煮物から汁物までさまざまな料理に使われるじゃがいも。
大人から子供まで人気の食材で、野菜の中でも保存期間が長いので常にストックしている方も多いと思います。
じゃがいもはビタミンや食物繊維も豊富なので、身体にも良いんですよ。
今回はそんなじゃがいもの冷蔵での日持ち期間や冷凍の賞味期限と解凍方法等、正しい保存方法についてまとめていきます。
目次
じゃがいもは冷蔵保存で何日日持ちする?
じゃがいもの保存には7度から20度が適していますので、基本的には常温保存が1番おすすめです。
しかし、夏場に関しては常温だと20度を超えますので、冷蔵保存が適しています。
じゃがいもを冷蔵するデメリットとしては、ホクホク感が失われ、常温に比べると冷蔵保存の方が日持ち期間が短くなります。
丸ごと保存する場合だと日持ち期間は1ヶ月、カットしたものだと2日から3日です。
実はじゃがいもは冷蔵すると糖度があがるというメリットもあります。
冷蔵保存方法と容器
じゃがいもは低温に弱い野菜です。
冷蔵室より野菜室の方が温度が高いので、必ず野菜室で保存するようにしましょう。
冷蔵室で保存してしまうと低温障害を起こし、傷みやすくなってしまいますので注意してください。
保存の際にはじゃがいもが冷えすぎないように新聞紙で包んでポリ袋に入れるようにしましょう。
カットしたじゃがいもを保存する場合は、変色を防ぐ為に水に浸したまま保存するようにしてください。
じゃがいもは冷凍保存で何日日持ちする?
じゃがいもは冷凍保存すると水分が抜けホクホク感が失われてしまいますので、カレーや煮物等に使う場合はあまりおすすめ出来ません。
ただし、ねっとりとした食感になりますのでマッシュポテトやコロッケにする場合はおすすめです。
マッシュポテト用に冷凍したじゃがいもは1ヶ月は日持ちします。
冷凍保存方法と容器
じゃがいもを冷凍する場合は必ず加熱し、マッシュしてから保存します。
マッシュしたらジップロックに入れて空気をしっかり抜いて保存してください。
加熱前にじゃがいもを水にさらすことで変色を防ぐことも出来ます。
金属トレーに入れて冷凍すれば冷凍庫の冷気が早くじゃがいもに伝わり、急速に冷凍することが出来るのでおすすめです。
解凍方法
じゃがいもを解凍する場合は、時間はかかりますが自然解凍がおすすめです。
レンジで加熱してしまうと水分が抜けてパサパサしてしまいますので、なるべく常温で自然解凍するようにしましょう。
時間がない場合は冷たいポタージュにすることで解凍の手間も省けますよ。
じゃがいもは常温保存で何日日持ちする?
じゃがいもは常温保存が1番適しており、最も日持ちする保存方法です。
正しい保存方法なら2ヶ月から4ヶ月日持ちします。
ただし、じゃがいもはソラニンという有害毒素が発生する野菜なのでこまめに観察しつつ保存するようにして下さい。
常温保存方法と容器
じゃがいもを常温で保存する場合、最も大事なのは光のあたらない場所で保存することです。
じゃがいもは日光や蛍光灯の光に当たることで芽が出やすくなったり、光合成を行い全体的に緑色に変色してしまいます。
この芽や緑色に変色した部分にはソラニンという有害毒素が発生するのですが、摂取してしまうと腹痛や嘔吐、目眩等を引き起こす原因になりますので絶対に光に当てないようにしましょう。
また、りんごなどエチレンガスという物質を発生させる食べ物にはじゃがいもの成長を促す性質を持っていますので、一緒に保存しないようにしましょう。
傷みだすスピードがはやくなってしまいます。
あとは新聞紙で包み、涼しい場所で保管するようにしてください。
じゃがいもが腐るとどうなる?見分け方
じゃがいもは腐ると柔らかくブヨブヨした触感になったり、汁が出たり異臭がします。
また、先程記述した通りじゃがいもはソラニンという有害毒素も発生しますので、芽が沢山出ていたり緑色に変色しているじゃがいもは食べないように気をつけましょう。
じゃがいもの保存方法まとめ
今回はじゃがいもの正しい保存方法についてまとめました。
正しく保存すれば野菜の中でも長く日持ちしますので、光があたらないよう注意して腐ってしまう前においしくいただきましょう。