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干し柿のカビで食中毒?見分け方や食べた時はどうすればいいか解説!

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「乾燥した柿」は美肌効果があると言われ、健康にも良い食材です。

しかし、気を付けないと、カビが発生してしまう可能性があります。一般的に、乾燥した柿の表面に付いている白い粉は、カビと誤解されやすいですが、実際には「柿霜(しそう)」と呼ばれる果糖です。これは砂糖よりも何倍も甘い甘味料です。

さらに、乾燥した柿の表面や果肉に黒い斑点が見られることがありますが、これは心配いりません。柿を割ってみて中まで黒い斑点がある場合でも、それはタンニンであり、カビではありません。

一方で、カビは黒い部分が表面だけであり、異臭がします。また、表面に緑や青い色のものが見られる場合は、それがカビである可能性があります。カビ臭い匂いがする場合は、即座にカビが付いている可能性がありますので、注意が必要です。

いずれの場合も、カビが見つかったら食べないで捨てましょう。さらに、カビの予防法や発生原因についても詳しくご紹介します。

干し柿のカビで食中毒になる!? 疑わしい時は食べるのをやめる

干し柿の特徴の一つは、乾燥させることで柿の表面に糖分が固まり、カビが生えても増殖しにくくなることです。

ただし、注意が必要なのは、つるして干している際に柿同士がくっつくと、青カビが生える可能性があります。干し柿に付いた青カビは一般的にカビ毒を生成しないため、ほとんどが食中毒の原因にはなりません。

同様に、黒カビも一般的にカビ毒を生成しないとされています。しかし、黒カビの胞子が原因で喘息のアレルギー症状が現れたり、傷口から肺に入ると命に関わる危険な状態になる可能性があるため、注意が必要です。

したがって、疑わしい場合は絶対に食べないようにしましょう。安全を最優先にすることが重要です。

干し柿のカビ予防に酢が使える!自分で作るときのカビ予防の裏技

酢の優れた効果は、何と言ってもその強力な殺菌力ですね。

ウヅラ酢の「濃縮 5 倍酢」を柿に霧吹きで吹くと、虫も寄ってこないだけでなく、カビ予防にもなります。お酢のパワーは本当にすごいですね!

次に、カビ予防の裏技をご紹介します。柿の皮をむいて鍋にお湯を沸騰させ、5~10秒ずつ丁寧に湯につけてください。このとき、お湯は沸騰してブクブク状態にすることが大切です!

これによって、熱湯消毒ができ、柿がきれいなオレンジ色に変わりますよ。この方法は簡単で効果的なので、ぜひ試してみてくださいね。

柿のカビはヘタの近くから生える?生の柿にカビが生える原因とは

地球温暖化の影響で、収穫時期の秋でも最近では気温が上昇し、朝晩の寒暖の差も少なくなっています。

このため、現在、生の柿におけるカビの発生が深刻な問題となっています。カビが発生する条件は温度が15℃から25℃、湿度が80%以上であり、さらに柿にとっての栄養源である糖分も重要です。

カビは風によって運ばれてやってきます。果実の表面に付着したカビの菌は、わずかな傷口からも侵入します。特に、ヘタスキ(ヘタと果実との間に隙間ができている)の柿では、そこからもカビが侵入しやすくなります。

地球温暖化の進行により、これらの条件が揃いやすくなっていることが、柿の生カビの増加に繋がっている可能性があります。柿の栽培者や消費者は、これらの要因に十分な注意を払い、適切な対策を講じる必要があります。

まとめ

干し柿にカビが生えてしまわないよう、どうか気を付けてくださいね。

柿は古くから栽培されており、縄文時代には既に存在していたとされています。平安時代には、法令集「延喜式(えんぎしき)」において、干し柿に関する言葉が初めて書かれています。当時は、平安時代の祭礼用の菓子として使用されていたそうです。

この時代の柿は渋柿であったため、干し柿にして食べられたのでしょう。また、安土桃山時代の茶人である千利休(せんのりきゅう)も、お茶の席で干し柿を出されていました。これらの歴史的な事実は、干し柿が日本の食文化において重要な役割を果たしてきたことを感じさせますね。

伝統的な干し柿は、これからも大切にいただきたい食べ物の一つです。その美味しさと歴史を通じて、食卓に受け継いでいくことが素晴らしいですね。

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