離乳食完了期を過ぎた1歳6ヶ月以降でも、慎重に選ぶ必要のある食材が存在します。
「いか」は、その弾力のために茹でても柔らかくならず、小さな子供が噛み切るのが難しい可能性があります。そのため、いかを与える際には、安全性に留意する必要があります。また、アレルギーの心配や、寿司などの摂取時期に関する疑問も考慮されるでしょう。
この記事では、「いか」に焦点を当て、徹底的に調査を行いました。さらに、えびやたこのような魚介類も、いつから与えて良いのかについてもご紹介いたします。
結論から言えば、「いか」は1歳6ヶ月以降であれば、安心して食べさせることができる食材です。詳細について一緒に確認していきましょう！
いかは何歳から食べられるのか徹底調査!
離乳食に関して、「いつから与えればいいのか」という判断は、本当に難しいですよね。
自分も子供に離乳食を与えていた時、スーパーで食材を探すたびにスマホを片手に、与えていいものかどうかを調べていたなんてことを思い出します。
例えばお魚の場合、白身魚のたらや鯛は離乳食を始めたばかりの頃から与えても大丈夫ですが、赤身魚の鮭やマグロは7～8ヶ月まで控えたほうがいいんですよね。
同じように、お肉も種類や部位によって、与えるタイミングが変わるので注意が必要です。
今回は、魚介類の「いか」について調べてみました。
最初にも言いましたが、「いか」は1歳6ヶ月以降なら安心して与えられる食材です。
1歳の頃から大丈夫かと思っていたけれど、実際はそれよりも後なんですね。
本やインターネットで調べてみると、ほとんどの魚介類は1歳から食べても問題ないと書かれていますね。
それでは、なぜ「いか」は1歳6ヶ月以降まで控えるべきなのでしょうか。詳しく説明しますね。
歯が生えそろった1歳6ヶ月以降ならOK！
1歳6ヶ月を過ぎるまで「いか」を与えない理由は、「いか」の食感にあります。
「いか」は弾力がありますよね。大人でも噛むのに苦労することがあります。
しかも、長時間加熱しても柔らかくならないので、離乳食には適していないんですね。
そのため、1歳6ヶ月を過ぎても「いか」を食べさせる時は気を付けないといけません。与える時は、細かく切って一口サイズにしてあげましょう。
また、「いか」を食べさせる時の目安として、「歯が生えそろっているかどうか」を確認してみてください。
「小児科と小児歯科の保健検討委員会」によると、上下の乳歯が生えそろえば、噛むことができるようになるそうです。
弾力のある「いか」やたこも、噛むことができるようになれば、適切な調理法で与えても大丈夫だと言われています。
だから、「いか」を食べさせる際のチェックポイントは、歯が生えそろっているかどうかということになりますね。
厚生労働省では、食べ物を噛んだり、母乳やミルク以外のものから栄養を摂取できるようになる1歳6ヶ月頃を、離乳完了としています。
離乳完了とは、形のある食べ物を噛むことができ、エネルギーや栄養素の大半を母乳以外から摂取できる状態のことです。その時期は生後12か月から18か月ごろです。
厚生労働省 授乳・離乳支援ガイド
離乳食を終えて、自分の歯で噛むことができる時期の目安が、1歳6ヶ月ごろということですね。
ただし、歯が生えそろう時期や、離乳が完了する時期は個人差がありますので、「目安」として考えてくださいね。
子供の成長や好みに応じて、ゆっくり進めることが大切です。
「いか」を食べさせる際の注意点！
ここで、「いか」を子供に食べさせる際の注意点をまとめてみましたので、ご確認ください。
・1歳6ヶ月を過ぎていることを確認する
・歯が生えそろっていることを確認する
・しっかり加熱する
・小さく切る
「いか」を細かくする場合、包丁で細かく切るだけでなく、フードプロセッサーを使うのもいいですよ。
初めて与える場合は、少量から始めて様子を見ることも忘れずに。
アレルギー対策にもなりますし、子供の好みにもよるので、ゆっくり進めましょう！
「いか」が問題なく食べられるようであれば、いろんなレシピに挑戦してみましょう。
いかの寿司や刺身はいつから大丈夫?
「いか」の調理方法には、茹でたり焼いたりする「加熱」する方法と、寿司や刺身などの「生」がありますね。
私も寿司が大好きで、一人で回転寿司に行くことがよくあります。ただし、「子供に生ものを食べさせても良いか分からない」という理由から、一人で行くことが増えています。
生の「いか」は大人にとっては身近な食べ物ですが、小さなお子さんにとっては何歳から食べても大丈夫なのか気になりますね。
調査してみると、「いか」を含む「生もの」は、3歳になるまで控えた方が良いとされています。詳しく見ていきましょう！
先ほどお伝えした通り、「いか」は1歳6ヶ月以降であれば、歯が生え揃っていれば食べさせても大丈夫ですが、それは「十分に加熱したもの」に限ります。
しかし、生の「いか」は刺身や寿司、生卵と同じく「生もの」になりますので、何歳から食べても良いのか悩ましいですよね。
「生もの」を与える時期については、以前の記事で詳しく紹介されています。生卵も例に挙げられていますが、これによれば、サルモネラ菌による食中毒のリスクがあるため、2歳以下の乳幼児には与えないよう勧められています。
生ものは加熱していないため、食中毒のリスクが高まります。特に小さなお子さんは、大人でも軽い症状の食中毒でも重症になる可能性があるため、注意が必要です。
また、生の「いか」は茹でても弾力があり、小さなお子さんが噛み切るのが難しいため、窒息の危険性も考慮されます。
私も子供が2歳くらいまで、食べた物を噛まずに口の中に蓄える食べ方をしていました。そのため、離乳が完了していても、十分に噛めるようになる3歳頃を目安に、生の「いか」を与えることが良いでしょう。
具体的な指針は明確に示されていないものの、3歳を目安にすることで、食中毒のリスクを軽減し、お子さんが安全に食べられるようになります。
離乳食に関する情報が明確でないことが難しいこともありますが、お子さんの安全を第一に考え、慎重に進めることが大切ですね。あともう少しの我慢で、お子さんと一緒に寿司を楽しめる日がやってきますように。
いかにはアレルギーってあるの?
離乳食を始める際、食物アレルギーに対する心配は理解できますね。食材によっては、大人にとっては一般的でも、子供がアレルギー反応を起こすことがあります。アレルギーについての情報を正しく理解し、安全な離乳食を進めることが重要です。
「いか」についてのアレルギーについて、詳しく調べられているようで安心ですね。一般的には、「甲殻類アレルギー」や「軟体類アレルギー」があることが知られています。
特に、甲殻類アレルギーはえびやカニなどに見られ、一般的にはトロポミオシンと呼ばれるたんぱく質に対する反応が原因です。このトロポミオシンは、「いか」にも似た構造のたんぱく質が含まれているため、いかにもアレルギー反応が起こる可能性があるとのことです。
重要なのは、アレルギーがあるかどうかを確認するために、離乳食を始める前に小児科医やアレルギー専門医に相談することです。また、アレルゲン表示が義務付けられている特定原材料7品目や推奨21品目をしっかり確認し、アレルギーのリスクを最小限に抑えるように心がけましょう。
良い情報を提供いただき、ありがとうございます。安全な離乳食の進め方に関する情報は、親御さんにとって非常に有益ですね。
