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鍋にカビが生えても使える?煮沸消毒や殺菌の手順を解説!

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食材を余らせてしまった際、翌日に温めて食べるつもりで鍋に入れたままにしておくと、つい忘れてしまったり、急用で外出してしまってそのままになってしまったりすることがありますよね。その結果、鍋にカビが生えてしまうこともあるのです。

また、しっかり洗って収納したつもりの鍋であっても、出してみると中にカビが…‼!! 特に味噌汁などは季節や室温によっては一晩で腐ってしまうこともあるので、注意が必要です。

こうしたカビが生えてしまった鍋に対して、「洗って使ってもいいのか?」、「捨てなければならないのか?」という疑問が生まれます。お鍋は種類によっては高価なものもあり、通常はすぐに買い替えることも難しいですよね。もし問題なく再利用できるなら、捨てる前に再利用したいと思いますよね。そこで、カビが生えてしまった鍋の取り扱いや処理法について調査してみましたので、ご紹介しますね。

鍋を放置してたらカビが生えちゃった!洗えば使える?

手際よくカビが発生してしまったお鍋について、念入りに洗ったものの使用に不安が残りますよね。しかし、結論から言うと、適切に洗えば問題はなく、普通にお鍋を使うことができます!

実際のところ、お鍋に発生したカビは、中の食材が腐って生じたものであり、お鍋自体が腐敗したわけではないのです。金属製の鍋であれば、鍋にカビや菌が侵入することはありませんので、しっかりと洗ってカビを取りきれば問題ありません。

ただし、カビがついた鍋を使用する際は、やはり心配ですよね。そこで、適切な方法で消毒してから使用することをお勧めします。以下で、その方法を紹介しますので、ぜひ参考にしてください!

金属製の鍋に関しては安心して使用できることが分かりましたが、次に気になるのが土鍋です。土鍋にカビが生えた場合、洗っても使用できるのでしょうか?

土鍋は使用するほどに味が染み込み、保温効果が得られるため、見えない多くの穴があり吸水性があります。中に水分が残っていてもカビが発生することがあります。土鍋の場合、表面的にはカビが落ちたように見えても、内部に染み込んでいる可能性があります。

しかし、適切に洗ってカビを取り除き、完全にカビ菌を死滅させれば土鍋も再利用可能です。ただし、死滅させてもカビの跡が残ることがあるため、気になる場合は新しいものに買い換えることも検討してみてください。

次に、金属製の鍋と土鍋における基本的なカビ処理方法について詳しくご紹介しますので、お楽しみに!

鍋 (金属製)のカビ処理の基本ポイントと手順

火とIHのどちらの鍋でも、カビ処理の基本と手順は変わりません!

お鍋に生えたカビでよく見られるのは、緑色や白色のカビですよね?これらのカビは50度以上の熱でほぼ死滅すると言われていますが、菌(カビも含む)のほとんどは100度で死滅します。ですから、カビを完全に死滅させるためには、煮沸消毒が効果的です。ただし、ただ煮沸消毒するだけでなく、しっかりとカビを取り除き、徹底的に洗い流したいものですね。

基本のポイントは

・洗剤
・煮沸消毒
・乾燥

です。

鍋は処分するのが手間で、高価なものならなおさら再利用できるようにしたいですよね!次に、手順をご紹介します。

【金属製鍋のカビ処理手順】

1. 鍋の中身を捨て、鍋についたカビも取り除きます。洗う前に、腐ってしまった食材をキッチンペーパーや新聞紙で取り除きましょう。

鍋の中身は燃えるゴミとして捨てられます。ビニール袋に水分を吸収するキッチンペーパーや新聞紙を入れて密封し、燃えるゴミとして処分します。

カビや汚れを拭き取ったキッチンペーパーや新聞紙もビニール袋に密封して処分します。これによりカビ菌の浮遊を防ぎます。

2. スポンジと食器用洗剤で鍋を洗浄します。念のため、スポンジは塩素系漂白剤(ハイター)に浸け置きして消毒します。

3. 鍋にたっぷりの水を入れ、沸騰させます。

4. 沸騰したら、弱火で30分煮立たせます。これにより、カビは完全に死滅します。

5. お湯を捨て、完全に自然乾燥させます。洗浄と消毒が完了した鍋を十分に乾燥させてから収納しましょう。

お湯を捨てた後も、しっかりと自然乾燥させます。布巾やキッチンペーパーで拭くだけでは水分が残る可能性があるためです。

以上で金属の鍋のカビ処理は完了ですが、鍋の素材によっては傷つきやすいものもあります。鍋に傷がある場合、「傷にカビが入り込んでいないか?」と心配になりますが、お湯を沸かし続けた鍋は鍋自体の温度も100度近くまで上昇しているため、カビは死滅しているでしょう。気になる場合は、洗浄時に毛の細いブラシ(歯ブラシなど)を使用して洗うと良いでしょう。

次に、土鍋の場合の処理方法をご紹介します。

土鍋のカビ処理の基本ポイントと手順

火とIHのどちらの鍋の場合も、カビ処理の基本と手順は変わりません!

土鍋に生えてしまったカビについて、土鍋の構造上隙間があるため、その隙間にカビが入り込んでいる可能性があります。そのため、より徹底的な消毒が必要です。基本的なポイントは、お酢、レモン汁、クエン酸のいずれかを使用して殺菌することです。これらの成分には消臭・殺菌作用があり、カビを死滅させるのに効果的です。

土鍋のカビ処理手順は以下の通りです。

【土鍋のカビ処理手順】

1. 土鍋の内側だけをやさしく洗い流し、隙間に洗剤が染み込むことを避けます。洗浄時には通常洗剤は使用しないようにしましょう。

カビが生えてしまっている場合、強く擦ると隙間にカビを押し込んでしまう可能性があるため、やさしくスポンジで擦って取り除くようにします。キッチンペーパーや新聞紙は使用しない方が良いです。

腐った食材だけを取り除く際に、金属製のタワシなどは使用しないようにしましょう。

2. 土鍋の8分目くらいまで水を張り、お酢・レモン汁・クエン酸のいずれかを大さじ3ほど加え、弱火で沸騰させます。

3. 沸騰したら、弱火のまま15分煮立たせます。

4. 火傷に注意しながらお湯を捨て、土鍋が完全に冷めるまで置いておきます。

冷水で洗い流すと土鍋が割れる可能性があるため、注意が必要です。

5. 冷めたら、やさしく洗い流します。

6. 数日かけてしっかりと乾燥させ、表面的に乾いているように見えても内部に水分が残っている可能性があるため、2日ほど天日干しすると良いでしょう。

熱とお酢等の殺菌効果により、カビは死滅しています。

土鍋の場合、カビ跡が残ることがありますが、見た目が気になる場合は新しいものに買い換えることを検討するか、使用には問題がないのであればそのままご利用いただくことも可能です。

鍋のカビに漂白剤で殺菌することは可能?金属鍋にお酢は使える?

“心配だな…”、“漂白剤で徹底的に殺菌したい”という方もいるでしょう。

確かにカビに対して漂白剤を使用したくなりますね!

消毒の観点からは有効かもしれませんが、金属製の通常の鍋や土鍋は、キッチンハイターや塩素系漂白剤などのアルカリ性の成分をおすすめできません。IH対応の鍋でも同様です。

・金属製通常鍋の場合…

塩素系漂白剤は鉄やステンレスをサビさせる可能性がある

・土鍋の場合…

見えない無数の穴があるため、漂白剤の成分が染み込んで残留する可能性があり、食材を煮込む際に成分が染み出ることがあります

漂白剤でしっかり殺菌したい場合は、塩素系ではなく、酸素系漂白剤を使用することをお勧めします。金属製の鍋や土鍋、IH対応の鍋にも利用できます。

金属製の鍋をお酢で殺菌できる?

それでは、土鍋の殺菌に使えるお酢を使用して金属製の鍋を殺菌できるのでしょうか?

お酢は、鍋の材質によっては酸と反応して鍋を傷つける可能性があります。

・お酢 × なもの…アルミ、鉄

・お酢 ○ なもの…ホーロー、ステンレス、土鍋、テフロン加工されているもの

材質が不明確な場合は、お酢の使用は避けたほうが良いでしょう。

鍋のカビが取れない場合は?

鍋に残ったカビ跡が取れない場合、見た目が気になりますし、食材を調理する際に心配になります。特に土鍋はカビ跡が残りやすく、一度付いてしまうと取り除くことが難しいことがあります。

しかし、前述した通り、カビ処理された鍋のカビ菌は熱で死滅していますので、使用には問題ありません。ただし、気になる場合は新しいものに買い換えることを検討しましょう。食材を安心して調理するためにも、新しい鍋の方が良いでしょう。

見ていただいた通り、カビの処理は手間がかかりますので、カビが発生しないように事前に対策することが大切です。次に、対策について説明します。

カビが生えやすい鍋の種類や条件を知って事前に対策しよう!

鍋は、中に食材や水分が残ったまま放置すると、カビが生えてしまいます。ただし、金属や陶器である鍋自体がカビるわけではなく、中の食材や水分が原因です。鍋のカビは、鍋の材質には関係ありません。

ただし、鉄製の鍋や一般的にサビにくいとされるステンレスの鍋などは、鍋自体がサビる可能性があります。従って、鍋の中に食材や水分が残らないようにしっかり乾燥させることが重要です。

鍋を収納する際は、中に残った食材や水分を確認し、しっかりと拭き取ってから収納するように心掛けましょう。また、収納した鍋を久しぶりに使用する際は、見た目にはカビていなくても、念のためお湯を沸かして煮沸消毒してから使用すると、より安全です。これによって鍋内の細菌やカビの繁殖を防ぐことができます。

鍋にカビが生えても使える?きれいに処理して殺菌する具体的な手順を解説:まとめ

カビが生えた鍋は、食材を調理する器具として使用する際に不安が生じますが、適切に洗浄すれば再利用できます。使用する際には、しっかりと殺菌処理を行うことが望ましいです。

ほとんどの菌やカビは、100度以上の温度で死滅します。従って、鍋に水を入れて沸騰させ、煮沸消毒することでカビを殺菌できます。さらに、心配な方は塩素系ではなく、酸素系漂白剤を使用することで追加の殺菌が可能です。

また、鍋を使用後は水分を残さず、十分に乾燥させないと再びカビが生える可能性があります。外部が見た目で乾いていても、内部も含めて徹底的に乾燥させ、その後収納することが重要です。

愛用の高価な鍋やお気に入りの鍋を長く使い続けるためには、適切な手入れが欠かせません。

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