猫ちゃんが近づいてきても、なかなか懐いてくれずに逃げてしまう様子って、本当に寂しいですよね。飼い猫なのに、突然逃げられると、心が傷つくこともあります。
また、いつもは近くにいるのに触ろうとすると逃げたり、ギリギリで撫でられないように別の場所に行ってしまったりすることもありますよね。
猫ちゃんが遊びたがっている様子を見て呼ぶと、逃げてしまうと、ついイライラしてしまいますね。
この記事では、猫が近づいてきても触ると逃げてしまう理由や、呼んだのに逃げる理由などについて紹介していきます。
猫が近くに来るけど触ると逃げるのはなぜ
飼い猫が近づいてきても、すぐにどこかへ逃げてしまう様子は、確かに心を痛めますね。
猫が大好きで甘えてくることもあるのに、飼い始めたばかりなのに距離を感じると、どう対処すれば良いか悩むこともあるでしょう。
ただし、猫にとっても逃げる理由がある可能性がありますので、一度その部分を見直してみることが重要です。
1. 強い臭い
猫は香水やタバコのような強い臭いが苦手な生き物です。香水をつけたり、タバコを吸った後は、猫が近づきにくくなることがあります。香水をつけたら撫でるのを避け、タバコを吸った後はしばらく猫に近づかない方が良いでしょう。また、アロマや柑橘系の香りも、人にとっては良い香りかもしれませんが、猫には有害となります。注意が必要です。
2. タイミングを合わせる
猫は触れて欲しいときにサインを出してくれることがあります。喉を鳴らしながら座っていたり、お腹を見せているときは、触れて欲しいサインです。足やしっぽ、お尻周辺を避けつつ、顔周りや背骨に沿って優しく撫でると、多くの猫が喜びます。ただし、途中で逃げられても、焦らずに待つことが大切です。猫がまた近づいてきてくれるのを待ちましょう。
猫が呼ぶくせに逃げるのはなぜ
猫が鳴くと、それにはさまざまな意味が込められています。例えば、呼ばれて行ったのに逃げられると、「一体何があったのだろう?」と気になることがありますよね。
1. 催促
猫が鳴きながら飼い主を誘導する場合、水やご飯、おやつを欲している可能性があります。お腹が空いているときにスキンシップを取ろうとされると、猫は「今は違う!」と感じて逃げることがあります。したがって、まずは水やご飯を提供して猫が落ち着いたらスキンシップをとってみると良いでしょう。食べている最中や毛づくろい中は触られることを嫌がることもあるため、注意が必要です。
2. 逃げて帰ってくる遊び
猫が飼い主を遊びに誘っている場合、追いかけてほしい可能性があります。猫は飼い主を大きな仲間と捉え、遊びを通じて信頼関係を築こうとしているかもしれません。この時は思い切り遊んで猫との絆を深めてみましょう。
3. 体調不調
猫が自分が安心する場所でじっとする場合、体調不良を感じている可能性があります。飼い主が猫に対して体調不良を態度で知らせていることもあります。猫の様子に不安を感じた場合は、注意深く観察し、病院へ連れて行くことを検討してください。
4. 急に逃げるようになった
急に逃げるようになる理由としては、先述した遊びや香りの変化が影響している可能性があります。自分の香りに変化がない場合は、遊びの要素が関与している可能性があります。
逃げられるのがむかつくと思うときの対応
猫に逃げられると、悲しさと同時に時折腹立たしさを感じることもあるでしょう。しかし、猫の気分やペースを理解し、寄ってきてくれるのを気長に待つことが何よりも重要です。
猫も人間同様に気分があり、可愛い飼い猫であってもペースが存在します。基本的なお世話(ご飯やトイレの清掃など)を怠らない限り、大丈夫です。
猫が甘えてきた時には、その機会を逃さずスキンシップを取り、日常生活では適切な距離感を保つことが重要です。声をかける際には優しく、落ち着いた声色で名前を呼んだり話しかけたりすることも効果的です。
猫は騒がしい環境や大きな声、派手な身振り手振りが苦手なことがあります。従って、猫が懐くまで、静かで穏やかな態度で接するようにしましょう。時間と忍耐をもって、徐々に猫との信頼関係を築くことができます。
猫が近くに来るけど触ると逃げる理由まとめ
今回は、猫が近づいてきても逃げる理由について紹介しました。
猫は刺激の強い臭いが苦手で、香水やタバコの臭いがすると逃げ出すことがあります。特にアロマや柑橘系の香りは、猫にとって有害で中毒症状を引き起こす可能性があるため、注意が必要です。
また、まだ環境や飼い主さんに慣れていない場合も考えられます。猫が離れていった後は、深追いせずに気長に待つことが大切です。猫は時間をかけて新しい環境や関係に慣れていく生き物なので、焦らずに接することで信頼を築くことができます。