ダイエットを実践していると、毎日の体重の浮き沈みが気になりますよね。ついつい一日に何度も体重計に乗ってしまうこともあります。
その都度、嬉しい驚きやがっかりが待っていることも。ある日、夜寝る前に計った体重が、なんと朝に計った体重よりも増えていた経験がありました。初めはかなりショックを受けましたが、次の朝再び計ってみると、今度は少し減っていました。
この体重の変動、一体何が原因なのでしょうか？そこで、朝と夜の体重変動に関して詳しく調査してみました。
朝と夜で体重はどれくらい違う？
ダイエットや体重管理に取り組んでいる際、ついつい日中何度も体重計に乗りたくなりますよね。しかし、気になるのは毎回計るたびに体重が異なっていると感じることではありませんか？
実は、人は一日の中で様々な要因により体重がかなり変動します。食事を摂ると増え、トイレに行くと減り、水分を摂取すると再び増えます。これらの変動が複雑に絡み合う中で、何度も体重計に乗ると、正確な体重がどれなのか分からず、日々の変動も把握しにくくなります。
特に夜寝る前に計って、次の朝に再び計ると、かなりの減少が見られることがあります。これは一日の中で、夜から朝にかけての体重変動が最も大きいためです。
夜間は寝ているだけで、体重に何が起こったのか不思議に思うかもしれませんが、これは健康な人であれば（規則正しい生活を送っている場合）、ほぼ全ての人に共通する現象です。
朝と夜の体重差は一般的に約500ｇ程度で、個人の体格などにより異なりますが、400ｇから1ｋｇの範囲で変動することが一般的です。
朝と夜の体重差の原因とは？
朝と夜で体重に差が生じる理由にはいくつかの要因が絡んでいます。通常、朝の体重が比較的軽いのは、寝ている間に発生するいくつかの変化が影響しています。これに対する疑問が生じるかもしれませんが、以下にそのいくつかの原因を解説します。
まず第一に、人は寝ている間に汗をかくことがあります。これは夏だけでなく冬も同様で、寝ているときには無意識のうちに汗をかいています。また、呼吸をする際に水蒸気を吐き出しているため、ここでも水分を失っています。この寝ている間の汗や水分の損失により、体重が減少します。
さらに、寝ている間は通常、飲食が行われていないため、水分補給もされません。人は食べたり飲んだりすることで体重が変動しますが、寝ている時間帯は水分の摂取がないため、単に水分が失われる状態が続きます。
朝起きてトイレに行くことで、排泄による体重の減少も起こります。朝の体重が軽くなっているのは、これら寝ている間の水分損失や排泄によるものです。
逆に、夜寝る前に体重を計る場合は、夕食後になるため、その時に摂取した食物や水分の影響が顕著になります。そのため、体重は増加する傾向があります。
正しい体重は、朝と夜どっち？
朝と夜の体重、どちらが正しいかという問いに対して、実はどちらも正しいと言えます。その理由は、体重を計る時間を一貫して決め、自身のデータとして取ることが重要だからです。
例えば、「私は夜寝る前に計る」「私は朝起きた瞬間に計る」といったように、毎回同じ時間に計ることで、正確な体重変動のデータを得ることができます。昨日は夜に計り、今日は朝に計るといったように、自分の好きな時間に計ると正確なデータが得られません。
また、着ているものも重要な要素です。同じ時間に体重を計っていても、服を着ている時と裸の時では500ｇ～1ｋｇもの違いが出ます。服装にも注意が必要です。「朝起きて、パジャマのまま」や「夜、お風呂に入る時に裸で」など、その時の着ているものにも留意すべきです。
では、朝と夜どちらがいいのでしょうか？バタバタして朝は時間がないという人も多いでしょう。そんな場合は、夜、寝る前にゆっくりと計ることが良いと思います。ただし、どちらかと言えば、朝に計ることをお勧めします。
なぜなら、一日の中で朝の体重が一番軽いためです。データを取るなら、一日の中で最も軽い時間が良いと考えませんか？朝起きて、トイレに行った後に計ることをお勧めします。また、時間に余裕のある人は、朝と夜両方で体重を計ることも検討してみてください。
朝と夜体重を計り、その差を記録することで、体重の安定やコントロールが分かります。体重差が1ｋｇ以内に収まっていれば、現在の体重を維持できていると言えます。
まとめ
体重は一般的に朝が最も軽く、夜が最も重い状態です。その差は一般的に400ｇから1ｋｇほどあります。
この差の原因は、日中の食事量や排泄、夜寝ている間の水分量の変化にあります。食事や水分の摂取、排泄などが影響して体重が変動するため、朝と夜で差が生じます。
もし理想の体重を維持したい場合、一日の中で食事量を調整し、体重差を1ｋｇ以内に収めるよう心がけると良いでしょう。
日々の体重の変動に振り回されず、安定したデータを得るためには、毎日同じ時間に計ることが大切です。朝起きた時に計るのがベストなタイミングとされています。これにより、一定の条件で体重を測ることができ、正確なデータを取得することができます。無理なダイエットやストレスをかけず、理想の体重をキープするためには、日々のコンスタントなケアが大切です。
