冬が訪れると、乾燥した空気が気になり、多くの人が加湿器を使用しています。
特に真冬には、暖房をつけたまま寝てしまい、朝起きると喉が痛くなった経験がある方もいるでしょう。
風邪やインフルエンザを予防するためには、室内の湿度を50%以上に保つことが非常に重要です。
加湿器にはさまざまな種類がありますが、中でも手軽で人気なのがペーパー加湿器です。
電気代もかからず、最近ではおしゃれなデザインのペーパー加湿器も増えてきているため、気になる方も多いでしょう。
ただし、ペーパー加湿器にもいくつかのデメリットが存在し、これが悩みの種となっています。今回は、ペーパー加湿器のデメリットに焦点を当ててご紹介します。
ペーパー加湿器はデメリット 効果なし?
ペーパー加湿器(自然帰化式加湿器)は手軽で簡単な使用ができますが、デメリットも考慮すべきです。
仕組みとしては、専用の用紙に水分を含ませて自然蒸発させることで周囲を加湿させるため、非常に原始的な方法です。
このため、他の加湿器と比較して加湿効果はあまり高くないのが最大のデメリットです。
潤った感触を実感するのが難しく、効果がないと感じることも少なくありません。
その他のデメリットとしては、加湿効果が現れるまでに時間がかかり、部屋の状態によって水が蒸発するスピードが異なるため、水を補充するタイミングが分かりにくいことや、紙素材ゆえの劣化が早いことが挙げられます。
手間がかかり、買い替えサイクルが早いところもデメリットの一つです。
即座に加湿が必要で、潤いを感じたい、または部屋の湿度を一定に保ちたいと考える方にはあまり向いていない加湿器です。
一方で、メリットも存在します。
コンセントに繋ぐ必要がないため、電気代がかからないばかりか、どこにでも移動させることができます。
デスクや枕元のような狭い場所にも置けるため、利便性が高いです。
効果もないと思われがちですが、ペーパー加湿器を設置した周囲では湿度を50%まで上げることができ、使い方によってはメリットも享受できる加湿器です。
ペーパー加湿器は汚れる?交換時期は?
ペーパー加湿器は紙素材なため、手入れが難しい一面があります。
他の加湿器のように頻繁な手入れで寿命を延ばすことが難しく、汚れた場合は新しいものに買い替える方が適しています。
ペーパー加湿器の汚れは、外観では見分けがつきにくい傾向があります。
パッドが茶色く変色することがあるものの、これは汚れではなく水道水の影響で生じる変色で、使用に支障が出ることはほとんどありません。
ただし、ペーパー加湿器本体が見た目に汚れていると感じることが一般的で、茶色いシミが現れると交換する人が多いです。
さらに、ペーパー加湿器は防カビや抗菌機能が処理されていることが一般的です。
これにより雑菌の繁殖が難しくなります。
初めて使用する際には、取扱説明書を確認し、防カビや抗菌機能の有無を確認してください。
効果が持続する限り、茶色いシミが現れても衛生的には問題ありません。
通常、使用期限は1か月から6か月程度ですが、清潔に保ちたい場合は1〜2か月ごとに交換することが望ましいです。
フィルターの交換を怠ると、抗菌や防カビの効果が低下し、水分の吸収が悪くなり加湿効果が低下する可能性があるため注意が必要です。
近年、可愛いデザインのペーパー加湿器が多く販売されており、頻繁な交換によって異なる雰囲気の加湿器を楽しむこともできます。
ただし、コーヒーのフィルターなどで手作りしたペーパー加湿器は注意が必要です。
防カビや抗菌処理が施されていないため、長期間使用すると知らずにカビや雑菌が繁殖し、衛生的ではなくなる可能性があります。手作りの場合は、定期的な交換が必要です。