1歳の赤ちゃんに酢飯を提供するのは安全でしょうか?
簡単に言えば、問題ありません!ただし、いくつかの留意点があります。
1歳の誕生日パーティーの際や、外出先で寿司を楽しむ機会が増えるかもしれません。子供がミルクから離乳食に移行している時期に、酢飯を含む寿司を提供する際の留意点をこの記事でまとめています。ぜひ最後までご覧ください。
目次
1歳の子に酢飯|一般的な注意点
まず、酢飯は子供にいくつから食べさせても安全なのでしょうか?
答えは、ミルクから離乳食に移行し、食事ができるようになる1歳児なら、問題なく酢飯を食べさせることができます。
1歳になると、ミルクではなく離乳食が主体となり、この時期に酢飯を導入しても問題はないでしょう。
酢飯に使用される酢や砂糖、塩は離乳中期以降から導入が許され、離乳中期は通常生後7~8ヶ月頃です。
ただし、通常のご飯よりも硬めに炊かれ、大人向けの味付けがされることがあります。これは小さな子供にとっては負担となる可能性があります。
そのため、ちらし寿司などを作る際には、子供向けに柔らかめに炊いたご飯を用意すると良いでしょう。
酢が子供の胃腸に与える影響が心配されるかもしれませんが、原液でなければ、お腹の弱い子供でない限り心配する必要はありません。少量から様子を見ながら試すことをおすすめしますが、基本的には安全でしょう。
酢の刺激が気になる場合は、加熱することで酢を取り除くことができます。寿司酢を作る前に、鍋や電子レンジで加熱することで、子供でも食べやすい酢飯を作ることができます。一手間かけてあげると良いでしょう。
1歳の子に酢飯|ちらし寿司を食べる時の注意点
1歳の誕生日には、カラフルなちらし寿司がお祝いメニューとして考えられる方もいるでしょうね。
ちらし寿司は見た目が美しく、作ることでお祝いの雰囲気が一層華やかになります。ちらし寿司をアレンジすれば、お寿司のケーキや薄焼き卵で作った手巻き寿司、キャラ巻きなど、様々な料理に変化させることができます。
ただし、注意が必要なのはちらし寿司には様々な具材が使われるという点です。
ちらし寿司を作る際には、酢飯だけでなく具材の味付けにも留意が必要です。
ちらし寿司の注意点① 塩分
濃い味つけになると塩分が増え、小さな1歳の体に負担がかかります。薄味で煮た野菜などを使用すると良いでしょう。
ちらし寿司の注意点② ご飯の硬さ
ご飯を柔らかく調理し、酢の量を控えることで1歳の子供でも安心して食べられるちらし寿司が作れます。
ちらし寿司の注意点③ アレルギー
1歳半までは食物アレルギーが発症しやすい時期ですので、市販のちらし寿司やちらし寿司の素を使用する際には、成分表や具材をよく確認してから提供しましょう。
ちらし寿司の注意点④ 好み
酢飯を使用した料理も、具やおかずに気を付ければ赤ちゃん向けに合った料理が作れます。
ネットには1歳向けのお寿司のレシピが紹介されているので、誕生日料理のアイデアとして参考にできるでしょう。
ただし、ネットのレシピをそのまま信じるのではなく、事前に一度試し作りをして子供が好む味かどうか確かめておくことがおすすめです。
実際に子供が好んで食べる味付けを事前に確認して、1歳のパーティを楽しいものにしましょう!
1歳の子に酢飯|お寿司を食べる時の注意点
次にご紹介するのは、子供と一緒にお寿司屋さんに出かける際の注意点です。
1歳の子供には酢飯を食べさせても大丈夫ですが、お刺身などの生ものは控えるようにしましょう。
小さな子供に生ものを与えると、アレルギーまたは食中毒のリスクが大人よりも高まる可能性があります。
そのため、お寿司屋さんで生ものを選ぶ際には慎重になる必要があります。
回転寿司に行けば、子供向けのメニューも豊富で、卵焼きやうどん茶碗蒸しなどを楽しむことができます。
他にも、天ぷらまきやアナゴ、かっぱ巻きや納豆巻き、コーンやカニカマなども子供が喜んで食べられるでしょう。
ただし、揚げ物の摂りすぎには気をつけ、アナゴの骨にも注意が必要です。
軍艦巻きの場合は、海苔を取り除いてから食べさせる方が良いでしょう。
その他にも、ワサビには注意し、醤油は塩分が多いので控えめに使うなど、食べ物を選ぶ際には様々な注意点があります。
食べられるものは意外に多いですが、子供に食べさせる際には与え方にも十分な注意を払いましょう。
1歳の子に酢飯|酢飯を好きになってもらう為の注意点
お寿司が好きなパパやママは、子供にも同じくお寿司の味を好きになってもらいたいと思う方もいるでしょう。
酢飯を与えること自体には問題はありませんが、子供が酢飯の味を好きになるかどうかは別の問題です。
強制的に食べさせることで、逆に子供が寿司飯を嫌がる可能性もあります。嫌がる様子を見せる場合は、無理に食べさせず、時間をおいて再度試してみると良いでしょう。
酢飯は刺激的で特有の匂いがあります。最初は手作りでマイルドな酢飯から始め、少しずつ子供が「美味しい」と感じる経験を重ねていくと良いでしょう。
好き嫌いを形成させないように、無理に食べさせないよう心掛けましょう。
また、1歳の子供は動き回りたがる時期なので、お寿司屋さんでじっと座っていることが苦痛かもしれません。家で出前をとり、リラックスした環境でお寿司を試すのも一つの方法です。これにより、親も気を遣わずにお寿司を楽しむことができ、子供にとっても新しい食べ物に親しむ機会となります。
まとめ
1歳の子供に寿司飯を食べさせることは問題ないですが、ちらし寿司に使う具や寿司ネタには注意が必要です。
お寿司屋さんでも、生ものは控える必要がありますし、その他にも、軍艦巻きなら海苔を海苔除く、アナゴは骨に気を付ける、ワサビや醤油はつけないなどの注意点があります。
食べさせても問題はない酢飯も、嫌がるようであれば無理に与えることはやめましょう。
上手く食べさせることで酢飯が好きになって、大きくなってから一緒にお寿司を楽しめるようになるでしょう。