エアーベッドは、一般的には体に悪い影響を及ぼすと言われています。
通常、キャンプや一時的な使用には適していますが、普段使いには向いていないとの指摘もあります。
この記事では、エアーベッドが体に悪影響を与えるとされる2つの理由を詳しく解説いたします。
エアーベッドが体に悪い理由は2つある！
エアーベッドが体に悪影響を及ぼす理由は、以下の2つです。
体圧分散が上手くできない
エアーベッドは、使用者が空気の量を自由に調節できるため、体重の重い人は通常、エアーベッドに十分な空気を充填し、体がしっかりと沈まないように調整します。しかし、空気をたくさん入れれば入れるほど、硬い寝具に変わり、適切な体圧分散が難しくなります。
体重に応じて寝具が適切に身体にフィットしないため、腰などに不快な圧迫感を感じ、良い睡眠が得られないことがあります。さらに、この状態で寝ると腰痛が悪化する可能性もあります。
寝返りがしにくい
エアーベッドには、適切な空気の量を入れないという別の課題も存在します。適度な空気を入れないと体圧分散が崩れ、腰に余分な負担がかかります。逆に、余分な空気を入れると体が沈んでしまい、寝返りをスムーズに打つことが難しくなります。
人は通常、寝ている間に無意識に寝返りを40回程度行うため、これができないと不快な感覚が生じます。また、寝返りを打った際にも、適切な空気が入っていないと不安定な感触が生じ、快適な睡眠が妨げられます。
エアーベッドは見た目に快適そうに見えますが、これらの理由から実は体に不適切な面があることを理解することが重要です。
エアーベッドのデメリットは体に悪いだけじゃない！
エアーベッドを使用すると、一部の人は船酔いのような気分が起き、苦しい経験をすることがあります。しかしながら、エアーベッドのデメリットは体に不快感をもたらすだけでなく、以下の点でも考慮すべきです。
音がうるさい！
エアーベッドは移動するたびにギュッギュッギと音が発生することが一般的です。この音がうるさいと感じる人や、エアーベッドに慣れていない人にとっては不快に感じることがあります。
空気が抜ける
エアーベッドは一度充填した空気が永遠に保たれるわけではありません。数日が経過すると自然に空気が抜けてしまい、再び快適な硬さに調整する必要があります。通常の布団と比べ、頻繁な調整が必要で手間がかかると感じるかもしれません。
ビニールの臭いがキツイ
エアーベッドは一般的にビニールのような強い臭いがすることがあります。このキツイ臭いが部屋中に充満すると、就寝時に不快な感じを与え、寝つきにくくなることがあります。
これらの理由から、エアーベッドの購入を考えている場合は、キャンプなど短期的な使用を目的としたものに限定するか、上記のデメリットをよく考慮してから検討することがおすすめです。エアーベッドは一度の使用で不満が生じ、「お金の無駄だった」と後悔することもありますので、検討段階で注意深く判断することが重要です。
まとめ
エアーベッドが体に悪いとされる理由は主に2つあります。
まず一つ目は、体圧分散が効果的に行えないことです。エアーベッドは空気の調整が可能で、体重が重い場合には空気を十分に充填して沈み込まないように調整します。しかし、この調整が難しく、体に適切な圧力を均等に分散することが難しいため、寝ている間に不快な圧迫感を感じやすくなります。これが深い睡眠を妨げる一因となります。
二つ目は、エアーベッドでは寝返りがしにくいことです。適切な圧力を維持するためには一定の硬さが必要ですが、そのためには寝返りを打つ際の柔軟性が制限されます。これが、寝返りがスムーズにできず、快適な睡眠の妨げになる可能性があります。
また、体調の悪化に関連して、エアーベッドが船酔いのような症状を引き起こすことが報告されています。これも深い睡眠を阻害する一要因と考えられます。
さらに、エアーベッドには体に悪いだけでなく、騒音、空気漏れ、ビニール臭などのデメリットも存在します。これらを踏まえ、エアーベッドが必要な場合は、短期間の使用（例: キャンプなど）を検討することが賢明です。
