今回は、外での遊びにフォーカスしてみたいと思います。
子供たちにとって、戸外での遊びは非常に重要ですが、親としてはその準備や面倒くささに悩まされることもありますよね。
「外で遊ばせてあげたいけど、どうしたらいいのか分からない」というお悩みにお答えして、私の子育て経験や保育士・学童支援員としての知識をもとに、外遊びに関するアドバイスをまとめてみました。
子供との休日など、一緒に遊ぶ時間を有効に活用してみてください。準備が整えば、外出することも落ち着いて楽しむことができるでしょう。
目次
外遊びをたくさんした子は賢くなる7つのポイント
1. 子どもが楽しめます
・多くの戸外アクティビティを経験することで、子供の心は静かに安定し、さまざまなものや出来事に対して興味を抱くようになります。
・外での冒険が子供の探求心を刺激し、ますます知識を求める意欲が高まります。
・子供が自発的に取り組む戸外の遊びは、運動の楽しさに気づく手助けとなります。
2. 体力がつきます
体力が増すことで、物事にしっかりと向き合う力が備わります。
食事の時間など、静かに座っている時間も長くなります。
適切な体力を獲得すると、身体を動かすことに対する抵抗感が薄れます。
その結果、日常生活がより快適になり、心地よい気分で過ごすことができるようになります。
坂道やデコボコ道を歩くことは、バランス感覚を養う一環となります。
手や足を積極的に使うことで、日常の動作がよりスムーズに進むようになります。
3. 健康な体つくりの基礎になります
積極的な運動により、食欲が増し、たくさん食べることができ、深い睡眠につながります。
日中、外で活動することで十分な太陽の光を浴びることができます。
これにより、神経伝達物質のセロトニンが生成され、成長ホルモンのメラトニンに変換され、深い睡眠を促進します。
身体を動かすことでセロトニンがより効果的に生成され、その結果、深い眠りの時間が増えます。
このようにして、充実した睡眠時間を確保することで、脳の活動も促進され、子どもは賢く成長していくのです。
4. 体を動かすことで、脳に刺激を与えます
足を動かすことで血流が促進されます。
言い換えれば、良好な血流は脳の発達に良い影響を与えると言えます。
さらに、素足になることで足裏感覚が発育します。
これもまた脳への刺激となり、知的発達が促進されるとされています。
5. 五感が育ちます
特に水遊びは、変化に富んだ様子を観察することができ、心地よい感覚を楽しむことができます。
自然の中で様々なものを観察することで、手触りや香り、小鳥のさえずりやその他の音など、五感を通じて様々な刺激を感じることができます。
6. 言葉が発達します
人との交流や挨拶の機会が増えることで、子供たちのコミュニケーション能力が発展します。
また、動植物の名前を覚えることも促進されます。大人は身近な動植物の名前を子供たちに教え、彼らが4歳や5歳になると、図鑑で調べることを楽しむようになるでしょう。
7. 小さな動植物に出会います
体は、最初に全体の大きな動きから始まり、次第に末端の細かな動きへと発達していきます。
これは、花や小さな虫などを見つけ、「つかむ」から「つまむ」動作ができるようになる過程を指します。
同時に、このような動作の発展とともに脳の働きも活発になります。
外遊をたくさんして賢くなるために、準備しておくものがあります
日常生活では、アウトドア活動をたくさん経験する子供が知恵が豊かになる理由を考えてみましょう。
自己管理能力の向上
帽子や水筒など、外出時に必要なものを子供自身が用意することは、自己管理能力を向上させます。これにより、物事を計画し、実行するスキルが発展し、将来的な賢さにつながります。
遊びの選択肢による創造性の向上
子供が自分で遊び物を選び、それを持参することで、創造性が刺激されます。例えば、砂遊びセットや観察ケースなど、様々な遊びの道具を通じて新しいアイデアを生み出すことができ、問題解決能力が向上します。
責任感の涵養
外で遊ぶ際には、自分のものは自分で持ち帰ることを約束することが大切です。この約束を通じて、責任感が涵養され、他者と協力する姿勢や社会性が身につきます。
外遊びにおいて大人も準備が必要です。ポシェットやウエストポーチを使用することで、スマホや必要なアイテムが手軽に取り出せ、快適に遊びに参加できます。
リュックには着替えやおやつなどの子供の動きに対応したアイテムを携帯し、予期せぬ状況にも対応できるよう心掛けましょう。アウトドア体験は、子供たちが成長し、賢くなるための貴重な機会となります。
外遊びをたくさんするとよくあるのがトラブル、解消法をご紹介します
大人は、真剣に子供と遊ぶ時間を設けましょう。時間は厳密に10分でなくても構いません。大人がスマホを見ているだけでは子供は満足しません。短い時間でも、思い切り楽しんでみてください。子供が満足すれば、大人の真剣な話も聞くようになります。
子供と一緒に遊ぶことで、以下のような会話が生まれるかもしれません。
子供: 「もっと遊びたい」
大人: 「楽しかったんだね、わたしもよ」(まずは、受け止める)
子供: 「また、一緒に遊ぼうね」
大人: 「おなかすいたから、お昼ご飯を食べに帰ろう」
こうして、子供が納得して帰れると良いですね。
おもちゃの取り合いが起きた時は、年齢に応じて以下のように対処しましょう。
1歳: まわりの物には目がいかず、目の前の物しか見えていません。他の魅力的なものも見せて誘ってあげましょう。
2・3歳: まだ思っていることを相手にわかるように上手に言えません。大人が話を聞いて相手に代弁してもいいでしょう。
4・5歳: 子供同士でお互いの意見を言って相手の話を聞き合います。どうしたらいいか子どもに考えさせましょう。
おもちゃの取り合いは、成長の証。大人が解決せずに見守ることが必要な場合もあります。
目的の場所まで行けそうにない時は、状況を説明し変更を伝えましょう。4・5歳であれば、これからどうしたらいいか話し合うことも必要です。急いでいても大人が勝手に帰らないようにし、怒りっぽくならないように心がけましょう。理解できなくてもまずは、説明し、どうしたらいいか話し合うと良いですね。
まとめ
外での遊びは、初めは手間がかかることが多いと感じるでしょう。
しかし、外での遊びは賢明な子供を成長させるためには、多くの重要な要素が含まれています。
外で遊ぶ際の準備や、子供との関わり方などを参考にして、ぜひ外に出かけてみてください。
おそらく、子供の笑顔が広がり、充実した成長を体験できることでしょう。