衣類の乾燥に布団乾燥機を活用するアイデアにびっくりされた方もいるでしょう。
実は、布団乾燥機を使用すると服を非常に効率的に乾かすことが可能です。ただし、正しい手順を踏まないと、十分に服を乾かすことが難しいかもしれません。
この記事では、布団乾燥機を使って服を乾かす際の効果的な手法を紹介しています。
服を布団乾燥機で乾かす場合、ポイントは「衣類乾燥カバー」と呼ばれる袋を購入して使用することです。もし衣類乾燥カバーが手に入らない場合、代替方法も本記事で紹介しています。
目次
布団乾燥機は服や洗濯物も乾かせる
布団乾燥機は、温風を駆使して布団を温め、同時にダニ対策ができる家電の一種です。
特に梅雨や花粉の季節など、布団を外に干すことが難しい時期に大いに役立ちます。
昔ながらの布団乾燥機は、掛け布団と敷布団の間に温風を送り込む専用マットを使用する方式が主流でした。
しかし、最近では温風を専用のマットを経由せずに、吹き出し口やホースで直接布団に送り込むタイプが増えています。
一部のモデルでは、送り出す温風の時間や温度を調整できる機能があり、布団の乾燥以外にも靴やブーツ、衣類の乾燥に特化したコースが付属しているものもあります。これにより、乾燥のバリエーションが豊富になりました。
梅雨時期や濡れた靴の乾燥には、以前は除湿器を使用することが一般的でしたが、今では布団乾燥機を使って洗濯物を効果的に乾かすことが可能です。
布団乾燥機は1台あれば、部屋干ししても一晩で完全に乾かなかった洗濯物や、雨や雪でびしょ濡れになった靴を素早く乾かすことができ、非常に便利です。
布団乾燥機で衣類乾燥する方法
一部の布団乾燥機には、衣類や靴を乾燥させる特別なコース機能が備わっています。
この機能を利用するには、衣類乾燥カバーを使用します。靴やブーツの場合、機種によりますが、専用のアクセサリー（ホースなど）をセットすることで、効率的に乾燥させることができます。
一般的な流通量が多いホース式の布団乾燥機を使用して、洗濯物を乾かす一般的な方法を紹介します。
布団乾燥機の温風を洗濯物に向ける:
洗濯物を干した後、その下に布団乾燥機を設置します。
布団乾燥機のホース（または吹き出し口）を、干した洗濯物に向けて固定し、本体の衣類コースを選択して乾かします。
布団乾燥機の付属品で靴やブーツを乾かす:
シングルタイプのホースが付いた布団乾燥機には、靴やブーツを乾燥させるための専用の付属品があります。
二股の専用付属品に靴やブーツの入り口をセットし、本体の靴コースを選択して乾燥させます。
機種専用の衣類乾燥カバーを使って乾かす:
機種によっては、専用の衣類乾燥カバーが別売りされています。
通常、布団乾燥機の購入時には衣類乾燥カバーは付属していないため、別途購入が必要です。
衣類乾燥カバーはスーツや上着を乾かすのに便利で、上から吊るす洗濯物干しにも使えます。
着脱が簡単なものが多く、ハンガーにかかった衣類にかぶせて、ホースを取り付けて本体の衣類コースを選択して乾燥させます。
布団乾燥機のホースと衣類乾燥カバーを組み合わせることで、湿ったスーツや梅雨時の洗濯物を効率的に乾かすことができます。
衣類乾燥カバーがない時の袋の代用品
衣類乾燥カバーや衣類乾燥袋が手元にない場合、以下は代用品として利用できるアイデアです。
使わなくなった布団カバー:
ポリエステル100％の布団カバーは、洗濯物干し台のサイズに合わせて利用できます。
もしサイズが合わない場合は、布団カバーを洗濯物干し台にかけ、乾燥中に温風の当たりやすい位置に移動させる工夫で効果的に洗濯物を乾かせます。
ファンシーケース:
洗濯物台を包むサイズのファンシーケースを代用品として使用できます。
使用時には、ファンシーケースの上部に温風を逃がす穴を開け、衣類乾燥の効果を発揮させます。
サイズが合わない場合も、布団カバーと同じように工夫して洗濯物を乾かすことが可能です。
100均のポンチョとガムテープ:
100均で入手できるポンチョは、洗濯物干し台を包むサイズに適しています。
ポンチョの下部を締めて温風の逃げを防ぐため、ガムテープで固定します。
ただし、ポンチョの素材によっては高温で溶ける可能性があるため、温度調節可能な機種で試運転してから利用することがおすすめです。
厚手のゴミ袋とガムテープ:
45～90リットルの厚手のゴミ袋も代用品として利用できます。
ゴミ袋の底面に温風の通り道となる穴を開け、洗濯物干しの上にかぶせます。
ゴミ袋の下を締めてホースを差し込み、ガムテープで固定します。
ゴミ袋も一度の使用を前提とし、温度調節可能な機種で試運転してから利用することが安全です。
これらの代用品は、手元に衣類乾燥カバーや袋がない際に、自宅のアイテムを工夫して洗濯物を乾かす手段として役立ちます。
衣類乾燥カバーは自作できる？
裁縫やDIYが得意な方におすすめしたいのが、衣類乾燥カバーや衣類乾燥袋を自作することです。
自作することで、梅雨時期にぴったりの衣類乾燥カバーを作成し、洗濯物を素早く乾かすことができます。
また、花粉が舞う季節用の特別な衣類乾燥カバーを作成すれば、外干しの洗濯物を花粉から保護することが可能です。
自然が豊かな地域では、衣類乾燥カバーでカメムシや他の虫の侵入を防ぐこともできます。
手作りする最大のメリットは、自宅の洗濯物干し台や吊るすタイプの洗濯物干しにぴったりのサイズの衣類乾燥カバーを手に入れられることです。
また、外干しや部屋干しに適した素材で自分好みの衣類乾燥カバーを作成できるため、使い勝手も向上します。
【衣類乾燥カバーの作り方】
1. ご自宅の洗濯物干し台や上から吊るすタイプの洗濯物干しのサイズを巻き尺で測ります。
2. 寸法に合わせた長さのポリエステル100％の布（梅雨時や部屋干しに最適）と不織布（花粉や外干しに最適）を購入します。
3. 購入した布を寸法通りに裁断し、縦の寸法に合わせた長さのチャックも購入します。
4. 裁断した布をミシン（または手縫い）で縫い、チャックを取り付けたら完成です。
これにより、自分のニーズに合った理想的な衣類乾燥カバーを手作りできます。
布団乾燥機の袋だけを買える場所
衣類乾燥カバーを布団乾燥機に合わせて購入したい場合や、布団乾燥機の袋だけを買い替える際に、手に入れやすい場所としては、以下の方法があります。
大手通販サイトで検索:
大手通販サイトで「布団乾燥機用 衣類乾燥カバー」などのキーワードで検索すると、豊富な種類が手に入りやすいです。商品の口コミや評価も確認できます。
ホームセンター:
地元のホームセンターに足を運ぶと、家庭用品や家電のコーナーで布団乾燥機用の衣類乾燥カバーが見つかる可能性があります。店舗で直接商品を見て選ぶことができます。
100均:
100円ショップにも布団乾燥機用の袋やカバーが置かれていることがあります。手頃な価格で入手でき、簡単なものから耐久性のある商品まで揃っています。
大手家電量販店:
家電量販店や大手家電ショップも、布団乾燥機のアクセサリーコーナーで専用の袋やカバーを取り扱っています。専門店で専用の商品を見つけやすいです。
これらの方法を組み合わせて、自分のニーズに合った衣類乾燥カバーを手に入れることができます。
布団乾燥機で服を乾かす袋のまとめ
布団乾燥機は温風を利用して布団を暖め、ダニ対策ができる優れた家電です。近年の機種には、布団乾燥機能に加えて「衣類乾燥」や「靴乾燥」機能を搭載したものが多くあります。これらの機能を活用することで、洗濯物や靴を簡単に乾かすことができます。
具体的な使い方としては、洗濯物の下に布団乾燥機をセットして温風を送り込むか、専用の付属品を使用して靴を乾燥させることができます。特に湿気が多い梅雨の時期や花粉が飛び交う季節には、衣類乾燥カバーや衣類乾燥袋を使って布団乾燥機を利用することで、サッと洗濯物が乾燥します。
衣類乾燥カバーや袋が手元にない場合は、使わなくなった布団カバーやファンシーケース、100均のポンチョや厚手のゴミ袋を代用品として利用することができます。また、裁縫やDIYが得意な方は、自作もおすすめです。洗濯物干し台のサイズに合った衣類乾燥カバーを手作りすることで、使い勝手も向上します。
大手通販サイトやホームセンター、100均、大手家電量販店などで、布団乾燥機に合った衣類乾燥カバーや袋を手に入れることができます。手作りが難しい方も、これらの場所で探してみると手軽に入手できます。自分に合ったアイテムを手に入れて、快適な生活をお楽しみください。
