収入も悪くはないし、家族も揃っている。他人の目には、まさに幸せそうな生活を送っているように見えるだろう。
しかし、なぜか心の奥底には充足感がない。この満たされない感覚は一体何なのだろうか?説明できない不安がどこから湧いてくるのだろうか?
コロナ禍で失業や厳しい状況にあえぐ人々と比べると、はっきりとした差があり、恵まれた環境に身を置いていることは確かだ。しかし、不思議なことに、どこか内なる自分は満たされないと感じてしまう。
あなたも経験があるだろうか?私は時折、このような感情に囚われることがある。悩みが解決せずにずっと引っかかり、最終的には頭の中で繰り返す言葉はいつも同じだ。
「何か勉強してみようかな」
そんな状況に陥ったことはありませんか?
今回は、「満たされないけれども恵まれている状況をどう受け止め、どう向き合うか」というテーマについて考えてみたいと思います。
恵まれてるのに満たされないと感じるワケ
この感情が湧き上がることは、実は自然なことです。
心理学において有名な「マズローの5段階欲求」という理論がこの感覚を説明するのに役立ちます。
以下のピラミッドをご覧ください。
人間の欲求は、この5つの段階から成り立っています。
生理的欲求:
生きていくための本能的な欲求を示します。食欲、睡眠欲、性欲などがこれに該当します。
安全欲求:
危機を回避し、安全で安心な生活を望む欲求です。健康で経済的に安定した状態を求めることが含まれます。
帰属と愛の欲求:
社会的な関わりとして、集団に所属し、仲間を求める欲求です。物質的な欲求が満たされた後に生じ、集団の中での自己の位置や所属感によって満たされます。
承認欲求:
社会で自己の役割を認識すると、次にその役割を他者に認めてもらいたいという欲求が生じます。他者からの認可を求める低位の承認欲求と、自分で自分を認める高位の承認欲求に分類されます。
自己実現欲求:
自己の承認欲求が満たされると、より高いレベルで自分自身と向き合い、新たな課題に取り組みたいという欲求が生じます。
では、あなたは今、どの段階に位置しているでしょうか?
自分が恵まれていると感じる方は、おそらく「低位の承認欲求」が満たされていると考えられます。そして、今必要なのは「高位の承認欲求」から「自己実現の欲求」へと進むことでしょう。
ちなみに、自己実現の欲求を満たしても、さらに上に「自己超越の欲求」が存在するとマズローは指摘しています。これは、見返りを求めず、エゴのない純粋な目的の遂行や達成を追求する状態を指します。
満たされない気持ちを満たすにはどうするればいい?
ますます素晴らしい欲求が芽生えていることに気づいてください。自分をより高い存在に変えようと奮闘しているのです。
では、あなたが今取るべき手段は何でしょうか?
自分を理解するためには、「セルフコーチング」というスキルが必要です。
私は効果的なセルフコーチングの方法を学ぶために努力してきました。そして、その中で素晴らしい発見をしました。
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