キムチ鍋に使用する豆腐を選ぶ際、迷ったら木綿豆腐がおすすめです。なぜなら、木綿豆腐は煮崩れしにくく、味もしっかり染み込む特長があります。
対照的に、絹豆腐はツルっとした口当たりが楽しい一方で、味がなかなか染み込まず崩れやすい傾向があります。
そして、キムチ鍋における肉の種類としては、豚バラ肉が理想的です。豚バラ肉は脂が豊富で、キムチとの相性が抜群です。
さらに、肉を煮たり焼いたりする際や、薄切りと厚切りで味が異なるため、その日の気分に合わせて選ぶのも楽しいポイントです。
この記事では、キムチ鍋における豆腐の選び方(絹と木綿のどちらか)や、最適な肉の選択肢について総括しています。ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
キムチ鍋の豆腐はどっち?(絹・木綿)
鍋の具材として欠かせないのが、「豆腐」ですね。
ただし、絹ごし豆腐と木綿豆腐の2種類があり、どちらを選ぶべきか迷ったことはありませんか?
鍋の種類によりますが、キムチ鍋においては「木綿豆腐」がおすすめです!その理由を解説します。
キムチ鍋には木綿豆腐が向いているのは、木綿豆腐が作り方の工程で水分を抜いてから固められているため、味がしっかり染みやすく、かつ煮崩れしにくい特徴があります。
キムチ鍋は濃い味付けが特徴的なので、味がしっかり染みこんだ豆腐が美味しく感じられます。
また、煮込んでも煮崩れしにくいため、木綿豆腐がキムチ鍋に向いているのです。
ただし、絹ごし豆腐がキムチ鍋に入れてはいけないわけではありません。
絹ごし豆腐は煮崩れしやすく、味が染みこむのが難しいため、キムチ鍋には向いていませんが、そのつるりとした食感や絹ごし豆腐特有の味わいを楽しむこともできます。
キムチ鍋に絹ごし豆腐を入れる場合は、豆腐を温める程度にしてから食べると、煮崩れすることなく美味しく楽しむことができますよ。
キムチ鍋の豆腐の下準備、切り方やタイミング
実は、豆腐を鍋の下ごしらえする際に、水抜きや切り方に工夫をするだけで、味がしっかり染み込みや煮崩れが起きにくくなることをご存知でしょうか?
鍋は手軽な料理ではありますが、下ごしらえとなると手間がかかると感じるかもしれません。しかし、簡単にできる水抜き方法も存在します。
1. 豆腐をキッチンペーパーで包む
2. レンジで約3分温める
3. 豆腐の上にお皿や茶碗を乗せる
これで、豆腐の水抜きが簡単にできます。水抜きの時間はお好みで調整してみてくださいね。
なぜ水抜きをすると美味しく食べられるのかというと、水抜きによって豆腐が味をより染みやすくするからです。
また、水抜きを怠ると豆腐の水分が出てしまい、鍋のスープが薄まってしまうこともあるので、手間に感じるかもしれませんが、水抜きをすることで鍋の美味しさが格段に向上します。
キムチ鍋の豆腐を切る際のおすすめは三角形です。通常四角形で切ると思われがちですが、実は三角形に切ると煮崩れがしにくくなります。
切り方は簡単です。豆腐を十字に切り、四等分したら、四角の対角線に切るだけです。大きさはお好みで調整してください。
味をしっかり染みこませたい場合は、手でちぎって入れると、断面が大きくなり味が染みやすくなります。煮崩れが起きやすいかもしれませんが、味はより一層楽しめます。
豆腐を入れるタイミングは、味をしっかり染みこませるためにも最初から入れるのが良いです。ただし、注意が必要なのは豆腐の配置です。中央に入れると煮崩れが起きやすいので、端に配置し、触れないように心掛けましょう。
これらの工夫をすることで、味がより染みやすく、煮崩れが起きにくい美味しい豆腐が楽しめます。簡単にできるので、鍋を作る際にはぜひ参考にしてみてください!
キムチ鍋の肉の種類は豚バラ肉の理由
キムチ鍋に使用する豆腐には木綿が最適ですが、キムチ鍋の欠かせない肉としては、豚バラ肉が一押しです。
豚バラ肉にもさまざまな種類がありますが、その中でも脂がぎゅっと詰まり、肉の旨みが際立ち、キムチ鍋との相性が抜群なのが豚バラ肉です。
三層の三枚肉である豚バラ肉は、豊かな旨みと食感があり、キムチ鍋に投入すればピリ辛のスープと絶妙に絡み合い、非常に美味しくなります。
さらに、豚バラ肉の調理方法も工夫次第でさまざまな味わいが楽しめます。
薄切りにするとすぐに火が通り、柔らかい食感を楽しむことができます。一方で、厚切りにすると火が通るまでに少し時間がかかりますが、焼くことで旨みを閉じ込め、ガッツリとした食べごたえがあります。
煮ると肉の旨みがスープに溶け込み、他の食材との相性も良くなります。そのスープを利用してキムチ鍋雑炊やうどんを楽しむのもおすすめです。
薄切り、厚切り、煮る、焼くなど、豚バラ肉の調理方法を変えることで異なる味わいが楽しめます。色々なアプローチで試して、お好みのスタイルを見つけてみてくださいね。
キムチ鍋に変わり種の具材や〆
キムチ鍋にはさまざまな具材を入れても美味しいですが、定番の具材としては、
– ニラ
– にんじん
– 白菜
– 豆腐
– 豚バラ肉
が挙げられます。一方で、少し変わり種の具材としておすすめなのが、
– トッポギ
– 餅
– 海鮮
– にんにく
お肉だけでなく、えびやイカ、貝類の海鮮もキムチ鍋には相性が良く、美味しさを引き立てます。トッポギや餅を加えると、食べ応えが増し、最後まで興奮が続くこともありますよ!
また、キムチ鍋の楽しみの一つが〆です。〆にはさまざまな種類が合いますが、定番のキムチ雑炊もおすすめです。ご飯に溶いた卵をまわしかけ、ネギをトッピングすれば、シンプルで美味しい仕上がりになります。
アレンジを加えたいときには、納豆をかけるのも一つの手です。また、ご飯にチーズをかけるとリゾット風に変身し、トマトを加えればさらなる美味しさが広がります。
麺類もキムチ鍋のスープと相性が良いため、ラーメンやうどん、パスタを加えても楽しめます。ただし、パスタを入れる際には注意が必要で、スープが少なくなると焦げやすくなるので注意が必要です。牛乳や生クリームを加えてクリーム風に仕上げるのもおすすめで、早ゆでパスタを使えば手軽に作れます。最後に粉チーズをかけても良いアクセントになります。
キムチ鍋の〆として、石焼ビビンバ風の〆ごはんもおすすめです。残った鍋のスープにご飯を加え、もやしやニラを入れてビビンバ風に仕上げ、最後に卵とごま油を加えて焦げ目をつければ、本格的で美味しい石焼ビビンバ風の一品が完成します。コチュジャンを加えればより一層の味わいが楽しめます。ただし、土鍋では割れる可能性があるため、ホットプレートなど、熱に強い鍋を使用してくださいね。
キムチ鍋の豆腐はどっち?まとめ
キムチ鍋の豆腐を選ぶ際、悩んでしまったらぜひ木綿豆腐を試してみてくださいね。
木綿豆腐は煮ても崩れにくく、スープがしっかり染みこみやすい特徴があります。そのため、きっと美味しく召し上がることができるでしょう。
また、キムチ鍋の肉の種類としては、豚バラ肉が最適です。豚バラ肉は脂が豊富で、キムチ鍋との相性は抜群です。
豚バラ肉を煮ると、スープに肉の旨みが溶けだし、他の食材やしめも一層美味しくなります。一方で、焼くと豚バラに旨みがしっかり閉じ込められ、満足感も増すことでしょう。
キムチ鍋は食材の組み合わせや調理法によって、いつもとは異なる味わいを楽しむことができます。さまざまなバリエーションを試して、新しいおいしさを見つけてみてくださいね。