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ポンカンとデコポンの違いは?甘さや名前の由来を紹介!

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柑橘類の中で、オレンジ色でまるい形をしたフルーツが多く流通しています。その中でも、甘みと酸味が際立つものがあります。

近頃、スーパーなどでさまざまな種類のみかんが手に入り、一年中楽しむことができます。しかしながら、気になるのはポンカンとデコポンの違いではないでしょうか。

ここでは、ポンカンとデコポンの異なる点、どちらがより甘いのか、味の違い、そして名前の由来などについて、もう少し詳しくご紹介いたします。

柑橘類が好きな方やよく購入される方は、この記事を読んでいただくことで、お買い物や食事の際に参考になるだけでなく、ポンカンとデコポンの特徴が理解でき、それによって美味しさも格段にアップすることでしょう。

ポンカンとデコポンの違い

ポンカンとデコポン、これらの柑橘類は見た目だけでなく、様々な点で異なります。価格、皮、種、味など、それぞれの特徴を見ていきましょう。

ポンカンとデコポンの見た目や価格の違いは?
デコポンはポンカンよりも一回り大きく、特にヘタの部分が出っ張っています。デコポンの頭頂部の出っ張りは、気温に影響されることがありますが、味には影響がないようです。ポンカンは温州みかんよりもわずかに大きく、全体的に丸っこい形状をしています。

価格に関しては、デコポンの方が高い傾向がありますが、それでも高い人気を誇り、国内の収穫量もデコポンの方が多いようです。また、ポンカンは台湾からの輸入も行われています。

ポンカンとデコポンの皮や種の違いは?
デコポンの外側の皮はやや厚いですが柔らかく、一方でポンカンの外側の皮はデコポンよりも薄く柔らかいです。どちらも外側の皮は素手で剥くのが簡単で、果肉を包む内側の皮は薄くて食べられます。デコポンは種がないため、食べる際には便利ですが、ポンカンには種があるため、小さな子供や歯の弱い方、お年寄りの方は注意が必要です。

ポンカンとデコポン、どちらがより甘いのか?
ポンカンもデコポンも非常に甘く、酸味はほとんどありません。ポンカンは香りが強く、その香り通りに甘みも感じられます。糖度の規定はありませんが、温州みかんよりも甘い傾向にあります。

デコポンは「不知火」とも呼ばれ、糖度13度以上、酸度1度以下の基準を満たすものがデコポンとして出荷されます。そのため、デコポンはしっかりとした甘みと豊かな香りがあります。

デコポンという名前は熊本県果実農業協同組合連合会の登録商標であり、特に選り抜かれたエリートといえる存在です。ただし、デコポンも不知火も同じ木から採れるため、家庭で食べるなら不知火もおすすめです。

ポンカンとデコポンには味の違いがあるのか?
ポンカンはみかんよりも果汁が少ないものの、まろやかで酸味はほとんど感じられません。デコポンの酸味は少ないですが、ポンカンよりもやや強く、味はオレンジに近く濃いです。

ポンカンは独特の濃厚な香りがありますが、デコポンは糖度13度以上、酸度1度以下という基準を満たしており、そのため温州みかんよりも糖度が高く、甘さが際立っています。デコポンの果肉はプリッとしており、口の中で実がほどける感覚があり、高級で上品な味わいとされています。

ポンカンとデコポンとみかんの違い

ポンカン、デコポン、そしてみかん、これらの柑橘類にはさまざまな違いがあります。出回る時期、形や大きさ、そして味において異なるポイントが存在します。

出回る時期の違い
これらの柑橘類の市場出回り時期は異なります。ポンカンは1~3月に、デコポンは2~4月に、一般的なみかんは10~1月に市場に並びます。

形や大きさの違い
見た目にも違いがあります。みかんはポンカンと大体同じ大きさで、平べったい楕円形をしています。デコポンはポンカンよりも大きく、ヘタの部分が出っ張っています。

日本で「みかん」といえば、通常は「温州みかん」を指します。有田みかんや愛媛みかんの表示も、実際は温州みかんのことを指しています。みかんは手に収まる小さな果実で、皮と実がわずかに離れているのが特徴です。一方で、ポンカンはぷっくりとした形状で、表面にわずかな凹凸があります。

味の違い
ポンカンとデコポンの味の違いについては前述しましたが、ここでは見分けがつきにくいポンカンとみかんの味の違いに焦点を当てましょう。みかんは甘み、果汁、酸味がバランスよく、食べやすい味わいです。

対照的に、ポンカンはみかんよりも酸味が控えめで甘みがあり、やや硬めで果汁が少ないです。見た目が似ているため、みかんだと思って食べると、驚くほどの甘みがあり、「これは何か違うな?」と感じることでしょう。

温州みかんとポンカンでは、酸味が好きな人は温州みかん、酸味が苦手な人はポンカンが好まれる傾向があるようです。

私は柑橘類が大好きで、ポンカンやデコポン、みかんはもちろん、甘夏や夏みかんのような酸味の強いものも好みです。それぞれに異なる特長や美味しさがあり、どれも独自の楽しさが広がっています。

ポンカンとデコポンの名前の由来

ポンカンの名前には、インドの西部にある地名「poona(プーナ)」が由来しており、「カン」は柑橘類を指す「柑」からきています。日本では、「椪柑(ぼんかん)」と漢字にすると、その「椪」が「ポン」と発音され、これがポンカンと呼ばれるようになったと言われています。

一方で、デコポンはポンカンと清美(みかんの品種)を交配して誕生した品種で、その「デコ」はポンカンに見られるヘタの周りの出っ張り部分を指しています。これが由来となり、「デコポン」と呼ばれています。ポンカンは元々インドが原産地であり、日本には明治時代に導入されました。興味深いことに、デコポンはポンカンと清美の交配によって生まれた新しい品種で、清美自体はオレンジと温州みかんの交配から生まれたものです。

つまり、ポンカンとデコポンは親子のような関係であり、デコポンはポンカンとオレンジ、そして温州みかんの良い特徴を融合させた新しい柑橘類と言えます。

まとめ

ポンカンとデコポンにはそれぞれ独自の特徴があり、美味しさを楽しむことができます。外見が似ている柑橘類でも、皮を剥いたときの香りや味わいには個別の魅力があります。この記事が、ポンカンとデコポンの違いやそれぞれの特徴を理解し、柑橘類の楽しさをより深く味わう手助けとなれば嬉しいです。

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