初期費用を抑えるための工夫は不可欠です。
しかしながら、本当に重要なのは、一人で生活を始めた後の段階です。
もし経済的に余裕がない場合、ある程度の覚悟が必要です。一人での生活が始まったばかりでも、楽しい日々がすぐに待っているとは限りません。
この記事では、お金に余裕がない方々に向けて、一人での生活を始める前に知っておくべきポイントを紹介します。
お金がないけど一人暮らしをしたい人が知っておきたいこと
一人暮らしを始める際、最低限40万円の現金が絶対に必要です。
具体的には、少なくとも40万円は確保しておくべきです。これがない状態で一人暮らしを始めると、生活が破綻しかねません。
この40万円の必要性は、例えば月額4万円の賃貸物件を借りる場合、初期費用だけでも最低30万円かかるからです。
生活が突然の出費によって破綻することを防ぐため、最低でも40万円の余裕が欲しいと言えます。
さらに、手取りの4分の1は貯金に回せる生活レベルを目指すことも大切です。
一人暮らしをする上で給与と支出が釣り合っていれば、生計を立てることは可能です。しかし、全く貯金できないならば、まずは実家で収入を増やす方策を検討するべきです。
手取り4分の1貯金法は、本田静六が提唱する方法で、月に10万円で生活できれば手取り13万円でも毎月3万円の貯金ができます。
家賃も手取りの25%以内に収めることが理想的であり、できれば20%がベストです。このように家賃を抑えることで生活が安定し、手取りの4分の1貯金も現実的になります。
一人暮らしを始める際には、家具・家電・インテリアは最小限からスタートすることも大切です。
初期費用はかさむため、生活ができるだけの最低限のものを揃え、必要なものを徐々に購入する方が賢明です。一人暮らし初期の1~2週間は、極力生活のギリギリで過ごし、必要なアイテムを確認してから購入すると効果的です。
また、おしゃれな部屋を作ることに拘るのではなく、最低限の質素な生活を優先することも大切です。
固定費を徹底的にカットし、家賃を抑えることが生活の安定につながります。月1回の外食や遊びは控え、生活費を節約する工夫も必要です。
食費に関しても、自炊を心がけることが大切です。手軽な外食よりも、安価で健康的でおいしい料理を自分で作ることで、生活コストを抑えられます。
運動習慣をつけることもおすすめです。運動はメンタルを整え、ストレスを軽減する効果があります。通勤経路に歩く時間を取り入れるなど、気軽に始められる方法で運動を習慣化しましょう。
最後に、誘いを断る勇気を持つことも大切です。毎週の飲み会や外食は支出を増やす原因となります。節約のためには、友人との誘いに断ることも時には必要です。
そして最も重要なことは、お金がなくなっても絶対にリボ払いをしないことです。クレジットカードのリボ払いは借金であり、高い利息がつくことを理解しましょう。お金に困ったら親に相談するか、一人暮らしを諦めて撤退することが賢明です。
最後に
一人暮らしは、全ての意思決定を自分で行える自由さがあります。同時に、経済的余裕が人生の選択肢を広げることも事実です。このような状況下で実家暮らしを選択することは、悪い選択ではなく、むしろ合理的な戦略であると考えられます。
特に、実家から会社までの通勤が30分程度で可能であれば、実家暮らしをしながらお金を効果的に貯めることが良い選択となるでしょう。一人暮らしに比べて家賃や生活費が削減でき、その分を貯金に回すことができます。
一人暮らしを始める際には、引っ越しをする際にお金をかけずに効率的に進める方法を知っておくことも重要です。無駄な出費を抑え、経済的に無理なく新しい生活をスタートすることができます。