サウナにはデジタル機器の使用が許可されていないため、スマホやタブレットを頼りにすることはできません。
現代社会では、私たちはテクノロジーに囲まれ、常にスマートフォンに依存しているため、サウナでの10分間はまるでおもちゃを取り上げられた子供のように感じられることでしょう。
そこで、今回は私が実際に試しているサウナでの時間を有効に活用する方法を5つ紹介します。
サウナ内での暇つぶしにお困りの方は、ぜひ以下のアイデアを参考にしてみてください。
目次
サウナで暇をつぶす5つの方法
私がサウナでの過ごし方としておすすめする5つの方法は以下の通りですが、TVを見る方法は除外しました。
読書:
サウナ内で読書するのは素晴らしい時間の過ごし方です。サウナの熱気を感じながら、好きな本を読むことでリラックスできます。
瞑想:
サウナはリラックスと精神の集中を深める場所としても利用できます。深呼吸をし、瞑想に集中することで、ストレスを解消しましょう。
ストレッチ:
サウナの熱気は筋肉の緊張を緩和し、柔軟性を高めるのに適しています。静かにストレッチを行うことで、体をリフレッシュさせましょう。
自己ケア:
サウナ内ではスキンケアやフェイスマスクなどの自己ケアを行うことができます。肌のお手入れをして、サウナの効果を最大限に活かしましょう。
友達との会話:
サウナに友達を誘って一緒に行くと、楽しい会話の時間を楽しむことができます。ただし、静かに過ごす他の人たちに配慮することを忘れないようにしましょう。
この記事を書くにあたって、多くの情報でTVを見る方法が提案されていましたが、それだけでなく様々な過ごし方があることをお伝えしたいと思い、TVを見る方法を除外しました。確かに、サウナ室に面白い番組が流れていると、10分があっという間に感じられることでしょう。しかし、TVが設置されていないサウナや、TVの番組がつまらないと感じている方もいるかもしれません。それぞれのサウナでの過ごし方を楽しんでください。
好きな曲を脳内再生する
イヤホンやスピーカーを持ち込めない場合、脳内で音楽を再生させる方法が一つの選択肢となります。
私はいつもサウナに行く前に、その日に聴きたい音楽をイヤホンで準備して、徒歩または自転車でサウナに向かいます。脱衣所ではスマホの操作ができないため、脱衣所の暖簾をくぐる直前で再生を停止します。
サウナ室に入ってからは、先ほど聴いていた曲を脳内で再生しながら、ゆっくりと蒸される時間を楽しんでいます。
ちなみに、イヤホンを装着して自転車に乗ることは、多くの自治体で条例違反になることがあります。そのため、私の場合、片耳だけでも再生可能な完全独立型ワイヤレスイヤホンを右耳にだけ装着し、自転車を運転しています。片耳イヤホンの運転が条例違反かどうかは、管轄する警察署の判断に依存するため、自己判断でお願いします。
サウナで脳内再生する音楽としては、チルなヒップホップやレゲエがおすすめです。サウナは一般的に静かで落ち着いた空間であるため、アッパー系の曲よりもゆったりとした曲がリラックスでき、体調を整えやすいと感じます。何十回もテントサウナでさまざまな音楽を聴きながら過ごした経験から、確かなおすすめと言えるでしょう。アングラな音楽が苦手な方には、ジャズやクラシックも良い選択肢です。
論理思考クイズを解く
論理思考クイズは、なぞなぞとは異なり、問題文を読んで論理的な答えを導くクイズです。サウナに入る前に問題を読み、サウナ内の6〜10分間の限られた時間内に解くという要素が楽しい暇つぶしとなります。
答えを見ることが脱衣所から出た後になるため、サウナを複数セットで行う場合、3問ほどの問題を記憶しておく必要があるのが難点です。また、クイズの達人であれば、答えが簡単に浮かび、残りの時間が暇に感じるかもしれません。そのため、自分の実力と難易度を考慮して調整することが重要です。
サウナ室の壁にクイズを掲示するサウナがあれば、人気が出るかもしれません。答えを水風呂の壁に掲示するアイデアも面白そうですね。
サウナで頭を使うことは意外と難しいものです。超高温の環境で耐えることが主要なサウナの魅力ですが、限界が近づくにつれて思考力が低下することがあります。これは自然な現象で、人間は身の危険を感じると、危険から逃れることに焦点を当てるため、関係のないことに思考を使いたくなくなります。例えば、テスト中に尿意が襲って問題を解くどころではなくなる経験は、多くの人が共感するでしょう。サウナでも同じ現象が起こります。
逆に言えば、サウナで難しいと感じたクイズが水風呂に入った途端に解けることもあります。その瞬間は身も心もリフレッシュされ、非常に気持ち良いものです。ぜひ体験してみてください。
休日の予定を立てる
多忙な日々を送る人々にとって、サウナで過ごす10分間は忘れられる貴重な時間かもしれません。せっかくの休日を有意義に過ごすために、次の休日の予定を考えてみるのは素晴らしいアイデアです。
サウナ愛好者にとって、サウナ旅の計画を立てることはおすすめです。多くのサウナ愛好者は、全国各地のさまざまなサウナを訪れたいという願望を抱いているでしょう。
近場のサウナから始めて、徐々にサウナ巡りの旅を計画することで、未来の楽しみが生まれ、日常に新たな活力がもたらされるでしょう。私自身もサウナに入りながら、漠然とした旅行のアイデアを考えることがよくあります。
計画を綿密に立てる必要はありません。所要時間や詳細な行程を調べる必要はありません。抽象的なアイデアで十分です。たとえば、次は特定の県のサウナに行きたい、次に休暇を取るのはいつか、などです。
考えた旅行計画が実現するかどうかはあなた次第ですが、もし実現できた場合、それは小さな成功体験となり、将来的にはサウナでの旅行計画が恒例となるかもしれません。休日を有意義に過ごす新しい方法を見つけるきっかけになるでしょう。
今後の具体的な行動目標を立てる
スマホを使わずに10分間も自分と向き合う時間が与えられたとき、今後の人生を改善するために具体的な目標を立てることも素晴らしいアイデアです。
多くの人は大きな目標を持っているかもしれませんが、その目標を実現するための具体的な行動目標を考えることは少ないかもしれません。サウナで過ごす10分間を活用して、大きな目標を達成するための具体的な行動目標を考えることは非常に有益です。
具体的な行動目標は、目標の内容や実行する人によって異なるものです。しかし、共通して言えることは、何かを始めるためには何かを止めなければならないということです。時間やお金は限られているため、新しいことを始めるためには既存の習慣や浪費をやめる必要があります。
たとえば、「1,000万円貯める」という目標を持っている場合、お酒やタバコなどの浪費をやめる必要があるかもしれません。また、「資格を取得する」という目標を持つ場合、勉強する時間を確保するためにスマホのゲームを控えることが必要かもしれません。
新しい行動には必ず犠牲が伴います。具体的な行動目標を立てる際には、まず何かをやめる目標を設定することが重要です。ちなみに、あなたがサウナで仕事を辞める決断をしたというのは、大きな決断であり、それを実現するための具体的な行動目標を持つことが成功への第一歩と言えるでしょう。
他人を観察する
サウナに入ると、周囲の人々も一種の興味深いコンテンツとして楽しめますね。
他のお客さんを観察することは、時には面白いことがあるかもしれません。たとえば、「なぜこのサウナにはガラの悪い人が多いのだろう?」や「あの人、いつもここにいるけど、家に風呂がないのかな?」など、考えてみることは時間の楽しい過ごし方になります。
ただし、他人を観察する際には、じろじろと見つめることはマナー違反です。他人をちらっと横目で見る程度にとどめることが大切です。また、他人を見るということは、自分も見られているということを意識し、不審な行動や迷惑行為は絶対に避けるべきです。
よく行くサウナが複数ある場合、それぞれのサウナの客層の違いを観察してみるのも面白いアイデアです。たとえば、「ここのサウナは料金が高いけれど、そのおかげでお客さんのマナーが非常に良い。」といったことに気づくことができるでしょう。また、客層の違いに注目することで、サウナ施設の運営者がどのように工夫しているかが見えてきて、ビジネスの視点も養えるかもしれません。サウナを通じて、さまざまな発見と学びがあることが楽しいですね。
サウナのTVで知らないドラマは地獄
TVがあるサウナでは暇つぶしには困らないけれど、たまにサウナでの時間が暇すぎて苦痛に感じる瞬間があることを理解しましたね。
特に、知らないドラマが流れている場合、途中から見ても内容が理解できない恋愛ドラマは、苦痛に感じることがあります。NHKのよくわからない体操教室を見る方がまだましだったり、途中からのSF洋画も難しいことがあります。
しかし、そういった苦痛な瞬間でも、常連の方がチャンネルを変更してくれることがあるので、助けられることもあるようですね。他のサウナ愛好者たちとのコミュニケーションや、共感できる瞬間がサウナの楽しみの一つかもしれません。
現代人はスマホから離れられない
スマホがサウナでの暇つぶしに必要と感じる背後には、サウナでスマホを持ち込めないという制約があり、それは現代人がスマホに依存しすぎていることを示唆しています。
確かに、スマホを持っていれば、さまざまな面白いコンテンツや有益な情報が手に入る世界に生きており、スマホが触れないサウナという空間が耐え難いものになっていることが理解できます。
自己振り返りの中で、あなた自身もスマホ依存の一人であり、食事中や移動中など、常にスマホを使用してYouTubeやTwitterを閲覧し、さらには自宅のお風呂でもスマホを持ち込むほどスマホに依存していることを自覚しています。この生活スタイルでは、スマホから離れている時間は睡眠とサウナに入る時間だけとなり、一日平均で約7時間しかスマホから離れていないことになります。
スマホは便利なアイテムである一方で、過度な依存は睡眠の質低下や時間の浪費などを引き起こす可能性があり、既にそれに陥っている可能性も考えられます。自己管理やデジタルデトックスの方法を考えることは、健康と生活の質を向上させるために重要です。
サウナは人生で最も暇な10分間
サウナでの10分間は、スマホ全盛期に生きる現代人にとって、人生で最も暇な10分かもしれません。
しかし、この10分間こそが、スマホから離れる貴重な時間であり、小さな積み重ねが、人類をスマホ依存の弊害から救う一歩になる可能性があるかもしれません。サウナに入る間だけは、スマホから解放される瞬間です。
サウナで過ごす時間が暇だと感じる人にとって、この10分間を有効に使うことは重要です。スマホから離れた瞬間に、新しい楽しみやリラックスを見つけることができるかもしれません。サウナは、デジタル依存から解放される場所として、私たちに貴重な機会を提供しています。