日本全体で愛されているカレーライス。それぞれの家庭で独自の隠し味があり、家庭ごとに異なる風味が楽しめます。いくらでも食べたくなる美味しいカレーですが、ダイエット中には避けたい一品とされています。
特にカレールーは脂質が豊富で、ダイエットに取り組んでいる人には避けるべきとされています。しかし、「ルーだけならカロリーがそこまで高くないんじゃないか?」という疑問が頭をよぎったことはありませんか?
今回の記事では、カレー好きな方でありながらダイエットを意識している方やカロリーを気にされている方にとって興味深い情報をお届けします。
・カレーのルーだけでダイエットできるのか?
・カレーはカロリーが高いけれど、それでも太りにくい理由は何か?
ダイエットをしたいけれど、カレーを我慢できない方にとっては必見の内容です。ぜひ最後までご覧ください。
カレーはルーだけで痩せれるのか!?ダイエット中に食べても良いか…
実は、カレーライスのカロリーの大半はごはんによるものです。したがって、ルーだけにすることでカロリーをしっかりとコントロールできると言えます。
結論から言いますと、カロリーをうまく管理すれば、ダイエットは可能です。典型的なカレーライスのカロリーは、ごはんの量を平均的な180gと仮定すると、1食あたり約600㎉から700㎉になります。
これはダイエット中の方にとっては相当なカロリーです。しかし、どうしてもカレーが食べたいときには、ルーだけを摂ることでかなりカロリーを抑えることができます。
ごはんを抜いてルーだけにすると、例えばシーフードカレーでおよそ240㎉となります。もちろん、カレーの種類や分量によっても差がありますが、ルーだけにすることで確実にカロリーを低く抑えることができます。
カロリー高いけど結局カレーは太らない?
通常、カレールーには脂質が多く含まれ、そのためカロリーが高いと一般的に言われています。ただし、実はカレーに使用されるスパイスにはダイエットに有益な効果があるのです。
カレーを食べた後、体温が上がり、多くの人が汗をかいた経験があるかもしれませんね。これは、クミン、ナツメグ、ターメリックなどのスパイスが新陳代謝を促進しているためです。
新陳代謝が高まると、脂肪が燃焼され、分解されます。代謝の向上により、消化が促進され、便秘の改善にも寄与します。
便秘が改善されると、ダイエットと同時に美肌にも良い影響を与えます。これは女性にとってはうれしい効果でしょう。
さらに、シナモンは血糖値をコントロールし、中性脂肪を抑制することで注目を集めています。カルダモンは整腸作用があり、クローブは老化を防ぎ、ターメリックは認知症予防に役立つとされています。そのため、カレーはダイエットと同時に健康を維持する一石二鳥の食品と言えるでしょう。
カレーをもっと効率的にダイエット向きにする方法
確かに、カレーは一般的に高カロリーと言われていますが、同時にダイエットに有益な要素も備えていることが理解されました。
しかし、カロリーが気になる方もいるでしょう。ここからは、カロリーを抑える方法を紹介します。
・ 肉の選定:
カレーにはビーフ、ポーク、チキン、シーフードなど様々な種類があります。シーフードカレーはもちろん、お肉を選ぶ際には赤みのある肉を選ぶと脂肪が少なくなり、脂質を制御できます。例えば、牛肉や豚肉ではもも部分、鶏肉ではムネ肉やささ身が低カロリーな選択です。
・ 野菜の選定:
通常、カレーに使われる人参、じゃがいも、玉ねぎは糖質が高めです。糖質の摂取を制限したい場合は、根菜から葉物野菜やキノコに変えてみましょう。キノコはカロリーが「ゼロ」で、夏野菜の代表であるなすびやピーマンもカロリーを抑えながら美味しさを楽しめます。
・ 具材を炒めない:
カレーの具材を炒めると油を使うことになりがちです。カロリーを抑えるためには、炒めずに下茹でする方法があります。茹でることで肉の余分な油分が取り除かれ、カロリーが抑えられます。茹でても美味しさが損なわれず、独特の味わいが楽しめます。
・ ルーでひと手間:
カレーのカロリーの主な要因はルーです。市販のルーを減らし、スパイスを加えて自分好みの味に調整することができます。手軽にカロリーを抑えたい場合は、市販のカロリーハーフのカレールーも利用できます。また、ごはんの代わりに十六穀米やおから、こんにゃく米などを試してみるのも良い選択です。これらの食材はカロリーを抑えつつ、健康にも良い影響を与えます。
様々な工夫によって、ダイエットに適した美味しいカレーに仕上げることができます。ぜひ試してみてください。
まとめ
今回は、カレーを使ったダイエットについてご紹介しました。ルーだけにすることでかなりのカロリー削減が可能であり、また、カレーに含まれるスパイスがダイエットに寄与することがわかりましたね。
さらに、カロリーをより抑えたい場合には以下の方法があります。
・ 炒めない(油を使わない)
・ 肉を脂身の少ない部位にする
・ 野菜を根菜から葉物野菜やキノコ類に変える
これらの工夫を取り入れることで、よりダイエット向きのカレーを楽しむことができます。試してみてください。最後までご覧いただきありがとうございました。