ひまわりが豪快に咲き誇った後のワクワクする瞬間は、もちろんひまわりの種を手に入れることです。
一本のひまわりからはたくさんの種を手に入れることができ、これを収穫しておくと、翌年の夏に向けての計画が経済的にも賢明です。
今回の記事では、その楽しみを存分に味わうために、ひまわりの種の手に入れ方と、それを保存する方法についてご紹介いたします。
ひまわりの種は他の植物と比べても収穫が簡単
他の植物では、種が極めて小さかったり、収穫時には既に風で飛ばされてしまうものが多いですが、ひまわりの種は大きく、単に枯れるのを待つだけで比較的簡単に収穫できます。
自分で植物の種を手に入れてみたいと思う方には、ひまわりから始めてみるのが良いかもしれません。
ひまわりの種の収穫の手順
まず、ひまわりの種を収穫する手順を紹介します。
1. 開花後、2ヶ月ほど待つ
ひまわりの花が美しく咲いたら、その後、完全に枯れるまで約2ヶ月待ちましょう。早い場合には1ヶ月半ほどで枯れることもあります。
花びらがほとんど散り、茎や葉が黄色く変色してから、枯れ始めるのが収穫の目安です。種もこの段階で乾燥して黒っぽく変色しますので、確認してください。
2. 茎の部分を切り取る
収穫の時期が来たら、花の直下にある茎の付け根を切り取ります。しっかり乾燥した種は触れば簡単に取れるでしょう。
もし簡単に取れない場合は、さらに乾燥させてください。乾燥させる際には、鳥に食べられる心配がないようにネットなどに入れることをおすすめします。
3. 種を取り外す
種をしっかり乾かしたら、次は種を取り外します。多くのひまわりの花がある場合は、目の粗い網の上で花びらをこするようにすると簡単です。しかし、数が少ない場合は手でひとつずつ取ることもできます。種は硬く尖っている部分もあるため、安全のためには軍手を着用することをお勧めします。
この方法でひまわりの種を収穫することができます。ぜひ試してみてください!
ひまわりの種の保管方法
収穫したひまわりの種は、晴れた日に天日干しを行い、余分な水分をしっかりと飛ばす必要があります。
十分に乾燥させないと、種を保存している間にカビが生えたりして、種が使い物にならなくなる可能性がありますので、注意が必要です。
種がよく乾いたら、密閉できる容器に保存し、涼しい場所で日光が当たらない場所に保管してください。湿気対策として、乾燥剤を入れることもおすすめです。
そして、次の年、気温が通常通りになり、20度を超えるようになったら、ひまわりの種をまいて育てることができます。
ひまわりの種は一般的に粒が大きいため、管理が容易で育てやすい植物です。ぜひ、自分で収穫した種を使ってひまわりを育ててみてください。楽しい体験になることでしょう!