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プレゼンが苦手な人でも克服することは可能なの?

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プレゼンテーション…

忌み嫌いますよね。

この言葉だけで、嫌な気分になります。

私も以前はそうでした。

研修医時代から、数多くの学会発表をこなしてきました。

ステージに上がる瞬間、会場の視線が私に注がれます…

上手に話さなくてはいけない、覚えた通りに話さなくてはいけない

そんなことを考えると、ますます緊張してしまいます。

多くの人はプレゼンは経験の積み重ねだと言います。

大切なのは実践経験です。

でも、これって本当でしょうか?

事実として、経験でうまくいく人といかない人がいます。

経験を積めば慣れてくる人もいれば

何度実践しても「死ぬほど苦手」な人もいます。

さて、ここで質問です。

あなたの年齢は?

もし20代なら、まだ慣れで克服できる可能性があります。

まだまだ経験が足りないと言えます。

あなたは30代?40代?それとも50代?

はっきり言います。

努力と根性だけでは、プレゼンの苦手意識を払しょくするのは難しいです。

私がおすすめするアプローチが効果的な理由をご説明しましょう。

そのためには、「プレゼンが苦手な人の心理」を理解する必要があります。

その上で、克服の方法を同時に紹介しましょう。

プレゼンが苦手な人の心理とは?

ズバリ言いますと、「私は緊張しやすい人だ」という信念が、あなたが緊張させている主な要因です。

「当たり前のことを言っている」と感じる方もいるでしょう。しかし、このセルフイメージこそが、あなたの緊張を引き起こしている本当の原因なのです。

緊張しやすい人は、プレゼンの前に「緊張したくない」「失敗したくない」と考えることが一般的です。当たり前の感情かもしれませんが、心理学的には、「緊張したくない」と考えると、最初に緊張している自分を想像し、その姿を否定するイメージを作ります。同様に、「失敗したくない」と考えると、失敗している自分を想像し、その姿を打ち消そうとします。これは心理学的に「逆引き寄せ効果」と呼ばれています。

物事を否定的な形で想像すると、逆にそのイメージを引き寄せてしまうというメカニズムです。何度も「緊張したくない」と思ってきた人は、深層心理に「緊張している自分」のイメージが強く定着しています。深層心理にあるイメージは非常に強力で、人の行動の90%以上は無意識に支配されています。

この考え方は氷山の一部として表現され、ビジネスの世界や成功哲学、自己啓発でも広く知られています。実際、日常生活におけるほとんどの行動パターンは深層心理に影響を受けています。あなたが「緊張しやすい人だ」という自己イメージを深層心理で抱いている限り、人前で緊張し、上手く話せない状態が続くでしょう。

要するに、プレゼンをうまく乗り切れるイメージを描けるようになれば、改善が見込まれます。

緊張しやすい人が改善するべきイメージは?

具体的な対応策として、まずはプレゼン前に「緊張したくない」という考え方を捨てましょう。代わりに、自分が上手に楽しそうに話しているイメージを意識的に作りましょう。

この肯定的なイメージを作り、その目標に向かって歩むことをアファメーションと呼びます。アファメーションを設定する際のルールはいくつかあります。まず、必ず肯定的な言葉を使用すること。そして、現在形でイメージを描くことです。

例えば、プレゼンで緊張したくない場合、

プレゼンを終えて聴衆から拍手をされているイメージ
先輩や上司に褒められているイメージ
聴衆があなたのプレゼンを興味深く聴いてくれているイメージ
などが役立ちます。これらの肯定的なイメージを繰り返し頭に浮かべ、深層心理に定着させましょう。

この方法は、否定的なイメージを逆転させる効果があり、プレゼンにおいて自信を持ち、緊張を和らげる手助けとなります。練習を通じてこれらのアファメーションを組み込むことで、ポジティブな心理的な変化が期待できます。

肯定的なゴールをイメージするためには

確かに、肯定的なゴールをイメージすることは難しいことかもしれません。その難しさは、自分が「できる」と信じていないという信念に起因していることがあります。

特に、緊張しやすい人に対して、「プレゼンで成功をおさめているイメージをして」と頼んでも、なかなか難しいことです。この難しさには、幼少期のしつけが一因していると考えています。日本人は真面目な性格が多く、幼少期から「○○はいけない」「××のようになってはいけない」といった否定的な言葉でしつけられることが多いかもしれません。

幼少からのしつけにより、あなたの思考は「○○はいけない」といったネガティブな方向に流れやすくなっているかもしれません。そのため、まずはポジティブに物事を思考する癖を身につける必要があります。ポジティブに物事を思考する癖がつけば、アファメーションも簡単になります。

では、物事をポジティブに捉えるとはどういうことでしょうか?ここで、緊張しない人の特徴から学んでみましょう。

人前で緊張しない人の特徴

緊張しない人は、肯定的なゴールのイメージを自然と持っています。彼らはプレゼンを始める際に、「なんとかなる」「私ならできる」といった深層心理のレベルで信じています。もちろん、深層心理で信じるだけでなく、実際にプレゼンの練習も欠かしません。

彼らは仕事に取り組む際に最初から失敗のイメージを持っていません。結局、緊張しない人の深層心理を観察すると、成功することや何とかなることを半ば当たり前だと信じているのです。

一方で、緊張しやすい人の深層心理はどうなっているでしょうか?残念ながら、彼らは深層心理から「自分が緊張しやすい人間である」と認めています。このような自己認識が深層心理に根付いているため、変化が難しいのです。

深層心理を変えるには時間がかかります。そして、アファメーションを繰り返し唱える必要があります。アファメーションの例として、「エミールクーエの法則」が挙げられます。これらの手法は、20代の方であれば試す価値があります。なぜなら、自己イメージを変えることが勝敗の鍵だからです。

しかし、歳を取るほど自己修復が難しくなります。歳を取っても極度に緊張することが改善しない場合、医学的には「社会不安障害」や一般的には「あがり症」と呼ばれることがあります。これは努力や根性だけでは克服が難しい領域です。したがって、専門家のヘルプが必要です。

ただし、専門家でも1日や2日で治すことはできません。最低でも1日15分、3ヵ月はかかると考えてください。

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