掘ったさつまいもの天日干しは何日？甘くなる理由や保存方法は？

この記事では

・掘った「さつまいも」の天日干しは何日？
・天日干しでさつまいもは甘くなる？
・甘くなるのは何日後？
・家庭でのさつまいもの保存・貯蔵方法
などをお伝えします！

掘った「さつまいも」は何日くらい天日干しする

さつまいもを天日干しする適切な期間は、何日が適しているのでしょうか？掘り立てのさつまいもを自然乾燥させる際の天日干しについてお知りになりたいかたもいらっしゃるかと思います。

掘りたてのさつまいもを天日干しするのに適した日数は、通常1日から3日間です。

掘りたてのさつまいもを天日干しする方法は以下の通りです。

さつまいもを掘ります。
掘りたてのさつまいもを直射日光の当たらない場所で1日から3日間、天日で干します。
天日干し後、2日から3日間、陰干しを行います。
なぜさつまいもを天日干しするのかというと、これには重要な理由があります。それは、さつまいもの表面をしっかりと乾燥させることによります。

地元のさつまいも農家に尋ねると、「うちは通常、1日は天日干しし、その後は陰干しを2～3日行いますよ」とのことでした。天日干しで表面がしっかりと乾燥したら、その後は陰干しを行うとのことです。

この天日干しのプロセスは、さつまいもを湿ったまま保存するのを防ぐために非常に重要です。湿った状態で保存すると、さつまいもは傷みやすくなりますので、掘ったさつまいもは洗わずに干すことをおすすめします。この方法を守ることで、おいしいさつまいもを長く楽しむことができるでしょう。

なぜさつまいもが天日干しで甘くなるのでしょうか？実際のところ、さつまいもが甘くなるのは、天日干しの過程ではなく、その後の貯蔵によるものです。

さつまいもが貯蔵中に甘みを増す理由は、デンプンがショ糖などの糖に変化するからです。貯蔵過程で、さつまいもの水分が減少し、それに伴ってデンプンが糖化してショ糖に変化します。この過程によって、さつまいもに甘味が増すのです。

では、甘いさつまいもを得るためにはどのくらいの期間貯蔵すれば良いのでしょうか？

さつまいもが貯蔵で甘くなるのは、約１０日後からです。

さらに、７０日後には糖度がグンと上がります。

さつまいもが甘くなるまでの過程は興味深いものです。通常、天日干し後、約10日後から甘さが徐々に上昇し、特に70日後に急激に増加します。そして、約4か月後にはさらに甘さが増します。

しかし、一つ注意点があります。この実験では、4か月の貯蔵後に食用可能なのは21本中わずか3本でした。28日目や70日目になると、虫に食べられたり、傷ついた部分が黒く傷みやすくなることがあるそうです。

したがって、さつまいもを貯蔵する際には、できるだけ傷のないものを選ぶことが重要です。また、この実験は温度調節のない倉庫で行われましたが、家庭での保存条件に近いものかもしれませんね。甘く美味しいさつまいもを楽しむために、適切な貯蔵環境を整えることが大切です。

天日干し後に陰干しする
土をはらい、１本ずつ新聞紙に包む
段ボールにいれる（通気孔を開けて蓋は閉める）
１３度～１６度の室内に置く（温度変化の少ない場所）
期間

うまく貯蔵できれば長期保存可能だが、家庭の場合は２週間～１か月が目安

この記事では、さつまいもの掘り立てから天日干し、保存、貯蔵について詳しく説明しました。以下がまとめです。

掘ったさつまいもを天日干しする期間は、通常1～3日（表面が乾くまで）で、その後2～3日間は陰干しを行います。

さつまいもが甘くなるのは、天日干しの過程ではなく、その後の貯蔵によるものです。貯蔵中にデンプンがショ糖に変化して甘味が増します。

甘いさつまいもを得るためには、通常約10日後から糖度が上がり始め、70日後に急上昇します。約4か月後にはさらに甘さが増します。

家庭でのさつまいもの貯蔵期間は、うまく管理すれば長期間可能ですが、実際には2週間から1か月が目安とされています。

貯蔵や保存方法として、天日干し後に陰干しを行うこと、さつまいもを1本ずつ新聞紙で包むこと、通気孔を開けた段ボールに保管すること、そして13度から16度の温度で保存することが推奨されています。寒すぎると低温障害に注意が必要です。