自家製のローストビーフを作りました。
スライスした瞬間、赤い汁が流れ出ました。
これって、血?生焼けだった?
こんな経験、皆さんもありますか?私はよくあります!
というわけで、今回はローストビーフを切った際に血が出る場合、生焼けなのか、そして安全に食べても大丈夫なのかについてリサーチしてみました。
赤い汁は血ではない
調べてみたら赤い液体は血ではなかったんですね!
さて、ローストビーフが生焼けであるということはありません。
お肉の中がピンク色で、しっかりと表面が焼けた色とは異なりますが、中はしっかり火が通っています。
低温でゆっくりと火を加えることで、その特有の色合いが生まれるのです。そして、ローストビーフから流れ出る赤い液体は血ではありません。
それはミオグロビンと呼ばれるタンパク質の一種です。
見た目は赤いですが、これを肉汁と考えても大丈夫です。
したがって、ローストビーフを食べても何の問題もありません。
詳細は省きますが、お肉に火を通すプロセスによって、外側から内側に向かって固まっていき、肉汁は中心に集まります。
その状態でお肉を切ると、中から赤い液体が流れ出すのです。
確かに、生のお肉を切るとあんなふうにドバッと血が出ることはありませんよね?
でも、それでもなんだか血のようで気持ちが悪いと感じることもあるでしょう。
赤い汁が出ないようにするには?
確かに、あの赤い汁は気になりますよね。
私も何となく気持ち悪くて、まな板を漂白してしまうことがあります(涙)。
さて、赤い汁が出ないようにする方法は非常に簡単です。
それは、お肉を休ませることです。
時間が経つと、お肉の中心に集まろうとしていた肉汁が、肉の繊維の中に入って落ち着くのです。
具体的な時間は、暑い季節ならおおよそ2時間くらい、寒い季節ならその倍くらいが良いでしょう。
完全に冷めるまで切るのは待った方が良いポイントです。
つまり、肉が焼けてもすぐに切るのは避けるべきです。
生焼けかどうかの確認方法
赤い汁が血ではないと言われても、その汁の出方だけでは生焼けかどうかを判断するのは難しいですね。
では、具体的にどうやって判断すれば良いのでしょうか?
過去の記事でも言及されていますが、竹串や温度計を使って温度を調べるのが一つの方法です。
しかし、ズボラな人にとっては、とりあえず温度計を刺してみるのが手っ取り早い方法かもしれません。
お肉の内部温度が53度以下であれば、生焼けの可能性が高いので、もう少し加熱することがおすすめです。
ただし、焼きすぎるとお肉が乾燥して美味しさが失われることがあるので、火加減には注意が必要ですね。
まとめ
ローストビーフを切ると血が出る!生焼けなの?食べても大丈夫?について見てきました。
ローストビーフを切ると、赤い汁が溢れ出るのは血ではないことがわかりましたね。
私も以前は、生肉だから血が出るのかと思っていました。
しかし、もし生焼けだったとしても、牛肉の中には人体に悪影響を及ぼす菌が含まれていないのです。
ただし、表面には菌がついてしまう可能性があるため、しっかりと焼かなければなりませんが…。
そのため、牛肉のたたきなどは中は完全に生で、表面はしっかり焼かれていることが一般的です。
したがって、ローストビーフが生焼けだった場合でも、最悪の場合でも、食べても問題ありません。
ただし、魚のお刺身と同じく、肉のお刺身として扱われ、その日のうちに食べ切るべきです。
しかし、せっかくのローストビーフが台無しになるのは嫌ですよね…。
そのため、やはり温度計を使うことをおすすめします!
温度計を買うのが嫌な人は、竹串を使っても良いでしょう!