我が家には急に巨大なゴキブリが現れ、騒動になった経験がある方もいらっしゃるかもしれません。
キッチンや生ゴミの処理に気を使い、清潔な環境を維持しているつもりでも、どこからともなく大きなゴキブリが出現することがありますね。
防御策をしっかりとっているつもりでも、いきなり大きなクロゴキブリが一匹姿を現し、パニックになることもあるでしょう。
では、なぜ小さなゴキブリではなく大きなゴキブリが現れるのか、その理由をご存知でしょうか？
実は、小さなゴキブリではなく成体サイズの大きなゴキブリと遭遇することには一定の理由が存在します。
今回は、なぜか急に一匹だけ出てくる大きなゴキブリについて解説していきます。
大きなゴキブリは外から迷い込んできた可能性が高い
外見が黒くて大きなゴキブリはおそらくクロゴキブリとして知られています。
クロゴキブリの写真は不快だと感じる方もいるかもしれませんので、ここでは載せませんが、大きくて黒光りしたゴキブリが現れたら、それがクロゴキブリである可能性が高いと考えてもらっても構いません。
このクロゴキブリは、意外なことに家の中で生まれたものではなく、外部から侵入してきた可能性が高いです。
多くの人がゴキブリは家の中で繁殖し、リビングやキッチンに姿を現すものだと思いがちですが、実際には外部から侵入してくるゴキブリも少なくありません。また、少し小さめで茶色いゴキブリも注意が必要です。これはチャバネゴキブリと呼ばれ、子供には見えないこともあります。
やってくるゴキブリがクロゴキブリだけでないことを覚えておくことも重要です。茶色くて少し小さいチャバネゴキブリも侵入の可能性があります。チャバネゴキブリは飲食店の厨房などによく出没しますが、繁殖力が非常に高いため、厄介な存在です。
少し小さめのチャバネゴキブリも大きなクロゴキブリと同じく、ゴキジェットなどで駆除できますが、数が多く、繁殖力が高いため、一般的な駆除方法では対処が難しいことがあります。このような場合は、害虫駆除の専門業者を呼ぶことをお勧めします。
一般の家庭では、一度の業者の依頼でほぼ完全に駆除されることがあります。チャバネゴキブリは繁殖力が高いため、早めの対策が重要です。
発見したらすぐに駆除しないといけない理由
外部から迷い込んできたゴキブリは、少なくとも家の中で繁殖して出てきたものではないと考えられます。
このため、外から侵入してきたゴキブリを発見したら、すぐに駆除することで家の中にゴキブリが大量発生するリスクを回避できます。ただし、これはゴキブリを見つけたら即座に対処できた場合の話です。駆除ができない場合は、大きな問題となり得ます。
特に深刻なのは、ゴキブリが卵を産みつける可能性です。もし家の中に侵入したゴキブリが卵を産んでしまうと、その卵から数十匹もの新しいゴキブリが生まれてくる可能性があり、これは非常に深刻な事態となります。
大きなゴキブリではなく、未成熟なゴキブリを見かけた場合は、それが外部から侵入したものではなく、家の中で繁殖したゴキブリの可能性が高いです。この場合は、ゴキブリホイホイやブラックキャップなどの駆除アイテムを使用したり、バルサンを炊くなどの対策が必要です。
また、卵を産むのはゴキブリのメスだけであり、オスだけでは繁殖できません。一部のゴキブリはメスだけで繁殖可能な生物ですが、クロゴキブリやチャバネゴキブリなど、家の中に侵入しやすい種類は単為生殖能力を持っていません。そのため、オスとメスのセットが侵入するか、卵を持ったメスが侵入しない限り、家の中で繁殖することはありません。
大きなゴキブリ1匹ならまだセーフライン
ゴキブリを一匹見かけた場合、通常は50匹や100匹もいると言われますが、これは大抵が小型のゴキブリ、特に子供のゴキブリが巣食っている場合の話です。しかし、もし見かけたのが大きなクロゴキブリであれば、その可能性は高くないと言えます。そのため、一匹だけ発見された場合はまずセーフだと考えても良いでしょう。
ゴキブリの数が急に増えるのは、通常、巣から抜け出た子供たちが活動し始めるときです。ただし、子供のゴキブリが家の中に侵入している場合は注意が必要です。この場合は、しっかりと対策を講じる必要があります。ゴキブリホイホイや忌避剤、清掃などを活用して、早めに対処しましょう。
ゴキブリの侵入を防ぐには？
ゴキブリは突如として家の中で発生するのではなく、通気扇や玄関のドアの隙間など、外部から侵入してきたものが繁殖していくものです。
そのため、ゴキブリが家の中に侵入する可能性を減らすためには、対策を施すことが重要です。侵入を防ぐことで、駆除の必要性が低減し、ゴキブリが家に住み着いて卵を産むことも減少します。
外部からの侵入を防ぐことは、ゴキブリによる悩みを軽減する効果があります。侵入されることは避けられないかもしれませんが、一度侵入されてしまうと片付けが難しく、卵を産み落とされた場合、その年中ゴキブリに悩まされる可能性が高まります。
そういった方におすすめなのは、「まちぶせくん PROスプレー」や「ゴキブリ ワンプッシュ PLUS」などのトラップ型の殺虫剤の使用です。これらのスプレーを玄関のドアの隙間や窓のサッシの隙間、換気扇などに振りかけておくと、ゴキブリが侵入を避けるようになり、侵入しても毒によって弱体化していきます。発見した時点で既に衰弱しているか、瀕死の状態にある可能性が高まります。
一方で、キンチョールやゴキジェットなどはゴキブリを見つけて狙い撃ちするタイプであり、侵入された後に使用できるデメリットがあります。ブラックキャップやゴキブリホイホイも同様に侵入された前提の対策です。これらの方法は見つけたゴキブリを駆除できても、そのゴキブリがすでに侵入しており、数日前から卵を産み落としていた可能性があるため、定期的にゴキブリと遭遇する可能性があります。
したがって、侵入を未然に防ぐためには、「まちぶせくん PROスプレー」などのトラップ型のゴキブリ駆除スプレーを使用して、ゴキブリの侵入を防ぐ対策を施すことが効果的です。
