アジサイに似た花の名前は?白、ピンク、緑、青のさまざまな色の品種
アジサイは、多くの人が一目でわかるよく知られた花ですが、アジサイに似た花でも、アジサイとは異なる植物が存在することがあります。
アジサイに似た花を咲かせる植物は意外にも多く存在し、その名前を特定するのはなかなか容易ではありません。
そこで今回は、アジサイに似た花について、白やピンク、緑、青などの様々な色の品種や秋に咲くものなどを紹介したいと思います。
アジサイに似た花の見分け方
アジサイに似た花の見分け方は以下の通りです:
花のサイズと色に注目:アジサイに似た花を見分ける際に、まず花のサイズと色に注意を払いましょう。アジサイにはピンク、白、紫、青などの花色がありますが、緑、オレンジ、赤なども見られます。花の色や大きさの特徴は、特定の植物を識別するための重要な手がかりとなります。
花を見かけた季節と場所を確認:アジサイに似た花は一年を通じて存在することがありますが、一般的に初夏から梅雨にかけて咲くことが多いです。アジサイの花の季節でない時期に似た花を見かけた場合、それが特定の種類である可能性が高まります。花を見かけた場所も参考になります。山で見かけたのか、花屋や庭で見かけたのかによっても、特定の植物の候補を絞り込むことができます。
アジサイとの類似点を探す:アジサイはガクアジサイと西洋アジサイの2つの主要な種類があり、花の咲き方や形が異なります。ガクアジサイは両性花の周りに装飾花が咲き、西洋アジサイは手毬状に装飾花が咲く特徴があります。アジサイに似た花を見た際、どちらの種類に似ているかを考え、それに合致する植物を探すことが役立ちます。
これらのポイントを組み合わせて、アジサイに似た花の名前を特定するのに役立ててみてください。
アジサイに似た花の名前1:カンボク
花の色:白
咲く時期:5月~7月
アジサイに似た花が白く、ガクアジサイに似ている場合、それはおそらく「カンボク」かもしれません。カンボクは、沖縄を除く日本全土に自生する落葉樹で、中央に小さな両性花を持ち、その周りを白い5弁の装飾花が囲む咲き方がガクアジサイと非常に似ています。カンボクの葉は、3つに裂けたカエデに似た特徴があり、樹高は5~7メートルで、アジサイよりも大きいのが見分けるポイントです。
アジサイに似た花の名前2:テマリカンボク(ビバーナムスノーボール)
花の色:白(咲き始めは薄緑)
咲く時期:5~7月
西洋アジサイに似た花で、花の色が薄緑から白の場合、それはおそらく「テマリカンボク」(または「ビバーナムスノーボール」)かもしれません。テマリカンボクは、カンボクの園芸品種で、別名「スノーボール」とも呼ばれ、大きな手毬のような白い装飾花を枝先に咲かせます。見分け方は、カンボクと同様にカエデに似た3裂の葉を持ち、花の咲き始めは薄緑色で、満開になると純白になるのが特徴です。
アジサイに似た花の名前3:ヤブデマリ
花の色:白
咲く時期:5~6月
ヤブデマリは、本州、四国、九州の沢や湿った林などに自生する落葉樹で、初夏にガクアジサイに似た花を咲かせます。花は中央の両性花が少し黄色味を帯び、周りの装飾花は白い5弁ですが、花弁の1枚が極端に小さいのが特徴です。葉は楕円形で樹高は3~4メートルで、アジサイとの類似点もありますが、装飾花の花弁の大きさが特徴的なので見分ける際のポイントとなります。
まとめ
アジサイに似た花を集め、色や花の時期から見分け方のポイントなどをご紹介しました。これらの花は類似点が多く、名前を特定するのが難しいこともありますが、それぞれに決め手になる特徴があります。花の色や形、咲く時期、葉の特徴などを注意深く観察し、似た花を見つけた際に役立ててみてください。アジサイに似た花たちは美しい自然の一部であり、その多様性を楽しむことができます。