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カーネーションの茎が垂れ下がる理由とは?下向く時の戻し方を紹介

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母の日に贈られる伝統的なプレゼント、カーネーション。最近では、プレゼントとしてよく鉢植えのタイプが選ばれることが増えましたね。

この丈夫なカーネーションは、適切な育て方を知っていれば、長期間にわたり美しい花を楽しむことができます。

しかし、育てていく中で茎が曲がってしまうことがよくあります。もちろん、そのままでもカーネーションは可愛らしいのですが、見た目に少し違和感を感じることもありますよね。

実は、カーネーションの茎をまっすぐに育てるにはコツが必要なんです。今回は、茎が曲がる原因とその対処法についてご紹介します。

カーネーションの茎が曲がる原因

鉢植えのカーネーションがくねっと曲がる主な原因には、以下の点が挙げられます。

花の重み:
カーネーションには、茎が長くなる「切り花用」の品種と、背の低い「花壇や鉢花用」があります。背が高くなると、花の重みで茎が曲がりやすくなります。特に切り花用の品種は雨や風に当たらなくても倒れやすいため、早めの対処が必要です。購入時には、「花壇や鉢花用」のわい性品種を選ぶことがおすすめです。花の色やつぼみの大きさ、株の根本の状態なども注意深く確認しましょう。

幹の柔らかさ:
若いカーネーションは幹が柔らかいため、曲がりやすくなります。曲がったまま放置すると、元に戻りにくくなるため、慎重に取り扱う必要があります。カーネーションは多年草で比較的育てやすいですが、特に「切り花用」の品種は自立できない傾向があります。市販されているまっすぐ茎が伸びたカーネーションは、茎が曲がらないように対処されていることが美しさの秘訣です。

これらの理由から、我々ができるカーネーションの茎をまっすぐ育てる方法についても考えてみましょう。

カーネーションの茎をまっすぐに伸ばすには?

カーネーションの茎をまっすぐに育てるためには、支柱や添木を使用し、フラワーネットを張ることが最も効果的です。特に「切り花用」の品種では、早めに支柱を立てることが重要です。以下は、支柱や添木を立てる手順です。

支柱や添木の立て方:

支柱や添木を立てる: カーネーションが一定の高さに達したら、周囲に支柱を設置します。朝顔に使われる支柱などが利用できます。

ネットを張る: 10㎝ほどの網目のフラワーネットを用意し、縦方向ではなく横方向、水平に張ります。特に「切り花用」の品種の場合は、可能であれば3~5段ネットを使用します。最初は1番下の段に寄せておき、成長に合わせて段を上げていきます。

ネットの網目にカーネーションを入れる: カーネーションの茎を1本ずつネットの網目に挿し込んでいきます。常にカーネーションの上部がネットの網目にかかるようにします。

ネットの高さを調整: 成長に合わせてネットの高さを調整します。3~5段ネットを使用した場合は、ネットから茎が大きくはみ出さないよう注意します。また、わき芽や咲き終わった花は迅速に摘み取ります。

初めに支柱とネットを設置する作業は手間がかかりますが、成長に応じてネットの位置を微調整するだけで済むので、それほど手間ではありません。茎が美しくまっすぐに成長すると、達成感を感じられることでしょう。

一通り花が咲き終わったら、茎を半分に切り戻すことをおすすめします。切った部分から新しい茎が伸びるため、上部で切り戻すと茎が重くなりがちです。また、高温多湿が苦手なカーネーションは風通しをよくするため、密集した部分は適度に切り落としましょう。

なお、一度曲がった茎は戻りにくいため、切り戻しや挿し木で再チャレンジすることが有益です。挿し木の手順は以下の通りです。

カーネーションの挿し木の方法:

若い茎を選ぶ: 主茎から出ている固い茎で、葉と葉の間が短いものを選びます。

10~15センチに切る: 斜めに切り口をつけます。

葉っぱを取る: 先端の葉っぱを3枚残し、他の葉を全て取り除きます。

水に漬ける: 切り口を数時間から数日間、水に漬け置きます。水の量は切り口がつかない程度で良いです。

土に挿す: 切り口が潰れないように気を付けながら、土に穴を開けて茎を挿します。2~3センチ埋まっていれば十分です。

置いておく: 受け皿に水を溜め、半日陰に置いておきます。水は十分に与え、乾燥を防ぎます。

植え替える: 約1か月後に根が出てきたら、鉢に植え替えます。

挿し木は春と夏に行うのが適切です。

ひょろひょろのカーネーション、根元が黄色いカーネーションは復活する?

カーネーションの育て方において、重要なポイントは十分な日当たりと風通し、そして水はけの良い場所を選ぶことです。

もし茎が細くて弱々しい印象を受ける場合、その主な原因は「日光不足」かもしれません。この場合は、より良い日当たりの場所にカーネーションを移動させてあげましょう。ただし、夏の高温には敏感なので、直射日光にさらされず、できるだけ涼しい場所での管理が大切です。

水や肥料の過剰な供給も、茎が弱々しく見える原因となり得ます。特に夏季は成長が鈍るため、過度な水や肥料の与え過ぎには注意が必要です。水を与えすぎると茎が長く伸び、弱々しくなることがありますので、夏場は少し土が乾燥気味になるように調整しましょう。これにより、根腐れのリスクも低減します。

一度茎が弱くなってしまうと、再び太く丈夫になることは難しいです。この場合も、切り戻しや挿し木を行うことで再チャレンジすることができます。

茎の根元が黄色や茶色に変色している場合、これは復活が難しい兆候かもしれません。茎の根元が腐っている場合、再生が難しいです。ただし、まだ茎や根がしっかりしている場合は、大きな鉢に植え替えを行い、切り戻しを施し、適切な環境でのケアによって元気を取り戻す可能性もあります。

まとめ

カーネーションは美しい花で、プレゼントとしていただくと嬉しいですね。その可憐な姿を長く楽しむためには、適切な育て方が大切です。知識を得て、お花を大切に育てれば、何年も楽しい花を咲かせることができます。

ただ、単に鉢に植えて水を与えるだけでは、カーネーションの本来の美しさを引き出すことは難しいかもしれません。ですが、お世話を惜しまず頑張った分、咲いた時の喜びは格別でしょう。

是非とも、カーネーションの育て方を楽しみながら試してみてください。その結果、美しい花が咲き誇る様子に心が満たされることでしょう。カーネーションを通じて、植物とのふれあいがより一層豊かなものになりますように。

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