さつまいもの切り口が黒く変色！これって腐ってる？食べても大丈夫？
について解説していきます。
さつまいもの切り口が黒く変色する原因は？
さつまいもを切ると、切り口が黒く変色すること、その原因は何なのでしょうか？
生のさつまいもを切ると、急速に切り口が黒ずんでしまう現象がよく見られます。これは、さつまいもに含まれる特定の成分が、空気に触れることで変色してしまうためです。
この変色の原因となる成分は、「ポリフェノール」と呼ばれています。ポリフェノールは、抗酸化物質の代表格であり、その抗酸化作用により健康に良いとされています。抗酸化物質は、老化の抑制やがん予防に寄与することが期待されており、多くの人に愛用されています。
さらに、さつまいもには「オキシターゼ」という酸化酵素も多く含まれています。この酵素がポリフェノールと結びつくと、空気に触れることで酸化反応が促進され、切り口が黒く変色するのです。
黒ずんでしまった切り口を洗っても、色は元通りに戻りませんが、安心してください。変色してしまっても、さつまいもはまだ食べることができます。
ポリフェノールによる若干の苦味は残りますが、調理を行った後には、色や味に違和感を感じることはほとんどありません。さらに、体に害を及ぼすことはありませんので、安心して召し上がっていただけます。
さつまいもの変色を防ぐ方法
さつまいもの変色を防ぐためには、以下の方法が効果的です。
さつまいもを切ったら、すぐに切り口を水に浸ける。
皮を厚くむく。
変色は酸化によるものなので、切った断面を水に浸けることで酸化を抑えることができます。塩水やレモン汁に浸ける方法もありますが、いずれの方法でも同様の効果が得られます。また、すでに黒く変色した部分は薄く切り取り、すぐに水に浸けることで、本来の色で調理することができます。
さつまいものポリフェノールは皮のすぐ下に多く含まれています。栄養を摂るためには皮ごと蒸すこともできますが、見た目を気にする場合は、皮を厚めにむくことで変色を防ぐことができます。どちらの方法を選んで調理するかは、お好みに合わせてお楽しみください。
まとめ
さつまいもの切り口が変色する原因とその防止策についてお伝えしました。
さつまいもは美容に良い成分が豊富に含まれており、美肌やダイエットに役立つ食材として評価されています。変色が見た目には気になりますが、その分、甘みと柔らかさが引き立ち、より美味しいさつまいもとして楽しむことができます。
さつまいもは蒸したり煮たりしても美味しくいただける食材ですので、ぜひたくさんお召し上がりください！健康と美味しさを兼ね備えたさつまいもを楽しむことができるでしょう。
