白菜は、そのおいしい季節になると、丸ごと販売されることがよくあります。
お買い得なので、つい手に取ってしまいますが、食べきれないこともしばしばあります。
白菜を長持ちさせ、一度に完食できるようにしたいと思いますが、残念ながら、白菜を冷凍すると味があまり良くありませんね。
今回は、不味くなってしまった白菜の利用方法や、その原因についてご紹介します。
ぜひご参考にしてくださいね。
白菜を冷凍するとまずい理由
白菜を冷凍すると、不味さを感じる主な要因は食感と臭いに関連しています。
冷凍した白菜はシャキッとした食感がなくなり、これは繊維が壊れてしまうからです。
また、漬け物のような特有の臭いがするのは、白菜の成分が解凍と同時に流れ出るからです。
白菜は食べることはできますが、臭いや食感の両方が好ましくないと感じる方が多いため、「白菜は冷凍すると不味い」という評判が広まっています。
これを防ぐためには、冷凍する前に少し手間をかけることが必要です。
白菜を生で保存する場合、以下の手順を守ってください。
・たべやすい大きさにカット
・水洗いをする
・水分をふき取る
・ラップで密閉する
・フリーザーに入れる
水分をしっかり取り、密閉することが基本です。
小さくカットすることで、冷凍特有の臭いや食感が気になりにくくなります。
食べやすい分量に小分けしておくと便利です。
また、美味しく保存するためには、下茹ですると良いでしょう。
手間はかかりますが、白菜をカットする前に1枚ずつ湯がいて、冷めたら水を切りましょう。
その後、「カット→ラップで密閉→フリーザーバッグに入れる→冷凍庫の流れ」で冷凍してください。
実は、葉物の生野菜をそのまま冷凍させると、野菜が反応して「雑味」がでることがあります。
これも「まずい」と言われる原因の一つなので、下茹ですることで防ぐことができます。
手間はかかりますが、より美味しく保存したい時にはおすすめの方法です。
白菜の冷凍保存に向いてるレシピ!3選
冷凍してしまって味が変わってしまった白菜でも、美味しく楽しむためのおすすめレシピを3つご紹介します。
鍋
大量の白菜を消費したいときには鍋がおすすめです。
キムチ鍋のような濃い味付けがGOOD!
食材の旨味を引き出すポン酢であっさりした鍋ではなく、しっかりとした味つけの液で調理してみてください。
冷凍によってしっとりとした白菜も、この方法で美味しく楽しむことができます。
味噌汁
少量ずつ使えるなら味噌汁もおすすめです。
豚汁など他の具材が豊富なスープに組み込むと、白菜の変化が気になりにくいです。
味噌汁は1回の消費量が少なくても、毎日食卓に上ることがあるため、白菜の消費がしやすいですね。
漬け物
細かくカットできるなら、漬け物もおススメです。
白菜の「漬け物のような臭い」を逆手に取り、思い切って漬け物にしてみましょう。
漬け物の元でしっかりと味をつけると簡単です。
キムチの素であえれば即席キムチが完成しますし、柚子を散らした浅漬けの元でも美味しいですよ。
まとめ
白菜を冷凍するとまずく感じるのは、冷凍によって白菜の繊維が壊れ、食感が損なわれるためです。また、自然解凍すると、白菜の成分と水分が溶け出すことも影響しています。
しかし、これを鍋料理や味噌汁、漬け物に活用すれば、白菜を美味しく食べきることができますよ。