「自分のことを棚に上げて、何様だと思ってるんだろう?!」って、誰しもが一度は思ったことがあるでしょう。
傲慢でウザい態度を崩さない人って、なんでどこにでも現れるんでしょうね。
そういった相手との上手な付き合い方を紹介するために、今回は『自分のことを棚に上げる人』に焦点を当ててみましょう。
他人を注意するくせに、自分は同じことを平気でやってのける。こんな態度、まるで理解不能ですよね。
例えば、
①「昨日お前、待ち合わせに遅刻してたじゃないか。なんで他人のことを叱る権利があるんだ?自分のことを棚に上げて考えなよ」
②「自分のことを棚に上げて、他人に説教しても何の説得力もないって気づいてる?」
③「よくそんな高圧的な態度ができるね。自分のことを棚に上げて、他人に説教する資格なんてないよ」
確かに、自分も時にはミスを comit したりするかもしれない。それはわかってるよ。
「でもさ、お前だって同じことやってたじゃん?」
「他の誰かに言われる筋合いはない」
「そんなに叱られるほどヘマをしていない」と、怒り心頭で返してくるでしょう。
自分のことを棚に上げる人の共通点と特徴
自分を棚に上げて偉そうにふるまう人たち、彼らには共通して心が狭いという特徴が見受けられます。
他人に注意を向けることは自然なことですが、自分も同じような行動をとっているにもかかわらず、他人を厳しく非難するような人たちには、本当に言われたくないものですね。
それでは、自分を棚に上げる人々が持つ特徴を詳しく説明していきましょう。
他人に厳しく、自分に甘い
自分のことを棚に上げる人は、他人には厳しく接し、注意を向けますが、自分に対しては甘い傾向があります。たとえば、自己管理ができなくて太っている場合、他人の食生活を容赦なく批判しながら、自身は同じ問題に対しては目をつぶりがちです。これはまさに「有言不実行」であり、他人に対してきちんとした態度をとれていないことが垣間見えます。
偉そうにしている
自分を棚に上げる人は、「お前と俺では立場が違う」といった偉そうな態度で、自分に都合の悪い状況になると、特別扱いを期待します。この態度は、先輩や後輩の関係で見受けられることがあり、後輩が優れた成績を収めても、自分の経験値を武器にして優越感にひたることがよくあります。
上から目線な態度
他人に対して無理にアドバイスをし、自分が優れているかのような上から目線な態度を取ります。これは親切心からくるかもしれませんが、無意識に相手を見下していると受け取られることがあります。自分の方が優れているという自信からくるもので、相手を気遣っているつもりが、かえって優越感を与えてしまいます。
マウンティング
自分を棚に上げて、自慢話を連発することがあります。仕事もでき、プライベートも充実しているように見えますが、その自慢が過ぎると周囲からウザがられることがあります。負けず嫌いで、何でもかんでも競り合おうとする姿勢が、相手にとっては嫌悪感を生む原因となります。
他人を考えない
自分のことしか考えない人たちが、自分を棚に上げて行動します。相手の立場になって考えることができないため、他人の気持ちを理解できず、自己中心的な行動が目立ちます。他人の立場になって考えられる人が寛大な心を持っているのに対し、彼らは利己的であり、自分の利益しか追求しません。
他人を非難する
急な仕事の休みが必要な状況になった際、自分を棚に上げる人は他人を非難することがあります。しかし、同じ状況になると自分の行動を正当化し、「お前とは違う」と言って逆ギレすることがあります。相手の事情を理解せずに非難する姿勢が、周囲からは冷たいと感じられることでしょう。
これらの特徴を理解することで、自分を棚に上げる人々と上手に付き合うコツを見つけることができるかもしれません。
自分のことを棚に上げる人の心理
自分のことは度外視し、他人に口を挟んでくる人の心理は複雑で理解しがたいものです。以下に、その心理を紹介していきます。
自分は特別
自分のことを棚に上げて他人を見下す人は、自己中心的でわがままな考え方が特徴です。彼らは根拠のない自己優越感に囚われ、「俺は特別だから許される」「自分は優れていて、相手とは次元が違う」と考えます。同じ行動を取る相手に対しては容赦なく非難し、自分を格上げすることで優越感を得ようとします。
優越性を抱いている
自分のことを棚に上げる人は、常に自分が正しいと信じ、他人を見下すことで自分の優越性を確認しようとします。彼らは自分の意見や行動に絶対的な自信を持ち、他者を間違っているとみなします。この優越感からくる歪んだ思考は、他人に対して理不尽な評価や非難を行う原因となります。
自分勝手な親切
自分のことを棚に上げる人は、他人に対して自分勝手な親切心を抱くことがあります。助けを求める際には厚かましく頼む一方で、自らの手を差し伸べることは少ない傾向があります。この自己中心的な態度は、人間関係を壊しかねない行動となります。
他人への期待と批判
他人に対して親切にされることを当然のように期待する一方で、自らが他人を助けることは想像できないような人々がいます。もし期待通りにならないと、怒りや批判を浴びせ、自分の都合に合わない状況には不満を抱えます。これによって、周りに対して不満を募らせ、悲劇のヒロインのような振る舞いを見せることがあります。
これらの心理を理解することで、自分を棚に上げてくる人々と上手に付き合う方法や、彼らとのコミュニケーションの取り方を模索することができるでしょう。
自分のことを棚に上げる人への対処法
新人であるが故に理不尽な扱いを受けることは、残念ながら職場でよくある光景ですね。しかし、冷静に大人の対応を心掛けることで、ストレスを最小限に抑えることができます。以下はその対処法です。
冷静な態度を保つ
無理な理不尽な言動に対しても、冷静な態度を保ちましょう。相手の言葉に乗せられず、感情的にならずに受け流すことが大切です。感情的な反応は、相手の攻撃をエスカレートさせる可能性があります。
言葉巧みにスルーする
無駄な論争を避けるために、相手の理不尽な発言に対しては「そうですね」「わかりました」といった言葉でスルーしましょう。相手の意図は分からなくても、上手に話を終わらせることが大切です。
反論は後回しにする
理不尽な言動に対して即座に反論するのではなく、冷静になるまで後回しにしましょう。感情が高ぶっている時に反論しても相手に通じることは難しいです。しばらく冷静になった後に適切な形でコミュニケーションをとりましょう。
上司や人事に相談する
もし理不尽な扱いが続く場合は、別の上司に相談するか、人事異動の届け出を提出することを考えましょう。職場での不当な扱いは避けるべきですし、上司や人事部はそのような問題に対処するために存在しています。
証拠を残す
もし相手の言動が深刻である場合は、日付や言葉を具体的に記録しておくことが重要です。スマートフォンでの録音など、確かな証拠を持つことで、相手の行動に対処する際に有利になります。
理不尽な言動に対して、怒りっぽくならず冷静に対処することが肝要です。それでも解決できない場合は、組織内の適切な手続きを活用して問題解決に向けて進めましょう。
まとめ
長い時間一緒にいれば、時折不愉快な瞬間も経験することでしょう。
特に新しい環境や職場に慣れる最初の頃は、周囲への配慮に疲れを感じることもあるでしょう。
人間関係においては、交友範囲が広がれば広がるほど、悩み事が浮かび上がることもあるでしょう。
努力する時はしっかりと頑張りますが、時には無視するスキルも身につけ、バランスを取ることが重要ですね。