「プレッシャーコーナー」に足を踏み入れること、電気圧力鍋の新しい冒険。
最新のテクノロジーが搭載され、機能が満載された電気圧力鍋は、今やキッチンの一角に欠かせない存在となりつつあります。
そして、その中でも特に注目されるのが炊飯機能。炊飯器の買い替えを考えている方にとって、電気圧力鍋が提供する炊飯の秘密が気になることでしょう。
電気圧力鍋の多くが、驚くべきことに炊飯機能を備えています。これにより、普段の圧力鍋の範疇を超え、まるで炊飯器としても十分なパフォーマンスを発揮します。
そこで、この記事では電気圧力鍋を炊飯器として活用する際の利点と欠点について、詳しくご紹介いたします。
目次
電気圧力鍋で炊飯するとお米がべちゃべちゃになる…!?
圧力鍋でご飯を炊くと、「べちゃべちゃになる」「お米に芯が残ってしまって食感が気になる」といった悩みがよく耳にされますね。
通常の炊飯器を使用すると、ふっくらと炊き上がるお米が楽しめますが、電気圧力鍋で炊くご飯は柔らかく、もっちりとした印象があります。
確かに、高級炊飯器のこだわりが感じられるような炊き上がりを求めるなら、電気圧力鍋よりも炊飯器が適しているかもしれません。
ただし、コツをつかめば圧力鍋でも、ふっくらツヤツヤのご飯が簡単に炊けます。高価な炊飯器に匹敵する美味しさを追求するなら、以下の方法を試してみてください。
圧力鍋を使用すると、美味しくふっくらとしたご飯を手軽に炊くことができます。市販の炊飯器よりも早く、しかも白米だけでなく玄米もぱさぱさせずに美味しく仕上げることができるのです。
これまで圧力鍋で炊飯に挑戦して挫折した方も、初めて圧力鍋を使う方も、以下の手順を試してみてください。
電気圧力鍋があれば炊飯器はいらない?美味しく炊くコツ
早速、圧力鍋でご飯を美味しく炊くためのコツについてご紹介します。
圧力鍋で美味しく炊飯するコツ① 米の研ぎ汁はしっかり捨てる
最初にお米を研ぎましょう。水の量がポイントなので、圧力鍋で炊飯する際は特に注意が必要です。お米の研ぎ汁は、ザルを使用して十分に水切りしましょう。
圧力鍋で美味しく炊飯するコツ② 20から30分お米を吸水させる
研いたお米にしっかりと水を吸わせることが重要です。これにより、お米に芯が残らずに炊き上がります。新米の場合は吸水時間を短めにし、古いお米の場合は約30分を目安に吸水させます。吸水後は、再びザルで水切りを行います。
圧力鍋で美味しく炊飯するコツ③ 水加減・水の量に注意する
水の量も重要なポイントです。各メーカーによって異なる水の量の指示がありますが、基本的には米一合に対して水一カップが良いでしょう。新米や無洗米を使用する場合は、水の量を少なめに調整したり、古いお米では水を増やしたりして工夫してください。
圧力鍋で美味しく炊飯するコツ④ タイマーで加圧時間・低圧時間を計る
次に加圧時間です。炊飯において、加圧時間は数十秒で仕上がりが変わります。メーカーが指定している炊飯時の目安時間を確認し、正確にタイマーでカウントしましょう。
圧力鍋で美味しく炊飯するコツ⑤ 炊飯後はすぐに蒸気を逃がす
圧力鍋では「蒸らす」作業は不要です。炊飯器での蒸らし作業が美味しさのポイントでしたが、圧力鍋では不要です。炊き上がったら即座に圧力を逃がしましょう。これを怠るとお米がべちゃべちゃになる可能性があります。炊飯器とは異なる工程かもしれませんが、時間の短縮や手軽さで考えれば、慣れる価値があります。是非試してみてください。
炊飯機は本当に必要なのか?電気圧力鍋のメリット
電気圧力鍋で炊飯をするメリット
炊飯器を買わなくて済む
圧力鍋は1台で炊飯も可能なため、炊飯器を別途購入する必要がありません。
2台分のスペースのところが1台分
キッチンのスペースが限られている場合、圧力鍋1台で炊飯も調理もできるため、スペースの有効活用が可能です。
多機能調理ができる
圧力鍋は多機能であり、炊飯以外にもさまざまな料理が調理できます。1台で様々な調理が可能です。
圧力鍋炊飯のメリットをまとめてみた
1. 炊飯器の早炊き機能よりも時短で炊飯することが可能
圧力鍋を使用すると、通常の炊飯よりも早く、しかも美味しいご飯を炊くことができます。炊飯器の早炊きよりも時短です。
2. お米の甘みが増す
圧力鍋はお米に含まれている水分を最大限に利用し、お米の本来の甘みを引き出してくれます。
3. 光熱費の節約になる
炊飯器が常に電気を使用しているのに対し、圧力鍋は加圧するときのみ電気を使用するため、光熱費の節約になります。
4. 丸洗いできるので常に綺麗に長く使うことができる
圧力鍋は丸洗いが可能なため、清潔に保ちやすく、長く使うことができます。炊飯器とは異なります。
5. 少ない量の炊飯でも芯が残らない
圧力鍋を使用すると、1合の少ない量でも芯が残らずにふっくらと炊き上げることができます。
生活シーンによって使い分けすることがおすすめ
冷凍ごはんを解凍して食べることが多く、炊飯器の保温機能をあまり利用していない場合や、ご飯をまとめて炊き保温を使っていない場合、圧力鍋が便利です。
炊飯器と圧力鍋の両方を持つことがおすすめの家庭
炊き上がりにこだわりがあり、炊飯器の保温機能を頻繁に利用する場合や、炊きたてのご飯が好きな場合は、炊飯器も併用すると便利です。
電気圧力鍋で炊飯に強いおすすめ機種は?
電気圧力鍋で炊飯を検討している方におすすめの機種を紹介します。
1. アイリスオーヤマ電気圧力鍋
アイリスオーヤマの電気圧力鍋は、ヘルシーメニューが53種類も搭載されており、カロリーごとにメニューを選べるため、ダイエット中やカロリー制限がある方にも適しています。白米だけでなく玄米や低糖質ご飯も炊飯可能で、予約調理もできる点が魅力です。さらに、グリル鍋としても使用可能でおしゃれなデザインも備えています。
2. Panasonic電気圧力鍋
Panasonicの電気圧力鍋は、圧力調理だけでなく無水調理や低温調理もできる優れた機能を備えています。自動調理コースも7種類あり、玄米炊飯が可能なため、炊飯の予約調理を使用すれば、玄米もモチモチと炊き上げることができます。コンパクトサイズでありながら、3Lの容量があり、一般家庭に適しています。
3. siroca電気圧力鍋
sirocaの電気圧力鍋は、おしゃれなデザインと共に、圧力調理や無水調理に加えて、スロー調理や温めなおしも可能です。スロー調理は長時間ゆっくりと加熱するため、食材の荷崩れの心配がなく、様々な料理が楽しめます。スロー調理と圧力調理がどちらもできる点がこの鍋の特徴です。
4. T-faLラクラ・クッカー コンパクト電気圧力鍋
ティファールの電気圧力鍋は、マニュアル調理が楽しめる「ラクラ・クッカー コンパクト電気圧力鍋」がおすすめです。10役と言われる多彩な調理方法が搭載され、低温調理以外は1分間隔で調理時間を設定できます。オリジナルで調理を進めたい方に適しています。
5. Wonder chef楽ポン電気圧力鍋
Wonder chefの「楽ポン 電気圧力鍋OEDC30」は、スイッチひとつで調理可能な機能が豊富に搭載されています。スロー調理と圧力調理の両方が可能で、オートメニューやオリジナルメニューも楽しめます。特に、玄米もモッチリと炊き上がり、オリジナルレシピも提供されています。圧力鍋初心者からヘビーユーザーまで幅広く利用できます。
ご飯が美味しく炊ける方法って他にはどんなものがある?一番失敗しないのは?
美味しいご飯を炊く方法は様々ですが、以下に簡単な手順を挙げてみます。これらは炊飯器を使用する場合にも適用されます。
お米の量を計る: ぴったり計るために、すりきりでお米の量を計ります。炊飯器の容量いっぱいに炊くと、美味しく炊きあがります。
お米を研ぐ: ぬかをしっかりと取り除くために、水をたっぷりと使ってお米を研ぎます。冬場は静電気の影響でぬかが多くなるので、研ぐ回数を増やすと良いです。
炊く前にお米を水に浸す: お米を炊く前に水に浸すことで、お米の芯までしっかりと水が入ります。浸しすぎないように注意し、30分から1時間程度がベストです。
水の量に注意: 炊くときの水の量は、メモリを確認して適量を入れましょう。水の量は適切に設定することで、美味しく炊きあがります。
蒸らす: 炊きあがった後は、すぐに食べずに15分ほど蒸らすことが大切です。これにより、ご飯がふっくらとして美味しさが増します。
これらの手順を守ることで、炊飯器を使用しても美味しいご飯が炊けます。また、お米の品種や産地によっても炊き方が微妙に異なる場合がありますので、試行錯誤してみるのも良いでしょう。
電気圧力鍋での炊飯は美味しくないって本当?のまとめ
電気圧力鍋の導入は、価格がやや高めで、手軽に使い始めるのは確かにハードルが高い調理器具ですね。
また、これまで一般的に家庭で利用されてきた炊飯器を手放してまで電気圧力鍋に切り替えるのは、なかなか勇気がいることかもしれませんね。
しかし、炊飯器を買い替える際に、電気圧力鍋を導入するのではなく、まずは電気圧力鍋を補助的に利用し、炊飯器が寿命を迎えた際に圧力鍋に完全に切り替えるというアプローチも考えられます。
ここまで「電気圧力鍋での炊飯」に焦点を当ててきましたが、電気圧力鍋は炊飯以外にも様々な用途で活用できます。
電気圧力鍋を十分に有効活用して、家事をより便利で充実したものにすることができますので、その可能性を最大限に引き出してみてくださいね!