ほうれん草を炒めて利用しようと考えたとき、「炒める際に下ゆでや灰汁抜きは必要なのか？」という疑問が湧いたことはありませんか？
普段お浸しに使用する際は下ゆでをすることが一般的ですが、炒め物に使う場合、下ゆでをすると何となくベチャっとして美味しくなさそうな気がします･･･。
今回はほうれん草を炒める際の灰汁抜きや下ゆでについてご紹介しますので、ぜひご参考にしてくださいね。
ほうれん草を茹でる理由
ネットでほうれん草を炒める際の灰汁抜きについて調べてみると、そのまま使うか、下ゆでするかなど、さまざまな意見が存在して迷いますよね。
結論から言いますと、ほうれん草を炒める場合、必ずしも灰汁抜きをする必要はありません。
通常、ほうれん草を下ゆでする理由は次の通りです。
ほうれん草に含まれるシュウ酸が尿管結石の原因となる可能性がある。
下ゆでによりエグミがなくなり、キシキシした食感がなくなる。
しかし、尿管結石の危険性は毎日大量にほうれん草を摂取しない限りは心配ないでしょう。現在治療中や結石になりやすい方は、医師に確認することが安心です＾＾
また、味に関しても、エグミや苦み、食感に不快感を感じない場合は、特に灰汁抜きは不要かもしれません。特に、味の濃いものと組み合わせる際には気になりません。
ただし、ほうれん草を炒める場合、ベーコン炒めやハム、卵との組み合わせが一般的です。ソテーの場合、ほうれん草がメインとなることもありますね (´ε｀；)ｳｰﾝ…
ほうれん草のシャキッとした歯ごたえが好きな方は、下ゆでせずに生のまま使用すると良いでしょう。逆に、しっとりとしたほうれん草が好みの場合や、子供が苦みやエグミを好まない場合は、下ゆでしたものを使うと良いでしょう。
卵などと一緒に炒める際は、しっとりとしたほうれん草が美味しいので、メニューに合わせてお好みを選んでくださいね＾＾
ほうれん草のえぐみ取りは？炒める場合はどうする？
しんなりした食感が嫌だけどエグミや苦みは取りたいという方もいますよね。下ゆでしたほうれん草を使うと、どうしてもベチャっとした感じが気になります。
「とっても簡単に、下ゆでせずに灰汁が抜ける方法がありますよ。その方法は『水につける』だけ！」
実はほうれん草に含まれるシュウ酸は水溶性なので、お湯や水に溶け出しやすい性質があります。下ゆでをした方が溶け出しやすいですが、水につけるだけでも十分灰汁は抜けますよ。
ほうれん草の灰汁抜きの方法
以下の手順がとっても簡単です。
手順① ほうれん草についた土や泥をきれいに洗い落とす
手順② 根元を切り落とす
手順③ そのまま水を張ったボウルに２～３分程度つけておく
手順④ 水気を切ってお好きな大きさに切って調理に使う
注意点やコツとしては、「水や泥は、根元の茎と茎の間もきれいにする」「水につけるときは、ほうれん草全体が水につかるようにする」これだけです。簡単ですよね。
水につける時に大きなボウルがなければ、ほうれん草をざく切りにして切ってからでも水につけても大丈夫ですよ。
これで、シャキっとしたまま炒め物に使えてエグミも気にならないので、炒め物に使う時は水につけて灰汁抜きしてから使うのがオススメです＾＾
ほうれん草を炒める時【我が家の場合】
我が家では炒めものの時は下ゆでしません。私が炒めものに下ゆでしたほうれん草を使いたくないのは、面倒だから、です。
私が炒め物を作る時は料理が面倒でパパッと作りたい時。この時に下ゆでしてそれから・・・というのがどうにも面倒でした。
「でも子供に食べさせるのに味も健康面も気になる」 (´ε｀；)ｳｰﾝ…
という時には、我が家では上でご紹介したのと同じく、水を張ったボウルにほうれん草をつける方法で灰汁抜きしています。
私は味や食感で気になったことはないですし、息子もぱくぱく食べてるので、子供でもエグミは感じないレベルには抜けてると思います＾＾
まとめ
いかがでしたでしょうか？
炒め物の際、灰汁抜きをせずそのままほうれん草を使っていたという方も多いかと思います。
下ゆでをせずに水につけるだけで簡単に灰汁を抜くことができますし、食感や味も変わりますので、ぜひ一度お試しくださいね。
