餅を油で揚げると爆発する可能性があると聞くと、ちょっと作るのには勇気がいりますよね。私も最初は爆発のリスクを考えながら、餅を揚げてみました。
でも心配は杞憂でした。餅を油で揚げる際に爆発せず、安心して揚げ餅を作ることができました。成功の鍵は、温度や時間だけでなく、見た目でも判断することでした。
今回は餅の大きさを変えて揚げ餅を試してみました。それでは、具体的な作り方をご紹介します。
使用したのは「サトウの切り餅 こぶりにしました」です。餅のパッケージには調理方法が記載されており、おいしい焼き方や煮方も書かれていますが、揚げ方については書かれていませんでした。
そのため、揚げ方が書かれていないことに興味津々で挑戦してみました。
餅を揚げる温度や時間が適切でも爆発する事がある!?
餅を油で揚げる際の温度や時間は、約180℃で1~2分ほどが適しています。では、実際の作り方についてお話ししましょう。
今回使用したのは、サトウの切り餅で、1つずつビニールで包装されています。40gの餅を2等分に切って揚げてみました。餅を包丁で切ると思いきや、ビニールに入った餅は驚くほど簡単に切れました。
油の温度は180℃に設定し、深めの鍋を使用しました。浅い鍋だと爆発の危険性があるためです。約2センチの油を温め、菜箸を入れて油に泡が出れば適温となります。
その後、餅を菜箸で慎重に入れ、約30秒でプーっと膨れてきます。その後、餅をひっくり返し、何度か繰り返して1分半ほどで取り出します。黄金色になり、からっとしていたら完成です。
餅を8等分に切って揚げる場合も同様に180℃の油を使用し、30秒ほどでぷくっと膨らんだらひっくり返します。何度かひっくり返し、ぷくぷくと音がするまで揚げ、破裂する前に取り出します。
餅の大きさによっても揚げ方が変わりますが、浅い鍋やたくさん一度に入れないように注意が必要です。膨れた部分がくっついてしまう可能性があるため、少しずつ揚げることをお勧めします。これらのポイントに気を付ければ、爆発の心配なく美味しい揚げ餅が楽しめます。
餅を揚げる時間は目安!上手に仕上げる為にはタイマーは不要!?
最初に180℃で1~2分とお伝えしましたが、特に時間は目安として考え、あくまで参考程度にしてください。
餅の大きさや鍋の大きさによって焼き加減が変わりますので、時間よりも餅の様子を見ながら、ぷくっとしたらひっくり返すのが良いでしょう。これにより、キレイに焦げずに仕上げることができます。
タイマーに頼るよりも、自分の目で餅の様子を確認しながら作る方がベターです。小さい餅の方が早く膨れ、温度も均等に通りやすく、からっとした仕上がりが期待できます。餅の揚げ具合を見極めることで、より美味しい結果が得られるでしょう。
自分で餅を揚げるおかきは市販のおかきより美味しい!
実際に揚げた餅を食べてみました。
揚げたてはさくっと音がはじけるような感触で、まるでお菓子を食べるような楽しさがあります。
特に出来立てはやはり美味しいですね。味付けは何もせずとも、自然な味わいが楽しめます。もちろん、好みに合わせて塩や青のりをかけるのも良いアイディアですね。
家族にも試食してもらいました。市販のおかきでは味わえない、外はからっと中はしっとりとした食感の揚げ餅おかきは好評でした。
味にアレンジを加えることもおすすめです。例えば、めんつゆを出汁に使って揚げ出し餅に仕上げたり、大根おろしをトッピングしたりするのも良いアイディアです。また、蕎麦やうどんに入れるなど、様々な料理への活用も考えられます。
お正月の雑煮の餅を揚げ餅にアレンジするアイディアも興味深いですね。これで普段とは違った雑煮が楽しめそうです。
さらに、簡単に砂糖しょうゆをかけるだけでも美味しいです。色々なアレンジを楽しんで、新しい味わいを発見してみてはいかがでしょうか?
まとめ
今回が初めて餅を油で揚げてみました。
これまでには主にレンジで温めるか、オーブントースターで焼く餅を食べていましたが、揚げ餅を手作りできたことで達成感を感じています。
以前から挑戦してみたいと思っていたメニューで、ただ餅の爆発が気になって中々手を出せませんでした。
今回の経験から得られた教訓は、餅が膨れてはじけると爆発になりますが、爆破前に取り出すことで問題は発生しないということです。
ですので、もし心配な方がいれば、怖がらずに挑戦してみてくださいね。
餅が爆発して油が飛び散るのではないかと心配している方もいるかもしれませんが、全くの心配は不要です。私のような料理が苦手な人間でも成功したのですから。
切り餅を常備しておくと、一品足りないときの追加メニューにもなります。1センチ角に切った餅を揚げれば、おやつにもなりますね。
これは新たな自分のメニューの一つとなりました。揚げ餅のレシピも考え中です。あなたもぜひ試してみてくださいね。