ディスポーザーは、生ゴミを効果的に処理してくれ、それによってゴミの容量が減少し、掃除も手軽になるという利点から人気を集めています。
しかしながら、ディスポーザーには粉砕できない生ゴミが存在し、ランニングコストも発生するため、導入を検討する際には慎重な考慮が必要です。
ディスポーザーを取り付けた後、不適切な使い方をすると故障の原因となることもあります。そのため、デメリットとメリットを事前に理解し、後悔を避けるために注意が必要です。
この記事を通じて、ディスポーザーの導入に際して後悔しないために必要な情報を得ることができ、満足いく選択を行えるようになるでしょう。
目次
ディスポーザー設置で後悔したデメリット6つ
ディスポーザーを長く利用すると、期待していたものとは異なり、後悔することがあるようです。
ディスポーザーには粉砕できない生ゴミも存在し、これが少々不便に感じられるかもしれませんね。
実際にディスポーザーを取り入れたユーザーの声を探ってみましょう。
生ゴミの一部が粉砕できない
大きな骨や貝殻などの硬いもの以外にも、柔らかい肉の皮や強いトウモロコシの皮、パイナップルの芯なども投入が制限されています。
特に気を付けるべきは、枝豆の皮。生ゴミとしては投入可能ですが、量が多いと詰まる原因になりますのでご注意ください。
また、投入可能な生ゴミの中でも、適切な量を守らないと詰まる可能性があるため、用心深く使うことが重要です。
ディスポーザーの掃除は思った以上に手間がかかる
ディスポーザーの本体は取り外しできず、これが掃除の際に不便に感じることがあります。
また、漏電保護プラグを抜く必要があるため、これがマイナスポイントとして受け止められることもあります。
一方で、一部のメーカーでは本体部分を取り外して掃除できるディスポーザーも存在しますので、その点も検討材料としておくと良いでしょう。
私はディスポーザーを取り付けてから三角コーナーやシンク周りの汚れから解放され、満足感を覚えています。
ディスポーザーの使用時の騒音が意外に大きい
ディスポーザーの騒音に悩まされることがあります。かなり大きな音が出るため、夜間などの使用は控えると良いでしょう。
最新のディスポーザーは、性能向上に伴い騒音対策も進んでおり、一部のメーカーでは音を抑える機能を搭載しているものもあります。
騒音が気になる場合は、静音性の高い商品を選ぶことが賢明です。
新築戸建てや新築マンションでの初期費用の差
ディスポーザー単体の取り付け費用と合わせて、10万円程度の初期費用がかかります。
自治体によっては、戸建てにディスポーザーを導入する家庭に対して助成金を支給している場合もありますので、検討してみると良いでしょう。
私はマンションにディスポーザーが備わっていましたが、交換時にはかなりのコストがかかりました。故に、大事に使っていくつもりです。
ランニングコストがかかる
ディスポーザーを頻繁に使用すると、電気代と水道代を合わせて月に数百円から1,000円のランニングコストが発生します。
ディスポーザーを使用する際には、生ゴミを流すために水が必要です。水の量はそれほど多くありませんが、1回あたりの使用時間が10～60秒であるため、水道代が若干上昇します。
電気代は目に見えて上がるため、ランニングコストには慎重になるべきです。予想以上の出費が後悔の原因となる可能性もあるため、注意が必要です。
ディスポーザーがなくて後悔しなかったメリット5つ
ディスポーザーの導入により、生ゴミの嫌な臭いがなくなり、シンク周りが清潔な状態を保ちやすくなります。
引っ越しや新居でディスポーザーがないことに後悔することもありますので、ディスポーザーの有無は重要なポイントですね。
ディスポーザーの利用者たちは、以下の5つのメリットを特に挙げています。
シンク周りの汚れが減る
生ゴミを一箇所に置いておくと、周囲に汚れやぬめりが発生します。ディスポーザーを導入すればその場で処理され、シンク周りの汚れが減少します。これにより、いつも清潔な状態を維持することができます。
臭いや虫の発生が防げる
夏場など暑い季節になると、生ゴミから発生する臭いや虫の発生を防ぐことができます。ディスポーザーを使わない場合、生ゴミを長時間シンクにためておくと臭いや虫の発生が気になりますが、ディスポーザーのおかげでこれらの心配事が減ります。
三角コーナーが不要になる
ディスポーザーを導入することで、生ゴミのための三角コーナーが不要になり、シンクがすっきりとした印象を与えます。ディスポーザーが生ゴミをその場で処理してくれるため、生ゴミの収納場所を確保する必要がなくなります。
シンク周りの掃除が容易に
生ゴミや三角コーナーが減ることで、シンク周りの掃除の手間が軽減されます。特に三角コーナー周辺はすぐに汚れがたまるため、丁寧に掃除する必要がありましたが、ディスポーザーの導入により、掃除が簡単になりました。
ゴミの量が減る
ディスポーザーを使用することで、生ゴミの処理によるゴミの量が減り、ゴミ袋を出しやすくなります。生ゴミに多く含まれる水分がディスポーザーによって処理されるため、ゴミ袋を運ぶときの重さも軽減されます。これにより、作業が簡素化され、手間を省くことができます。
ディスポーザーで後悔しない使い方をご紹介!
ディスポーザー、非常に便利な反面、誤った使い方は故障の原因となりかねません。
ディスポーザーは何でも入れて良いわけではなく、あれこれ入れることで故障し、後悔の原因となる可能性もあります。以下の項目に当てはまる場合は、慎重に使用し、必要に応じて交換を検討しましょう。
うっかりミスしがちな使い方に気をつけ、正しい知識を持ってディスポーザーを活用すれば、長寿命で快適に利用できます。私も以前、知識不足でディスポーザーを使用し続けていた経験があり、何度か詰まりの危機に直面しました。正しい取り扱いを知った後は、快適な使用ができています。
生ゴミ以外のゴミを入れない
プラスティックや割り箸など、粉砕できないものを誤ってディスポーザーに入れると、故障の原因となります。特に生ゴミ以外の硬いものを誤って投入すると、すぐに気づけないこともあります。入れる際は確認を怠らず、慎重に処理しましょう。
熱湯や油を入れない
ディスポーザーには熱湯や油、漂白剤を入れてはいけません。これらの物質が内部で錆びや変形を引き起こし、故障の原因となります。特に漂白剤は刃に錆を発生させ詰まりの要因となります。高温の熱湯や油も慎重に取り扱い、適切な使用を心がけましょう。
既定の量以上の生ゴミを一度に入れない
生ゴミの量が多い場合、無理に押し込むような使い方は故障に繋がります。各メーカーごとに投入可能な量が異なるため、ラインを確認し、無理な使用は避けましょう。強引な処理は内部の機械を損傷させることになります。
ディスポーザーで後悔する前に故障か確認する方法
ディスポーザーが正常に作動しない場合、内部に粉砕できないものが挟まっていないか確認することが重要です。
ディスポーザーの利用中、つい生ゴミやプラスティックゴミを誤って投入してしまうことがあります。しかし、動作が異常になってもすぐに故障と断定せず、以下のポイントを確認してみましょう。早めの対応で故障を未然に防ぐことが可能です。
メーカーによっては、本体を取り外せるタイプや底を開けることができるタイプもあります。使用感に異変を感じた場合、悩まずに早めに確認しましょう。使用中に故障してしまうと、後悔の念が残ります。
ディスポーザー内部に異物が挟まっていないか確認する
最初には投入口から見える範囲で、モーターが回るのに粉砕されない、大きな音がする、起動しないが立ち上がりの音だけがするなどの異常が見られる場合、異物が挟まっている可能性があります。粉砕可能なものでも、量が多すぎる場合は詰まりの原因となるため、注意が必要です。
「噛み込み解除ツール」を使用して確認する
一部のディスポーザーには、噛み込み解除ツールが付属しており、これを使って投入口の中を確認できます。本体を外せるディスポーザーもあるため、使用中に異変を感じた際はメーカーの指示に従って確認を行いましょう。修理業者に頼む前に、自分での確認が有益です。
ディスポーザーの耐用年数に注意する
ディスポーザーの耐用年数はメーカーによって異なり、一般的には7年～10年程度です。耐用年数を過ぎると粉砕がうまくいかない、故障が増える可能性があるため注意が必要です。漏電や水漏れが発生する場合は特に故障の兆候と見なすべきです。ディスポーザーの変形や変色も耐用年数を過ぎると起こりやすく、これによって後片付けや掃除が手間取ります。使用年数が7年以上の場合は、交換を検討することが賢明です。
まとめ
ディスポーザーを導入する際には後悔したくないですよね。
マンションや新築の条件によっても異なるため、デメリットやメリットを理解して、納得のいく選択をすることが大切です。
日々の手入れや正しい使い方も重要なポイントとなりますので、これらを把握した上での購入をお勧めします。どうぞ慎重にお考えくださいね。
