まだまだ努力したい気持ちがあるのに、なかなかその気持ちを実行に移せません。
周りの人たちほど頑張っていないのに、なぜかモチベーションが上がりません。
自分自身はそこまで一生懸命頑張っているつもりはないのに、どうしてか何となく疲れてしまいます。
このようなもどかしい感情、経験したことはありませんか?
そして、「頑張りたい」と願っているのに、なぜか自分を責めてしまい、ますます意気消沈したり、自己信頼心を失ったりしてしまうこともあります。
しかし、「頑張れない」には何か理由が潜んでいる可能性があります。
こちらの記事では、「頑張れない」理由や、自分を責めずに前向きに考える際のヒントなどに焦点を当てて、お伝えします。
「全然頑張ってないのにつらい」と感じる時ほど、一度立ち止まり、思考を整理してみることが重要かもしれません。
全然頑張ってないのにしんどい5つの原因
頑張りたい気持ちがあるのに、なかなかその気持ちを実現できない。やらなければならないことがあるのに、行動するのがつらいと感じる瞬間がありますね。ここでは、その原因として考えられる5つの理由を取り上げてみました。
過度な頑張りによる疲労
自分が頑張れていないと感じていても、周囲から見れば十分に頑張っているように見えることがあります。自分の頑張りが過度で、既に疲労やストレスが溜まっている場合、さらなる努力が難しくなります。他人と比較するのではなく、自分に合ったペースで進めることが重要です。
理想の基準が高すぎる自己評価
自分が「良い」と思う基準が他人と異なる場合、達成が難しい目標を自らに課している可能性があります。基準を見直し、自分にとって達成可能な範囲の目標を設定することで、無理なく進められるかもしれません。
環境が不適切
自分が心地よく感じる環境で作業することは、モチベーションを維持する上で重要です。環境が合わないと緊張し、ストレスがたまりやすくなります。自分に合った環境を整え、リラックスして仕事に取り組むことが大切です。
無意識のエネルギー消耗
感情を無意識に押し殺し、我慢することでエネルギーを消耗することがあります。気付かないうちに感情を抑えていると、精神的な疲労がたまり、行動力が低下します。素直な気持ちを受け入れ、解放することが必要です。
十分な休息の不足
適切な休息が取れていない場合、疲労がたまりやすくなります。目標に向けて集中していると、休憩を忘れがちですが、適度な休息はモチベーションの維持に寄与します。定期的な休息を取り入れ、疲れを癒す時間を確保しましょう。
全然頑張ってないのにしんどいときの対処法7つ
頑張りたい気持ちと実際の行動が一致しない状態は、非常に苦しいものですね。ここでは、そんなときにできる7つのアプローチをご紹介します。
自分を労わる時間を作る
「頑張れていない」と感じるときは、自分にやさしく接してみましょう。自分の状態に耳を傾ける時間を作り、お風呂でリラックスしたり、セルフハグをしてみることで、オキシトシンの分泌が促進され、恐怖や不安、ストレスが軽減されるかもしれません。
自分の頑張りを認める
これまでの自分の成果や努力を振り返り、やってきたことを数えてみましょう。周囲から見れば当たり前のことでも、自分がやっていることは素晴らしいことかもしれません。頑張ったことを認識することで、自信がつき、新たなモチベーションが湧いてくるでしょう。
焦りや不安を書き出して整理する
焦りや不安が頭をよぎるとき、それが何に関連しているのかを書き出してみましょう。これによって心の中が整理され、原因が見えてくることでしょう。過去や未来に焦点を当てるのではなく、現実的な問題に焦点を当てることが大切です。
あえて何も頑張らない時間を過ごす
自分が頑張りすぎていると感じるときは、意図的に何もしない時間を持つことが大切です。この時間を通じて、自分が本当に欲しているものや頑張りたいことが見えてくるでしょう。
頑張る目的を見直してみる
なぜ頑張りたいのか、その目的を明確にすることが重要です。目的がズレていると頑張りが苦しく感じられることがあります。目的を見直し、本当に望むものにフォーカスすることで、モチベーションが戻ってくるかもしれません。
頑張ることに優先順位をつける
頑張りたいことが多くて自分が何を大切にしているのか見えなくなると、行動が選択できなくなります。自分が大切にしたいものに優先順位をつけ、優先すべきことに焦点を当てることで、行動がしやすくなります。
目標を細分化してハードルを下げる
大きな目標を小さなタスクに分割することで、行動へのハードルを下げることができます。目標が大きすぎると途方にくれがちですが、細分化された小さな目標なら取り組みやすくなります。
これらのアプローチを組み合わせて、自分自身と向き合い、頑張りたい気持ちを実現できるよう努力してみてください。
全然頑張ってないのにしんどいのは甘えではない
「他人に迷惑をかけてはいけない」という思いから、体調が悪くても仕事を休まなかったり、周りにお願いすることができなかったり。そんな経験、ありませんか?
「我慢する」や「耐える」ことは大切な価値観であると感じ、無理をしてしまうことがあります。このようにして頑張り続けることで、体が疲れきってしまっている可能性も考えられます。
「頑張れない」と感じる瞬間は、実は体からのサインかもしれません。「しんどい」は甘えではなく、自分の体が「休憩が必要だよ」と訴えている合図かもしれません。
人それぞれで、できることの範囲は異なります。他の人ができていることと比較する必要はありません。
「頑張れないな」
「思うように行動できないな」
そんなときには、思い切って休むことも一つの選択です。自分のペースで休息をとり、気持ちをリセットすることが重要です。無理をせず、自分にとってベストな方法でリフレッシュできる時間を持つことが大切です。
頑張れないときがあってもいい
人生は一直線に「最高!」という状態が続くことはないものです。
時折、「つらい」「苦しい」と感じ、頑張れない瞬間があることもあります。その中で、頑張りすぎて身体が動かなくなることもあるでしょう。
しかし、これらの感情や状態もまた、生きているからこそ経験するものなのです。一生懸命に生きることが、これらの感情を味わう理由なのかもしれません。
「頑張れない」と感じる瞬間は、実は「頑張っているからこそ」感じることができるものであり、その時期があるからこそ、成長や気づきが生まれることもあります。
全く頑張っていないのにしんどさを感じるときは、心と体が
「頑張っているんだから、少し休んでいいよ」
と教えてくれているのかもしれません。
「頑張れないとき」こそ、「休むチャンス」ととらえ、いつも頑張っている自分を労わってみることは、自分を大切にし、バランスを保つ上で重要なことかもしれません。