残業60時間が過酷だと感じるのは、全くもって合理的な考え方です。
実際に残業60時間以上が通常の状態とされている現実は、非常に異常な状況と言えるでしょう。
この記事を通じて、残業60時間がもたらすリスクについて理解できるでしょう。
また、私自身が残業60時間から15時間に削減した経験についても共有いたします。
目次
残業60時間が単発か長期か【きつい】
残業60時間が過酷であることは、間違いありません。
ただし、その過酷さは一時的なものなのか、持続的なものなのかによって状況は大きく異なります。
私の以前の職場では、残業60時間が当たり前でした。
その範囲は、最少で60時間、通常で100時間、最多で150時間に及びました。
これはまさに典型的なサラリーマンの生活でした。
しかし、転職して現在の職場に移ったことで、残業時間は大幅に減少しました。
こちらでは、最少で5時間、通常で15時間、最多でも40時間程度の残業が一般的です。
ただし、現在の職場でも、例外的に繁忙期が重なることがあるため、一度だけ60時間を超えることがありました。
このような場合、60時間を常態化するか、稀な例として捉えるかは、会社や状況によって異なるでしょう。
残業60時間がきついは当たり前。影響について
60時間もの残業が日常的に続く生活がもたらす影響についてご紹介します。
結論から言うと、60時間もの残業が続くと、多くのことを犠牲にせざるを得なくなります。
まず、厚生労働省の基準によれば、労働時間は年間で720時間以下（月平均60時間以下）であるべきです。したがって、月残業60時間が当たり前になると、これは人間が維持できる限界を超える状況といえるでしょう。
残業60時間の生活はどのようなものでしょうか？
1か月の勤務日数を20日と仮定すると、毎日3時間もの残業が必要となります。
以前の職場では、通常の勤務時間が9時から17時30分でした。この場合、毎日20時30分まで仕事をすることになります。さらに、残業が多い場合、20時30分に仕事が終わっても、会社を出るまで時間がかかることがあります。
結局、帰宅するのは21時ごろということも珍しくありませんでした。通勤に1時間かかる場合、朝は7時半すぎに家を出て夜は22時に帰宅することになります。風呂や食事の時間を考慮すると、家ではほとんど自分の時間を過ごすことができません。このような生活が毎日続くと、心身に大きな負担をかけます。
続いて、残業60時間が長期間にわたって続くと、会社への依存心が高まることがあります。仕事以外の時間がほとんどないため、友達や家族との交流、趣味、勉強の時間が失われます。
社会人になると新たに友達を作るのが難しいと言われており、学生時代の友人や家族との関係は非常に重要です。しかし、残業60時間の生活では友人や家族との交流が減少し、自己成長や豊かな人生を築くための要素が失われる可能性が高まります。
さらに、長期間にわたる残業60時間は健康にも悪影響を及ぼすことがあります。睡眠時間が減少し、仕事のストレスが蓄積され、ストレス解消の時間がほとんど取れなくなります。
これにより、体力や精神力に負担がかかり、健康を害するリスクが高まります。実際、60時間もの残業が続いた経験から、健康に関する問題が浮き彫りになりました。健康は何よりも貴重であり、その重要性を再認識し、転職を決意するきっかけとなりました。
残業60時間がきついときの対処法
残業60時間が厳しい場合の対処法についてお伝えいたします。
まず、明確に言いますが、この状況を変えるためには積極的に転職を検討することが一つの解決策です。自身が辛いと感じる状況にいることは、幸運なことと言えるかもしれません。
痛みやストレスを感じるということは、心や体からの警告信号です。これらのサインを無視すると、感覚が麻痺し、問題を放置してしまうことになります。麻痺しても痛みを感じなくなるだけで、損害は積み重なる一方です。このままでは後戻りが難しい事態に陥るかもしれません。
ですから、今感じている厳しさに対処するために、積極的な行動を起こす必要があります。
転職活動は、「時間ができてからやろう」と考えるのはもったいないことです。実際、転職サイトに登録してしまえば、スマートフォンを使っていつでも求人情報を閲覧できるようになります。そのため、転職活動を始めるのに待つ必要はありません。
状況を改善し、より健康で満足のいく生活を築くために、今すぐ行動を起こすことが大切です。
残業60時間から15時間に減った結果
私は転職を経て、残業60時間以上が当たり前だった状況から15時間に大幅に削減しました。その結果、日々充実した生活を送っています。ここで、残業15時間に減少した変化を共有いたします。
残業60時間からの変化① 生産性の向上
最も顕著な変化は、仕事の生産性が向上したことです。毎月45時間以上もの時間が減少したことはもちろん、業務の効率が大幅に上昇しました。人間の集中力には限界があり、しっかりと休息と娯楽を楽しむことで、仕事を効率的に進めることができることを実感しました。また、ビジネススキルの向上も達成し、成長する機会を得ました。
残業60時間からの変化② 友人や家族との交流時間の増加
定時での帰宅が増えたため、友人との交流時間も増加しました。以前はブラック企業の環境で疎遠になってしまっていた友人との交流を再開でき、学生時代の友人とのひとときを楽しむことができます。
この交流は、どれだけ歳を重ねても学生時代の楽しい思い出を蘇らせることができます。また、家族との交流も増え、娘の絵本の読み聞かせが楽しい瞬間となりました。転職をしてから、家族との時間を大切にできることを強く感じています。
残業60時間からの変化③ 自分の時間を持つ
趣味や勉強の時間を持つことができるようになりました。仕事が終わった後、毎日2〜3時間ほど余暇があります。友人や家族との交流を楽しんでいても、まだ時間が余ります。これは以前と比べると驚くべき変化です。
この余った時間を利用して、本を読んだり、ゲームを楽しんだり、リラックスしたりと、自分自身の時間を過ごしています。以前は仕事に依存しており、翌日の仕事のことしか考える余裕がありませんでしたが、今では趣味や興味を追求する余裕が持てています。転職して本当に良かったと思う瞬間ばかりです。
残業60時間がきつい～まとめ～
・残業60時間が過酷だと感じるのは理にかなったこと
・持続的な残業60時間は非常識で、社畜的な状況
・残業60時間では仕事以外の時間が圧迫され、生活の充実感が損なわれる
・残業60時間が続くと、健康への影響も深刻化する
・残業60時間が続く場合、転職を検討することが重要
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
あなたが心の軽さを取り戻す一助となれば、これ以上の幸せはありません。
