春雨は、お湯で戻すと様々な料理に活用できる優れた食材です。多くの方が家庭でこれをストックしていることでしょう。食材をストックしておくと、時折棚を整理する際に賞味期限切れのものが見つかることがありますね。
私も安売りの際にまとめ買いしてしまい、そのまま使うことを忘れて賞味期限が切れてしまうことがしばしばあります。春雨は乾物であり、賞味期限が切れてもなんとなくまだ使えそうな気がしますよね。賞味期限切れをあまり気にせずに使っていることもありますが、果たして本当に大丈夫なのでしょうか。
この記事では、春雨の賞味期限について詳しく解説し、賞味期限切れの春雨が本当に使えるかどうかの見分け方をご紹介します。
春雨の開封後の賞味期限はどれくらい?
春雨のパッケージには、「開封後は賞味期限にかかわらず、早めにお召し上がりください」という注意書きがありますね。
春雨は乾物であり、その性質から長期保存が可能な食材です。ただし、無添加の天然食材であるため、無傷でい続けることは難しいです。保存状態が悪いと、ダニやカビが発生する可能性もあります。そのため、なるべく早く使い切ることが望ましいです。
具体的な「開封後何日以内に使い切るべき」という指定はできませんが、春雨が傷んでしまった場合の見分け方を覚えておくと良いでしょう。
・カビが生えている
・ダニが付いている
・表面の色が変わっている
これらの変化が見られた場合は、春雨は使用せずに廃棄することをお勧めします。開封後は定期的に保存状態を確認し、異常がないかどうかをチェックしてくださいね。
春雨の賞味期限が切れた!未開封ならどれくらいまでセーフ?
春雨は一般的に長い賞味期限があるイメージがありますね。
春雨の賞味期限は、メーカーや製品によって異なります。
一般的な乾物の春雨の賞味期限は、製造日から約1～2年程度ですが、商品によっては大きな違いが見られます。
例えば、スープ春雨などのインスタント春雨は、製造日から8～15ヶ月程度と、乾燥春雨よりもやや短めです。
具体的な例として、永谷園の「麻婆春雨」は製造日から15ヶ月、ダイショーの「スープはるさめ」は製造日から14ヶ月の賞味期限を持っています。
賞味期限はあくまで「おいしく食べられる期間」を示すものであり、賞味期限が過ぎてもすぐには食べられなくなることはありません。
一般的な消費期限は賞味期限よりも約1.1～1.2倍程度の長さで、例えば製造日から14ヶ月の「スープはるさめ」であれば、賞味期限を1～2ヶ月過ぎても食べられる可能性があります。
ただし、未開封の場合に限ります。開封後はこの考え方が当てはまらないため、変化がないかを確認してから食べるようにしましょう。
未開封の春雨は1年以上経っても見た目に変化がなければ、多くの人が食べることがあるようですが、賞味期限を1年過ぎたら悩むこともあるようですね（笑）。自身の感覚に合わせつつ、傷んでいないことを確認してから召し上がるのが良いでしょう。
春雨を水で戻した後の賞味期限はどれくらい?
乾物の春雨は確かに賞味期限が長いですが、水で戻した後は冷蔵保存しても風味や食感が損なわれやすいものです。
春雨は酢との相性が良く、酢を使った春雨サラダは見た目にも美しく、日持ちしそうですね。ただし、調理後の春雨は腐りやすいので注意が必要です。
調理後の春雨が腐っているサインはいくつかあります。
・春雨が伸びてまずくなる
・春雨に粘り気が出る
・ツンとした匂いがする
・酸っぱい味がする
・食べると舌が痺れる
これらの症状が見られた場合は、すぐに食べるのを中止するべきです。特に酢を使用した場合は匂いや味がわかりにくいため、粘り気がないかを注意深く確認してくださいね。
水で戻した春雨が余った場合の保存方法もご紹介します。
【水で戻した春雨の保存方法】
・春雨を固めに茹でる
・流水や氷水にさらしてぬめりをとる
・水気をよく取る
・表面にごま油をかけてコーティングする
・タッパーなどの容器に入れて冷蔵庫で保管する
春雨を固めに茹でることがポイントです。この保存方法を実践することで、水で戻した春雨を2～3日間は新鮮な状態で保つことができますよ。
まとめ
春雨の賞味期限について、乾物の春雨は製造日から1～2年、インスタントの春雨は8～15ヶ月ほどが一般的です。ただし、これは未開封の場合の話です。
一旦開封すると、春雨にはカビが生えたり、ダニがつく可能性があります。したがって、使用する前には表面の変色がないかを確認し、安全な状態であることを確認してからお使いください。開封後は密封して、直射日光を避けて保存することも重要です。
また、水で戻した後に余った春雨については、固めにゆでて、ごま油などでコーティングして冷蔵保存することで、2～3日間は日持ちするでしょう。これにより、余った春雨を無駄なく利用することができます。
