ミニベロを手に入れると、果たしてそれが幸福感をもたらすのでしょうか?
ミニベロは、ロードバイクやクロスバイクとは異なる特徴がいくつかあります。
一般的に、ミニベロは小径のホイールを備えた自転車として知られています。また、折りたたみではないタイプのものも存在し、例えばブロンプトンやDAHONなどの「折りたたみ自転車」に分類されることもあります。
では、ミニベロの魅力やメリットは一体どのようなものでしょうか?そして、悩ましいデメリットはあるのでしょうか?もしかしたら、ロードバイクを選んでおけばよかったと後悔することはあるのでしょうか?
私は既にミニベロに7年ほどの経験がありますので、この記事では「ミニベロを手に入れた際の体験」という疑問にお答えしていきます。また、冷凍保存や解凍方法などについても触れていきます。
ミニベロはそもそも「質がいいものを厳選」するべし!
ますます重要なのは、ミニベロを選ぶ際には「厳選」することです。
具体的に言うと、ロードバイクやクロスバイクなどは、一般的に売れているモデルを選んでもあまり不安定だったり使いにくかったりすることはほとんどありません。
これらの自転車はホイールが大きいため、基本的にミニベロよりもはるかに安定しています。たとえ車体が少し不安定になりやすいものであっても、ホイールの大きさがその不安定さを補ってくれるのです。
ロードバイクやクロスバイクは人気のある市場であり、不安定でピーキーな性能のものは滅多に売られません。
対照的に、ミニベロはホイールが小さいため、元々不安定なのです。そして、もしも不安定で品質の低いモデルを選んでしまった場合、ホイールがその不安定さを補ってくれません。
そのため、安いけれど性能が追求されていない、または不安定なジオメトリーを持つミニベロを選んでしまうと、使いにくさに驚くことになりかねません。
ですから、ミニベロを選ぶ際は「安定性」や「使いやすさ」に優れたものを厳選することが大切です。その結果、少々高価になることもあるかもしれませんが、笑顔につながります。
私自身、折りたたみ自転車の「ブロンプトン」を使用していますが、ホイールベースが長く、しっかりと安定しているため、非常に良い自転車だと感じています。
ミニベロを購入する際は、乗り心地や走りやすさなどの基本性能がしっかりしているかどうかを、ロードバイクやクロスバイクを選ぶとき以上に注意深く評価することをお勧めします。
ミニベロならではのメリット!だから私はミニベロを使う!
ミニベロならではのメリットには、ロードバイクやクロスバイクにはない特徴がいくつかあります。
まず、目を引くのは「輪行能力」です。これは折りたたみ自転車全般に言えることですが、ミニベロは特にそのサイズの小ささから、輪行が非常にしやすいです。折りたたみ自転車であっても、ミニベロならば電車に持ち込む際のサイズがロードバイクよりも大幅に小さくなります。
折りたたみ自転車でない場合、ホイールは小さいかもしれませんが、フレームは大きいままであることが一般的です。しかし、ミニベロはロードバイクよりも小さくなる傾向があり、ホイールを外さないままの輪行も可能な場合があります(ただし、輪行のルール上、ある程度の分解や折りたたみが必要です)。
輪行以外の面では、「加速性が高い」ことと「クイックな機動性に優れる」ことがミニベロの走りの優れた特長です。ロードバイクほどホイールが大きく重くないため、力を入れると瞬時に加速します。また、小さなホイールとクイックなハンドリングは、街中での走行に非常に向いています。
これらの特徴は特に「街乗り」において非常に有利です。信号待ちやストップアンドゴーが多い都市部で、歩行者や路駐のクルマを素早くかわしていきたいとき、ミニベロの特性が最適となります。
一部ではクロスバイクが街乗り最強の自転車だとされていますが、個人的には街乗り最強はむしろ「ミニベロ」ではないかと思います。
ミニベロの特長は、クロスバイクやロードバイクと比べても明らかですが、この機敏さや軽快さは逆にミニベロの「デメリット」にもなり得ることを忘れてはいけません。
どうしても避けられない・・ミニベロならではの「デメリット」とは
ミニベロにはもちろんデメリットも存在しますが、ほとんどが簡単に「ホイールが小さいことによるデメリット」に帰結します。
特に重要なのは、「巡航性能が低い」ことと「安定性が低い」ことの2点です。小さいホイールでは慣性が働きにくく、その結果、ロードバイクほど楽に長距離を走ることが難しくなります。また、ホイールが小さいために車体を安定させる「フライホイール効果」も小さく、ロードバイクと比較するとふらつきやすくなります。
ただし、これらの点は「ミニベロならではの乗り方に慣れる」ことである程度解消されることがあります。実際にミニベロで走る人々の中には、ロードバイクよりも速い人もたくさんいます。
不安定といっても、それが事故につながるようなことは基本的にはありません。自転車のフライホイール効果に依存せず、自分で車体を操ることができれば、問題にはなりません。
私自身、18インチの「ブロンプトン」に乗っていても、ロードバイクと比較して致命的なほどの遅さや乗りにくさを感じたことはありません。もちろん、比較すれば劣る部分もあるでしょうが、笑顔で楽しむことができています。
今回は「ミニベロ」の特徴と、実際の使用体験に焦点を当ててお話ししました。性能だけでなく、「ミニベロ」はロマンに満ち、趣味的に楽しい選択肢となることもあります。性能を気にせずに「ミニベロが欲しい!」と感じた場合は、さっと購入してしまうことも、良い選択になるかもしれません。
ミニベロに興味を持っている方々の、何かしらの参考になれば嬉しいです。