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月が昇る方角はどこから?

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月の昇る方向は、常に東です。この事実は、太陽と同じ方向から昇るということでもあります。とはいえ、時折西の方向にも見えることがあり、これにはちょっと混乱することもあるでしょう。

この現象の背後には、月、地球、太陽の位置関係が影響しています。実は、毎日、月が見える方角が変わるのです。では、なぜこんなことが起きるのでしょうか?子どもたちにも分かりやすく説明しましょう。

月も地球の周りを公転する

月が昇る方角とその名前について知るためには、地球と月の動きについて理解することが重要です。以下では、地球の自転、公転、そして月の公転について簡単に説明し、月の名前についても触れます。

まず、地球の自転について考えてみましょう。地球は、北極と南極を結ぶ軸を中心に一日で一周、くるくる回転しています。この回転のことを「自転」と言います。地球の自転によって、私たちの住む場所は太陽の方向を向いたり、向いたりすることで昼や夜が訪れます。

次に、地球の公転についてです。地球は太陽の周りを一年かけて一周、回転しています。この回転のことを「公転」と言います。地球が公転することによって、太陽との位置関係が変化し、四季が訪れます。

そして、月も地球の周りを公転しています。約27日で一周します。毎日、月は西から東に向かって少しずつ動いており、その結果、月の位置は日々変わります。

例えば、あなたが22時に月を見た場合、もし月が公転していなければ、常に同じ方向に月が見えるはずです。しかし、月は実際に公転しているため、昨日の22時に見た方向から比べて、今日の22時には少し東の方向に見えることになります。

つまり、月が昇る方角はいつでも東から昇りますが、同じ時間に月が見える方角は毎日変わるため、東西南北で一概に答えることはできません。

月の昇る方角を観察したい場合は、自分の位置と日付を入力すると、月の昇る方角を自動計算して教えてくれるウェブサイトやアプリがたくさんありますので、ぜひ活用してみてください!そして、月の満ち欠けによって異なる名前を持つ「月の名前」も楽しんで覚えてみてください。

月の形も毎日変わる

月の形は確かに毎日変わりますね。

月は太陽などのように、自分自身で光っているわけではなく、太陽の光が当たっている部分だけが輝き、それ以外は暗くなっています。

月は地球の周りを毎日公転しているので、太陽の光が当たる場所も日々変わります。地球から見て、月が太陽と真逆の方向にあるとき、月全体に太陽の光が当たるため、まんまるの「満月」になります。

また、地球から見て、月と太陽が90度の位置にあるとき、月の半分に太陽の光が当たるため、半分の形の「半月」になります。

このような月の形の変化を「月の満ち欠け」と呼びます。月はこの満ち欠けによって、さまざまな形に変化し、異なる名前が付けられます。実際、月には十六種類もの名前があります。

以下では、月の名前と、それが旧暦で何日頃に見られるかをご紹介します。

新月(しんげつ): 太陰暦で1日頃の月。このとき、月の表側に太陽の光が全く当たらず、見えない状態です。新月のときも、月には太陽の光が当たっているのですが、地球から見て月の裏側が明るくなっているため、月が見えないのです。
新月の写真は完全な新月ではない場合が多いですが、新月だとどこも光らないため、写真を撮るのは難しいことがあります。

月の満ち欠けは興味深い天文学の現象であり、月がさまざまな名前で呼ばれるのも楽しい要素の一つですね。

二日月(ふつかづき):2日頃

糸のように細い月で、繊月(せんづき)とも呼ばれます。
三日月(みかづき):3日頃

有名な月の形で、このカタチの月は弓のように見えます。
上弦の月(じょうげんのつき):7日頃

半月で、弓張月(ゆみはりつき)とも呼ばれます。
十日夜の月(とうかんやのつき):10日頃

半月より少し膨らんでいます。
十三夜月(じゅうさんやづき):13日頃

満月に次いで美しいとされ、13日頃に出現します。
小望月(こもちづき):14日頃

満月の前夜に見られ、美しい光を放っています。
満月(まんげつ):15日頃

きれいなまんまるの月で、望月(もちづき)とも呼ばれます。
十六夜月(いざよいづき):16日頃

満月よりいざよう=ためらう=遅れてくる意味があります。
立待月(たちまちづき):17日頃

月が日没から遅れて昇るため、待つ意味の名前です。
居待月(いまちづき):18日頃

座って待つ意味があります。
寝待月(ねまちづき):19日頃

寝て待つ意味があります。月の昇りがどんどん遅くなります。
更待月(さらまちづき):20日頃

夜更け、約22時頃にようやく昇ることからこの名前がつけられました。
下弦の月(かげんのつき):23日頃

半月の形をしており、真夜中から昼頃まで見られます。
有明月(ありあけつき):26日頃

有明=夜明けに昇るため、三日月のような形をしています。
三十日月(みそかづき):30日頃

新月に戻り、月のサイクルが再始動します。
これらの月の名前と形は、古代から観測され、人々にとって暦や季節の指標となってきました。月の満ち欠けのサイクルは興味深く、自然の営みとの調和を感じることができる素晴らしい現象です。

月の裏側が見えない理由

月の裏側が見えない理由は、地球と月の相互の動きに関係しています。この興味深い事実についてもっと詳しく説明しましょう。

まず、月は地球の周りをおよそ27日かけて公転しています。この公転の速さは、地球の自転と同じ方向に向かっています。つまり、月自体も自転しており、自転と公転の周期が同じなんです。

この特殊な自転と公転の関係により、月は常に同じ表側を地球に向けています。一方、裏側(裏面)は地球から見えないのです。この現象は、地球と月の引力の相互作用によってもたらされています。

具体的には、地球と月の引力がお互いに作用し、摩擦のような影響を及ぼして、月の自転と公転が同じ速さで進行するように調整されています。この特別なバランスにより、月の表側だけが私たちに見え、裏側は永遠に隠れたままとなるのです。

この現象を理解するために、地球と月をボールとして考え、それぞれに印をつけて手で回して観察することが示唆されています。これによって、月の自転と公転がどのように同期しているのかを視覚的に理解できます。地球と月の特別な関係によって、月の裏側が謎めいたままの世界として残り、多くの人々に夢を与えています。興味深い自然の現象の一つですね!

まとめ

この記事では、月が昇る方角が毎日変わる理由について解説しました。その主な要点は以下です。

月は地球の周りをおよそ27日かけて公転しているため、昇る方角が日々変わります。

月が公転することにより、太陽の光が当たる場所も毎日変わり、それが月の形の変化(満月、半月など)を生み出します。

月の裏側は地球からは見えないのは、月の公転周期と自転周期が同じであるためです。

この記事を読むことで、月の動きや形の変化に対する理解が深まり、月を見る際に新しい視点で楽しむことができるでしょう。月の不思議な魅力に触れることができる素晴らしい現象ですね。

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