怒られても平然としている人々には、不可解な魅力がありますよね。一体、何を考えているのでしょうか?
ここでは、その疑問にお答えします。
私が書いているこの文章の筆者は、現在の職場で「怒られてもケロッとしている謎めいた男性」を知っています。毎日容赦なく叱られているのに、彼は一切抗議せず、冷静な態度を崩しません。私はその姿勢に驚きつつも、自分とはまるで違う反応に興味津々です。
私はこの経験をもとに、「怒られてもケロッとしている人々の心理」について考察してみたいと思います。
この記事を読むことで、怒られても平然としている人たちの謎めいた本質が明らかになるでしょう。
ぜひ最後までお付き合いください。
怒られてもケロッとしている人の心理【3選】
怒られてもケロッとしている人の心理には、大まかに言って以下の3つのパターンがあると考えられます。それぞれを詳しく解説します。
心理① 何言っているかわからない
怒られてもケロッとしているケースの一つに、「何を言っているのか理解できない」という状況があります。これはおそらく、共感する能力が欠如しているためです。
例えば、私の職場にいる58歳のおじさんがその典型例です。「今週中にこれやってください」と言われても、3週間経っても仕事を進めず、上司に指摘されても「すみません」と謝罪するだけ。このような行動に理解できない同僚たちは毎日不思議がっています。
通常、怒られた場合、感情的に反応するのが一般的ですが、全くの無反応でケロッとしている場合は、「自分大好き人間」で共感能力が不足している可能性があります。他人の気持ちを理解することができないため、怒りに気づかず、改善の意識もないのです。
心理② 仕事を完全になめている
怒られても平然としている人は、心の中で仕事を完全になめている可能性があります。先輩Sさんの例が典型的で、仕事に真剣に取り組んでいないため、怒られても反省の意思がないことが特徴です。
普通、仕事中に怒られたらイライラしたり落ち込んだりするものですが、仕事に対する意欲がない場合、怒られても気にせず、「家族最優先」と考えていることがあります。このタイプは、仕事にやる気がないため、怒りに対する反応も薄いのです。
心理①は「無意識の異常者」に近いと言えますが、心理②は「やる気のない人間」に該当します。
心理③ 注目してくれる
怒られることで注目を浴びることを喜ぶ人もいます。相手を怒らせることで構ってもらえるため、積極的に怒らせにいく傾向があります。
これは子供に見られる行動で、お母さんに構ってほしいから言うことを聞かず、友達に構ってほしいからいたずらを仕掛けるなどが該当します。このタイプは「怒り=喜び」と捉えており、どれだけ叱られても平然としています。
怒られてもケロッとしている人への最強の対処法
これまで「怒られてもケロッとしている人の心理」について考察してきましたが、こうした相手への最強の対処法は、単純に完全な無視です。相手はまさにモンスターです。
おそらく、「なんで怒っているのに効果がないんだろう?」とイライラしていることでしょう。しかし、率直に言って、相手は本物のモンスターなのです。
先に挙げたように、
何言っているかわからない ⇒ 共感能力なしの異常者
仕事を完全になめている ⇒ 意識的な無能
注目してくれる ⇒ 承認欲求の塊
といったパターンは、いかなる注意や指摘にも改善されない困難な存在です。そして、大人になっても性格は簡単に変わらないのが彼らの特徴です。
こうしたモンスターの性格は、簡単に変わるものではありません。例えば、「注意すれば静かになるようになった」とか「短気な性格が注意を受けて優しくなった」といったエピソードはほとんど聞かれません。若いころは注意によって性格が変わることもありますが、年を取るにつれて頑固になり、性格は変わりにくくなります。
ですから、毎日「なぜ反省しないのだろう」と考えることは時間の無駄です。できるだけ「完全無視する」ことが理想的でしょう。