赤ちゃんが成長してくると、離乳食のバリエーションも広がり、9〜11か月の期間には家族の食事から取り分けて与えることも多いですよね。でも、「アボカドって赤ちゃんに食べさせてもいいのかな？」と思うこともあるのではないでしょうか？
この記事では、アボカドについて詳しく解説していきます。赤ちゃんにいつから食べさせて良いのか、そのコツや注意点など、離乳食の準備に役立つ情報をお伝えします。きっと参考になるはずですよ！
アボカドは何歳から食べることができる？
赤ちゃんが食べるアボカドは「森のバター」とも称される果物ですね。一般的に、そのまま食べたり、サラダなどに使うことが多いです。
ただし、アボカドには多くの脂質が含まれているため、赤ちゃんの消化器官が未熟な時期には控えたほうが良いとされています。
赤ちゃんにアボカドを食べさせる場合、1歳頃から少しずつ導入するのがおすすめです。早くても7〜8か月ごろに少量を与えるようにしましょう。
赤ちゃんがよく食べる果物とアボカドの栄養成分を比較すると、アボカドは脂質が飛び抜けて多いことがわかります。バナナやりんごと比べるとその違いが明らかですね。
離乳食の時期は生活習慣病を予防する観点からも大切です。脂質を多く含む食材は、適切な時期に与えることが大切です。赤ちゃんの成長に合わせて慎重に進めましょう。
離乳食でアボカドを与えるときの注意点
赤ちゃんにアボカドを与える際の重要な注意点をお伝えしますね。
アボカドの量
アボカドは脂質が多いので、0歳から1歳の赤ちゃんに与える際の目安量はこちらです。
7〜8カ月頃: 5〜10g
9〜11カ月頃: 10g
12〜18カ月頃: 10〜15g
アボカドの柔らかさ
与えるアボカドはしっかりと熟した柔らかいものを選びます。初めて与える際は、指でつぶせる程度の固さが良いです。バナナ程度の柔らかさが目安です。
アレルギー
赤ちゃんがアボカドを気に入っても、繰り返し与えることは避けましょう。同じ食品を頻繁に与えるとアレルギーを引き起こす可能性があるので、数日に1回程度、食べさせる頻度を調整しましょう。
加熱せず生での与え方
離乳食の時期には加熱して与える方が良いですが、生で食べさせる場合も問題ありません。ただし、アレルギー症状が出ないかしっかりと確認することが重要です。
無理強いしない
赤ちゃんがアボカドを食べない場合、無理に食べさせる必要はありません。食べムラは成長に伴うもので、自然な変化です。楽しく食事をすることが大切なので、食べたら褒めてあげるようにしましょう。
離乳食でアボカドを使うときのコツ
離乳食でアボカドを使う際のコツは、ペースト状にすることです。
皮をむく
種を取り除く
実をフォークで軽くつぶす
加熱してペースト状にする
これらの手順で下ごしらえを行うと、赤ちゃんにとって食べやすい形状に仕上がります。
アボカド自体はあまり味がしないため、だし汁で伸ばしてから与えると、赤ちゃんも受け入れやすくなります。
赤ちゃんがアボカドに慣れてきたら、特別に用意する必要なく、ママが作ったものを取り分けて与えても問題ありません。
アボカドを使った離乳食のおすすめレシピ
こちらでは、アボカドを使用したおすすめのレシピを2つご紹介いたします！
アボカドのチーズグラタン（大人2人分）
大人向けに作ったものを、赤ちゃんと一緒に楽しんで食べることができます。赤ちゃんには月齢に合わせて少量を与えましょう。
【材料】
トマト・・・1個
アボカド（熟したもの）・・・1個
シイタケ・・・4枚
えのきだけ・・・50g
スライスチーズ・・・1～2枚
バター・・・5g
塩・・・少々
【作り方】
トマトは湯むきをし、6~8等分のくし切り。トマトは種を取っておく。
アボカドは皮をむき、種を取って7～8mm角に切る。
シイタケは石づきをとり、スライスする。
えのきだけは石づきを切り落とし、2等分にして根元をほぐす。
フライパンにバターを入れて、アボカド・シイタケ・えのきだけを炒める。きのこがしんなりとしてきたら、塩で味付けする。フライパンの端に寄せて、トマトを両面軽く焼く。
耐熱皿に材料を盛り、スライスチーズをのせて200℃のオーブンまたはオーブントースターで焦げ目がつくまで焼く。
※大人が食べるときは、こしょうを振ってから食べてもよいです。
アボカドのつぶつぶサラダ（大人2人分）
【材料】
トマト・・・60g
アボカド（熟したもの）・・・20ｇ
プロセスチーズ・・・20g
酢・・・大さじ1強
砂糖・・・小さじ2
塩・・・少々
※目安の分量です
【作り方】
トマトは湯向きをし、皮と種を取って7～8mm角に切る。
アボカドは皮をむき、種を取って7～8mm角に切る。
チーズも7～8mm角に切る。
調味料で甘酢を作り、1、2、3の材料を和える。
※アボカドの代わりに皮をむいたきゅうりでもおいしいです。
まとめ
アボカドは、脂質に注意しつつも、赤ちゃんに適した高エネルギーな食材です。赤ちゃんの成長に合わせて慎重に導入することが重要ですが、海外では離乳食初期から取り入れる例もあります。様子を見ながら、積極的に取り入れてみてください。
アボカドを赤ちゃんに与える際のコツやおすすめレシピもご参考にしてください。離乳食は母乳やミルクから食事へと移行する重要な段階であり、楽しく美味しく食べることは体と心の健康に良い影響を与えます。「おいしいね」といった言葉とともに、赤ちゃんとの食事タイムを楽しんでくださいね。
