スピリチュアルな意味やサインを求める方へ、パートナーとの喧嘩に焦点を当ててみましょう。
パートナーシップは、スピリチュアルな観点から見ると何かしらの深い縁があることを示しています。我々は過去世から引き継いだ魂の特性や、今世での経験から生まれた負の側面と向き合うために、このパートナーシップに引き寄せられているのかもしれません。時にはこれが原因で喧嘩になることもあります。
喧嘩が生じたときには、そのネガティブなエネルギーを魂の学びとして捉え、ポジティブなエネルギーに変換することが重要です。つまり、相手との対立や摩擦を通じて、自分や相手の成長に繋がる学びが潜んでいる可能性があるのです。
喧嘩を通して気づかされることや、解決するための新しいアプローチを見つけることで、パートナーシップがより深まり、スピリチュアルな成長が促進されることでしょう。だからこそ、困難な瞬間もポジティブなエネルギーへの変換の機会と受け止め、スピリチュアルな洞察を得ることが大切です。
目次
喧嘩は魂の欠けた部分を指摘し成長するため
スピリチュアルの視点から見ると、魂は何度も生まれ変わりを繰り返し、過去の経験を通して少しずつ成長しているとされています。今世においても、学びや成長が待っていると信じられています。
パートナーシップが始まった頃、お互いの魂の素晴らしい側面を評価しあっていることでしょう。しかし、関係が日常的になると、注意が魂の未熟な部分に向けられやすくなります。これが変化する心理的な過程として、パートナーとの関係において喧嘩が生じることが増えることがあります。
通常、一般的な喧嘩は否定的な側面が強調されがちですが、パートナーとの喧嘩は深い信頼関係があるからこそ、お互いに問題を指摘し合うことができるとも言えます。この指摘を経て改善がなされ、結果として魂の成長へと繋がるプラスの出来事へ変化していくのです。
喧嘩をしたのは普段の自分の戒めのため
パートナーが示す態度は、無自覚のうちに自身が他の人々に対してとる行動の反映であることがあります。スピリチュアルなパートナーシップでは、時折パートナーが鏡のように機能し、自分の姿を映し出す存在となることがあります。
喧嘩や軋轢が発生して、不快な気分に陥った場合、同じような感情を無自覚に他の人に向けてしまっている可能性が考えられます。自分の現在の状態や態度を、パートナーとの喧嘩を通して客観的に見つめ直すことができるでしょう。
時に、まるで鏡のように、パートナーが自分の姿を反映しているように感じることがあります。最近のイライラや不快な出来事を振り返り、その際に相手が受け取った言葉や態度が、自分が感じている感情や思いと共鳴しているかもしれません。
パートナーとの親密な関係ゆえに、お互いが鏡のように振る舞い、様々な気づきをもたらす役割を果たしているのです。
喧嘩になったのは魂が満たされていないため
スピリチュアル的な魂の成長において、未熟な側面を学ぶだけでなく、愛情で充たされることも安定した状態を維持するために重要です。パートナーとして、無条件で受け入れられたい、さらなる関心を寄せてほしいという願いが存在します。
ただし、忙しさやバイオリズムのずれなどにより、愛情のエネルギー交換がスムーズに行われないこともあります。一方が静かに過ごしたいときに他方が寄り添いたいときなど、日々の心の状態が合わないと、喧嘩の原因になることがあります。
普段から魂が充足されている状態であれば、簡単には喧嘩に発展しません。例えば、旅行中など心が満たされていて開かれた状態のときは、イライラするような出来事でも軽く受け流せるでしょう。
逆に、仕事が忙しい時には、イライラする出来事が増幅されやすくなります。喧嘩の内容が問題ではなく、お互いの魂が充足されていない状態が原因であることもあります。
喧嘩をしてしまったのは２人とも怒りの波動になっていたから
スピリチュアルの観点では、波長の法則が存在し、すべての波動は同様の波長を持つ物事を引き寄せると考えられています。したがって、お互いの波動が、喧嘩のような出来事を引き寄せる原因となることがあります。
しかし、パートナー自体が直接的な原因ではなく、別々の場所で起きた出来事に対する怒りの感情が存在していることがあります。これらの怒りの波動を持つ２人が出会うことで、些細なことから喧嘩が発展してしまうのです。
このような状況では、一時的に２人の距離を置くことが重要です。波動が穏やかな状態に戻るまで、お互いに冷静になる時間が必要です。問題は直接２人の関係にあるわけではないので、お互いが個別にリラックスできる活動を行い、波動を修正した後に再び会うよう心がけましょう。
喧嘩になったのはパートナーの魂をコントロールしようとしたから
スピリチュアルの観点では、全ての魂は未熟な側面を抱え、その成長のために現世で多くの経験を積む必要があると考えられています。パートナーシップの中でも、お互いが未熟な部分を学び合う過程が繰り広げられます。
パートナーと様々な問題を解決する際に、相手の魂をコントロールしようとする試みは喧嘩の原因となり得ます。それぞれの魂は、過去の生涯で達成できなかった課題を抱えて現世に生まれてきます。仲の良いパートナーであっても、これらの課題は異なり、各自が自らの力で克服していく必要があります。
そこで、片方のパートナーが相手をコントロールしようとすると、相手の魂はこれに反応して喧嘩が勃発する可能性があります。お互いの魂の個性を尊重し、互いに自立した状態で共に過ごす方法を模索することが重要です。
喧嘩になったのは魂同士がもっと理解し合おうとしているから
パートナーとの関係は、出会う前にそれぞれが異なる環境で生活し、過去の経験も多様です。初めて会った時はお互いに引かれ合う要素を楽しんで過ごせますが、時間が経つにつれて理解できない部分が増えていくことがあります。
パートナーとの喧嘩は、自分が理解されたいという欲求が強いときに発生しやすいものです。深層心理から来る「もっと理解してほしい」という気持ちから、感情を率直に表現してしまうこともあります。無謀な喧嘩は望ましくありませんが、衝突を通じて魂同士の違いを理解する手段となることもあります。喧嘩は、お互いの理解を深めようとする前段階の出来事と言えるでしょう。
また、お互いが我慢して静かに過ごすことも、魂の成長には寄与しません。できるだけ大きな喧嘩に発展する前に、日常から言葉を通じたコミュニケーションを大切にしましょう。愛情があるからこそ、言葉にしなくても伝わるだろうという前提でなく、現実の肉体を持つ魂は、言語というコミュニケーションツールを有しています。発する言葉には波動があり、ポジティブな言霊を発することで円滑な関係を築いていくことができます。
喧嘩をしたのはインナーチャイルドが傷付いているから
「内なる子供」と呼ばれるインナーチャイルドは、過去の子供時代に自分らしく生きられなかった状態を指します。このインナーチャイルドが傷ついていると、大人になってからの思考や行動に影響を与えることがあります。
たとえば、子供時代に親に生活習慣を厳しく指摘され、その結果魂が傷ついた状態で大人になっている場合があります。このような状態では、目の前のパートナーの生活習慣が許せなくなり、喧嘩の原因になることもあります。自分が子供の頃に経験した親の厳しさと同じような口調でパートナーに言葉を発してしまうこともあるのです。
共同生活をする際には、ルール作りも重要です。しかし、お互いが既に大人であるため、上から押しつけるのではなく、冷静に話し合うことが必要です。インナーチャイルドが傷ついている状態をストレートにぶつけるだけでは解決にはなりません。お互いが自分を大切にし、尊重しあいながら、快適な生活を築いていくことが重要です。
喧嘩をしたのは憑依されていたから
特に相手が以前と変わったことをしているわけではないのに、そばに来るだけでイライラすることもあります。これまでとは異なった感情による喧嘩は、霊が憑依してしまっている可能性も考えられます。
霊による憑依には、亡くなった人の霊による憑依と、生きている人の霊の生霊の憑依の場合があります。
1. 亡くなった人の霊による憑依:
亡くなった人が２人のどちらかに憑依している原因の１つに、どこかに出かけた時に自分の波動が低い状態にあり、その時に霊に取り憑かれてしまったと考えられます。
2. 生霊の憑依:
生きている人の生霊が２人のどちらかに憑依している原因の１つに、以前付き合っていた人や交際を断った相手などによると考えられます。怒りの念や忘れられない強い念が、生霊となり取り憑いてしまいます。その念が２人に喧嘩を起こさせる原因になっている場合があります。
憑依されないような高い波動でいることが大切ですが、すでに憑依をされてしまっているのではと感じる場合には、専門家の元でお祓いなどを受ける必要もあります。
最後に
喧嘩もなく平穏な日々を送れることは、誰もが望むことです。しかし、残念ながら、お互いの魂の気質がピッタリ合った相手とめぐり会う確率はとても少ないのが現実です。スピリチュアル的には、パートナーとの喧嘩は、相手を傷つけるためではなく、より深く理解し合うために必要なことという考え方もあります。お互いの未熟な部分を成長させるために、プラスな指摘ができる関係であることが大切です。
