煮物、焼き物、そして汁物など、あらゆる料理にぴったりなのがしいたけです。
スーパーでは通年販売され、多くの食卓でよく見かけることでしょう。
しかし、しいたけを使った料理を準備している最中に、酸っぱい臭いや味を感じたことはありませんか?
それは実は、しいたけが傷んでいるサインなのです!
しいたけが腐ると、その特徴として酸っぱい臭いや味がします。
この食材は腐りやすく、購入してから1日や2日で傷むこともあります。
今回は、生しいたけが傷んでいるかどうかの見分け方や、適切な保存方法について詳しく解説します。
生しいたけが酸っぱい?!これは腐ってるの?
生しいたけを食べて、不意に酸っぱさを感じる場合、それは腐っている兆候です。
調理中にも酸っぱい臭いが漂ってくる場合は、注意が必要です。
酸っぱいしいたけを見つけたら、ただちに摂取を中断しましょう!
しいたけは水分が多く、細菌の繁殖しやすい食材です。
したがって、正しい保存方法を守らないと、すぐに腐ってしまいます。
酸っぱい臭いや味の発生は、腐敗が始まったサインです。
細菌が繁殖することで、酸っぱい臭いや味が発生します。
酸っぱさを感じた瞬間には、すぐに食べるのを中止しましょう!
酸っぱいしいたけを食べてしまうと、食中毒のリスクがあります。
下痢や嘔吐などの消化器系の症状が現れ、時には発熱などの不調も生じます。
十分な水分補給と安静にすることで、症状は緩和されるでしょう。
しかし、症状が重症化したり、長引く場合はすぐに医師の診察を受けましょう。
「酸っぱいな」と気づいた後に症状が現れることがあるようですが、必ずしも不調が生じるわけではありません。
ただし、酸っぱいと感じたら、慎重に食べるか中止するよう心がけましょう。
野菜室で古くなったしいたけを見つけた場合、傷んでいるしいたけの特徴は主に4つあります。
1. 酸っぱい臭いや味がする
2. 表面にぬめりがある
3. 黒く変色している
4. 粉っぽい白いカビが生えている
特に酸っぱい臭いや味がする場合は、腐っている可能性が高いです。
ただし、これだけでは判断が難しい場合もあります。
しいたけの傘の内側を見るのが一番わかりやすい方法です。
新鮮なしいたけは傘の内側が白い状態です。
もし内側が黒ずんでいたり、不自然な臭いがしたら、腐っている可能性があります。
このようなしいたけは食べないようにしましょう。食べる場合は、カビの有無や味、ニオイを確認することが大切です。
そもそも生シイタケはどのくらい日持ちするの保存方法は?
生しいたけは水分量が多いため、常温では保存が難しい食材です。
以下では、冷蔵および冷凍での保存方法について詳しく説明します。
冷蔵保存の場合、生しいたけは約1週間持ちます。湿気に弱いため、保存場所と方法には注意が必要です。冷蔵庫内は外部よりも乾燥しているため、冷蔵保存が適しています。
しかし、常温保存できるのは1日2日で食べきる場合に限られます。その際、しいたけをポリ袋に入れ、乾燥剤と共に冷暗所で保存すると安心です。
生しいたけを冷蔵保存する際のポイントは次の通りです。
1. キッチンペーパーで表面の水分を取る。
2. ポリ袋にキッチンペーパーを敷き、頭を下にして並べる。
キノコ類を洗うか否かについては賛否がありますが、生しいたけを冷蔵保存する場合は、よく洗い、水分を拭き取ってから保存することがおすすめです。しいたけの弱点は水分なので、しっかりと水分に気を付けることが長持ちの秘訣です。
冷凍保存を選ぶと、生しいたけは約1か月保存が可能です。下処理をすると便利で、具体的な手順は以下の通りです。
1. 表面を拭いて石づきを落とす。
2. 傘と軸に分ける。
3. 使いやすい大きさにカット。
4. 1回に使う量に小分けして保存。
冷凍庫から取り出してそのまま調理できるように、あらかじめしいたけをカットしておくと便利です。シイタケ同士がくっつかないように注意して保存すると、使いたい分だけ取り出しやすくなります。
シイタケを含むキノコ類は一度冷凍してから調理すると、うまみ成分が出やすくなると言われています。そのため、冷凍保存は冷蔵や常温よりもおいしくいただける方法ですのでおすすめです。
まとめ
今回はしいたけの適切な保存方法や、傷んだ際の特徴について詳しく説明しました。
一般的にしいたけはじめじめした環境で育つと思われがちですが、実際には湿気や水分に弱い食べ物です。
しいたけは湿気や水分を苦手とし、その状態では細菌やカビの繁殖がしやすくなります。したがって、少しでも異変を感じた場合は、安全のために食べることを避けましょう。