「チップスターが食べてはいけないお菓子?」と言う声もあり、そのお菓子が体に悪いのかどうか疑問に思っている人も多いことでしょう。実際、チップスターは健康に良くないのか、それとも適度な量であれば安全なのか、詳しく解説していきます。
目次
チップスターが体に悪いのは食べ過ぎた場合!
「食べてはいけない!」とか「体に悪い!」とされるチップスターの主な原因は、毎日摂取する、1日に何箱も食べる、またはSサイズよりもLサイズを頻繁に摂取するなど、食べ過ぎが挙げられます。チップスターは栄養素的にも高カロリーであり、炭水化物(糖質)、脂質、塩分が多く含まれています。そのため、これらを過剰に摂取することは、様々な健康問題につながりかねません。
チップスターを毎日食べ、または1日に何箱も食べることは、カロリー、炭水化物(糖質)、脂質、塩分の摂取が過剰になり、さまざまな健康リスクを引き起こす可能性があります。このため、「チップスターは体に悪い!」や「チップスターを食べてはいけない!」といった意見が出ているのも理解できるでしょう。
具体的な栄養素の数値を見てみると、Sサイズ(50g)だけでもカロリーが263Kcal、炭水化物が29.6g、脂質が14.7g、食塩相当量が0.5gと高めです。Lサイズ(100gあたり)ではこれが倍以上になり、特にカロリーが525Kcalと高い水準にあります。これらの数字からも、チップスターの食べ過ぎが体に悪い影響をもたらすことが理解されます。そのため、摂取量には注意が必要です。
なお、他の味のチップスターも栄養素的には似たり寄ったりであり、うすしお味の数値を参考にすれば良いでしょう。
チップスター1枚のカロリーや炭水化物(糖質)は実はかなり高めです。
1枚あたりのカロリーは約9kcalとされており、これをSサイズの例で見てみると、263kcal÷30枚で約9kcalとなります。1枚あたりのカロリーが高いため、10枚食べるだけで90kcalにもなります。食べ過ぎれば、短時間で過剰なカロリー、炭水化物、脂質、塩分を摂取することになります。これからもチップスターの食べ過ぎには警戒が必要です。
食べ過ぎると出る可能性がある体の不調として、以下のような健康リスクが考えられます。
・ カロリーの摂り過ぎによる肥満
・ 炭水化物(糖質)の摂り過ぎによる血糖値の上昇、糖尿病
・ 脂質の摂り過ぎによるコレステロールの上昇、動脈硬化、心臓病
・ 塩分の摂り過ぎによる高血圧や心臓病、腎臓病
これらはいわゆる『生活習慣病』につながる可能性があります。チップスターの食べ過ぎには十分な注意が必要であり、適切な摂取量を守ることが大切です。
ただし、食べ過ぎさえしなければ「チップスターを食べても体に悪いことはない」と言えます。適度に楽しむことや、摂取頻度や量を減らすことで、チップスターを含むお菓子は食べても良いものとなります。週に1-2回程度、または1回に1箱や半分だけ摂るなどの工夫をすることで、健康リスクを軽減することができます。食べる際には、摂取量や頻度に気を付け、適度な範囲で楽しむことが重要です。
チップスターに発がん性はあるの?ないの?
チップスターについて、発がん性に関連する成分として「アクリルアミド」が指摘されています。アクリルアミドは食品を高温で焼いたり揚げたりする際に発生する成分で、特にポテトチップスなどでよく言及されています。
チップスターも高温で調理されるため、アクリルアミドを含む可能性があることは考えられます。このため、チップスターにも発がん性がゼロではなく、ある程度の可能性があると見て良いでしょう。
ただし、アクリルアミドは野菜炒めなど、一見ヘルシーな食品にも含まれていることから、特定の食品だけが発がん性を有するとは一概に言えません。最終的には、発がん性の可能性がある成分を摂取する量は、食べる頻度や食べる量によって影響されるため、適度な摂取に気を付けることが重要です。過度な食べ過ぎを避け、バランスのとれた食事を心がけることが健康に寄与します。
添加物でヤバイ成分はある?
チップスターの原材料を見ると、注目すべきなのは「乳化剤」と「調味料(アミノ酸)」です。
まず、「乳化剤」は水と油など通常混ざりにくい成分を効果的に混ぜ合わせる役割を果たす添加物で、マヨネーズやバター、マーガリンなどにも使われています。ただし、乳化剤にはさまざまな種類があり、中には発がん性があるものも存在すると言われています。チップスターがどの種類の乳化剤を使用しているかは不明ですが、大量摂取は避けるべきであると考えられます。
次に、「調味料(アミノ酸)」はチップスターの味を決定する成分で、一般的にはLーグルタミン酸Naという種類が使われることが多く、これは一般的な「味の素」にも含まれています。しかし、Lーグルタミン酸Naに関しては安全性について専門家の間でも意見が分かれており、発がん性があるとする意見もあれば、ないとする意見もあります。摂取量が増えるという観点からも、控えめに摂取するべき添加物と言えるでしょう。
総じて、これらの添加物については食べ過ぎには注意が必要であり、バランスのとれた食事を心がけることが大切です。
チップスターは遺伝子組み換えか?
チップスターで使用されているポテトフレークが遺伝子組み換えのジャガイモかどうかについては、製造元のヤマザキビスケット(YBC)が公表していないようで、公式サイトにもその情報は記載されていません。
一般的に、大抵のジャガイモを使用したお菓子(ポテチなど)は遺伝子組み換えを行っていないことが一般的です。しかし、チップスターが具体的にどのようなジャガイモを使用しているかについては一般の消費者には分からない実情です。
遺伝子組み換えの有無についての情報が公にされていない場合、具体的な判断は難しいですが、おおむね遺伝子組み換えを行っていないとされる食品が一般的です。
チップスターとポテトチップスで体に悪いのはどっち?
チップスターとポテトチップスはよく比較されますが、どちらも食べ過ぎると体に悪い影響があります。両者ともに高カロリー、高炭水化物(糖質)、高脂質、高塩分なお菓子であり、発がん性の可能性やさまざまな添加物の使用も指摘されています。なお、ポテトチップスの方が添加物の種類が多い傾向があります。
チップスターとポテトチップス、どちらも食べ過ぎると体に悪いことは明らかですので、注意が必要なお菓子と言えるでしょう。ただし、これらを食べたい場合は、食べる頻度を減らすか、食べる量を減らすことが重要です。Sサイズを選ぶか、小袋サイズを選ぶなど、小さいサイズを選ぶことで、カロリー、炭水化物、脂質、塩分も減少し、体には良い影響が期待できます。体に悪いと感じる場合は、小さいサイズを選んで食べることも一つの対策となります。