものに注意が必要です。
たとえば、きな粉が挙げられます。きな粉は大豆から作られており、大豆アレルギーのある方はきな粉がかかったわらび餅を摂ることができません。
また、アレルギーとは異なりますが、葛餅に添えられている黒蜜にも留意が必要です。なぜなら、黒蜜にはハチミツが使用されているため、1歳未満の幼児には食べさせることができません。
したがって、葛餅に黒蜜がかかっている場合は、絶対に1歳未満の子供には食べさせないように十分にご注意ください。
3 食べさせ方のコツ
葛餅やわらび餅を子供に食べさせる際の注意点について先に述べましたが、具体的な食べ方についても検討する必要があります。
歯が生え揃ってしっかり噛めるようになれば、基本的には葛餅やわらび餅が食べられるようになります。ただし、子供がまだ喉に詰まらせやすいという危険性が依然高いのも事実です。
そのため、葛餅やわらび餅を子供に食べさせる際には、あらかじめ小さく切っておくなどして喉に詰まりにくくする工夫が必要です。小さなお子さんには特に注意が必要でしょう。
また、子供がこれらの和菓子を食べている際には、必ず大人が近くにいて見守るようにしましょう。小さく切ったからといって完全に喉に詰まらせないという保証はありません。もしも喉に詰まってしまった場合でも、大人が直ちに対処できるよう、常に注意深く見守ることが大切です。
4 【まとめ】葛餅やわらび餅は歯が生え揃ってきているかどうかが目安！
葛餅やわらび餅など、弾力があり歯ごたえのある食べ物は、喉に詰まらせるリスクがあるため、しっかりと噛んで食べられるかどうかが重要ですね。
これらの食べ物は早い時期から与える必要がないものであり、急いで導入する必要もありません。子供が自分の歯でしっかりと食べ物を噛むことができ、十分に食べ物を理解できるようになるまで待つことが重要です。安全面を考慮して、適切なタイミングで導入することが大切ですね。
