かつて私は恐ろしい上司に巡り合い、彼との対面ごとに胃が痛くなる苦しい経験をしました。
その辛さに我慢できず、私は転職を選びました。
しかし、転職にはリスクが伴います。
現在の職場よりも環境が改善される保証はありませんし、慣れ親しんだ仕事を一から学び直さなければなりません。全てが順調とは限りません。
それに、被害者である私が辞めるのはやはりおかしいと感じます。
過去のつらい経験から得た教訓を活かし、今パワハラで苦しんでいる方に向けて「パワハラ上司を辞めさせる方法」をご紹介いたします。
パワハラ上司を訴える
ますます複雑になる状況で、第三者にハラスメントの被害を訴えることが一般的な対処法となっています。
ただし、感情的になることなく、自らの立場を損なわないよう心がけることが重要です。
まず、ハラスメント行為に対しては、普段から証拠をしっかり集めることが必要です。
「5W2H」を活用して整理し、抜け漏れのないように注意しましょう。
メールやボイスレコーダーなどの物的証拠も可能な限り入手すると、より強力な立証となります。
証拠が揃ったら、相談する相手を選びます。
パワハラ上司の上司で信頼できる人がいれば、その人に相談することが効果的です。
その人がパワハラ上司の成績評価や人事に与える影響を考慮し、相手の評価を下げる手段として活用できます。
もし上司の上司が理解がない場合や進展がない場合は、人事部に相談することも検討しましょう。
状況が好転しない場合、最終手段として外部機関への通報も検討します。
ただし、社内での相談を経て通報することが望ましいため、一応社内の対応を確認してから行動することが重要です。
外部機関への通報は、あくまで最終手段と考え、過度な期待は避けるべきです。
しかし、通報が受理されると、適切な組織からのヒアリングが行われ、上司の評価が下がる可能性が高まります。
これがきっかけとなり、上司が退職するケースもあるため、慎重に行動する必要があります。
上司の仕事を奪って主導権を持つ
次に紹介する方法は、あなたのキャリアを早める一方で、上司の影響を薄めるおすすめな手法です。
新入社員の場合は難しいかもしれませんが、中堅として一定の仕事を抱えている状態であれば、実践可能です。
要するに、本来上司が担当すべき仕事まで、あなたが主導して進めることで、徐々に上司の仕事を奪っていくことです。
特に無能な上司の場合、非常に有効な手段と言えます。
あなたに頼らないといけない状況をつくる
上司を追い詰めるためには、「あなたに頼らざるを得ない状況」を作り出すことが肝要です。
これにより、パワハラ上司はあなたに強く言えなくなり、逆にあなたが上司の仕事をコントロールできる状態になります。
まず最初にやるべきことは、自らの仕事の範囲を広げることです。
ただし、これは雑用を引き受けるという意味ではなく、上司に課せられた目標達成に寄与する仕事を主導的に進めることです。
このような姿勢により、あなたの働きによって上司の評価が左右される状況が生まれます。
上司の仕事を奪ったら、相手を叩きのめそう
積極的な仕事の姿勢を持ち続けると、あなたは会社内で注目を浴びる存在になります。
自ら前進し、上司を立てる必要はありません。
ただし、上司を非難したり足を引っ張るような行為は厳禁です。
このような行動は周囲に見られ、あなたの評価を損ねるだけですので避けましょう。
結果的に、上司の評判は低下し、自然に影響力が薄れていくでしょう。
特にプライドの高い上司ほど、効果が早く現れることでしょう。
【注意】正しいアプローチを知っておこう
最後に注意点ですが、ここで紹介しているのはパワハラ上司に対する対応マニュアルです。
多くの企業では、上司を昇進させることでポストが生まれ、自らも昇進しやすくなります。
したがって、上司をサポートすることが、結果的には自分の昇進につながりやすいということを理解しておくべきです。
勘違いのないよう、注意喚起しておきます。
上司の弱みに付け込む
パワハラ行為をする人は、性格が腐っていると言えます。
そのような人物は、探せば一つや二つの弱みが必ず見つかるでしょう。
その弱みを突くことで、上司に対して有利な立場を築くことができます。
以下は、具体的なポイントとして2つの弱みを探す方法です。
パワハラ上司の攻めどころ
違法行為
・経費の不正利用やカラ出張など、法律に反する行為があるかを注意深く観察します。
・上司の出張や会食予定をチェックし、適切な処理がなされているか確認します。
・これはすぐに見つかるものではありませんが、粘り強く観察することで発覚することがあります。
モラルに反する行為
・ハラスメント行為や社内不倫、副業(禁止の場合)など、モラルに反する行為に注目します。
・これらの行為がバレた場合、昇進が難しくなるか、ペナルティが科せられる可能性があります。
・発見した場合は、同僚や他の部署の人に情報を提供し、噂が広がるようにします。
注意点
・違反行為を見つけた場合は、迅速な行動が求められます。ただし、正当な手続きを踏んで報告することが重要です。
・モラルに反する行為を発見した際は、悪意を持って拡散するのではなく、正当な手続きを通じて情報を伝えるよう心掛けましょう。
・これらの手法を用いて弱みを見つけ、公正なプロセスを経て行動することで、上司を辞めさせる可能性が高まります。
自爆覚悟で上司の会社生命を断つ
最後に紹介する方法は、ある程度のリスクが伴うものです。
なぜなら、この方法は「上司のパワハラのせいで退職する」という手段から生まれるものだからです。
会社で退職者が出ると、マネジメント層には責任が問われることがあります。
職場からの退職者が増えることは、組織の評価に悪影響を与えます。
そして、会社を辞める際には必ず退職理由を問われます。
したがって、上司のパワハラを理由に辞めると主張した上で退職することで、退職の原因がこの上司であるという事実が確立され、少なからずペナルティが生じるでしょう。
クソ上司が最も嫌がるのはあなたが幸せになること
退職は否応なく悪い印象を持たれがちですが、実際にはあなたが転職先で幸福になるケースも多く存在します。
転職先が優れた企業である場合、さらに上司にダメージを与えることが可能です。
これは、パワハラを働く上司があなたを不幸のどん底に追い込みたいと本気で考えているためです。
逆に、最高の転職先を見つけて幸せそうなあなたの姿を見せることは、上司にとって最大の屈辱となるでしょう。
したがって、転職を選択する場合は、キャリアアップが見込める優れた就職先を必ず見つけるべきです。
パワハラ上司を退職させる方法は、小さなことの積み重ね
今回紹介した方法を完璧に実践するのは難しいかもしれませんが、それぞれ少しずつ実行するだけでも、確実に相手にダメージを与えることができます。
一部では無視することが解決策とされていますが、上司と部下の関係では受身のままではこき使われる可能性が高まります。
ぜひ、一つずつ行動に移して現状を変えていきましょう。
相手を極限まで追い詰め、その後の転職であなたのキャリアアップを実現することは、非常に充実感を得られるでしょう。
あなたは決して弱い立場ではありません。
パワハラ上司と戦う術は存在します。
パワハラ行為は確実に悪であり、あなたが立ち向かうのは正しいことです。
泣き寝入りせずに、勇気を持って戦っていきましょう。