赤ちゃんが誕生して初めて迎える節句を、初節句と呼びますね。初めての経験だからこそ、何をすれば良いのか、どんなお祝いがふさわしいのか、雛人形や五月人形は必要なのか、いくつもの疑問が頭をよぎります。
私もその一人で、当時は息子の初節句を祝う意味が十分に理解できていませんでした。そのため、両親が五月人形や兜飾りを用意したいと言ってきた際には、「兜飾りなんて高価で場所も取るし、我が家には不要だ!」と言ってしまいました。
結果として、我が家では兜飾りを購入しないことになりましたが、後で後悔することとなりました。
目次
初節句に兜はいらないと思った理由
初節句に兜を購入しないと決断した理由は、主に以下の3つでした。
まず、息子が2月に早生まれだったことが挙げられます。節句の時期である5月にはまだ生後2~3ヶ月の赤ちゃんであり、お祝いをしても本人はまだ何も理解できないし、何も食べられないという現実がありました。節句のお祝いを本格的にする必要性に疑問を感じてしまったのです。
次に、マンションでの生活が影響しました。置き場所や収納スペースが限られている中、兜飾りはかさばり、邪魔になることが予測されました。そのため、兜飾りが高価であることも踏まえ、どうしても欲しいと思えなかったのです。
最後に、兜飾りの高額さが大きな要因でした。家計を考える中で、兜飾りに高額な費用をかけることに疑問を抱きました。また、100日目のお食い初めのお祝いも迫っており、初節句にお金をかけずに済ませる選択をしたいという考えもありました。
両親からは「母方からの贈り物として、兜飾りを購入しようと思っている」という提案がありましたが、「いらない!」とはっきりと断り、結果として兜飾りを購入しなかったのです。確かに兜飾りがあった場合、マンションでの生活には不便だったかもしれませんが、後悔の念も少しだけ残っています。
初節句の後悔(1)兜飾りと息子の記念写真
一番心残りなのは、「初節句」という唯一無二のお祝いに、息子と一緒に兜飾りの記念写真を撮り損ねたことです。
特別な着物や装いでなくても良かったとしても、やはり兜飾りがあれば写真の雰囲気がぐっと引き立ちますよね。我が家に残っている初節句の写真は手作り感が強く、それはそれで温かみがあって良いのですが、やはり兜飾りがあればもっと素敵だったのではないかと感じました。
後で息子が写真を見た時に、「もう少し華やかだったらよかったな」と思われるのではないかと心配しています。初節句は一生に一度の特別な瞬間であり、もっと華やかな雰囲気で記念に残せたら良かったなと、今でも少し悔いを感じています。( ;´Д`)
初節句の後悔(2)両親がガッカリしていた
初節句の兜飾りや五月人形、雛人形は、母方の両親が贈るのが慣習とされているんですね。この習わしを初めて知り、私の両親も同じ認識を持っていたようで、4月になると兜飾りを購入しようとしていた様子でした。
しかし、私が「いらない!」と強く断ってしまったため、無理に購入することもできず、結局諦めてくれたようです。ただ、祖父母としては孫に特別なものを贈りたいという思いがあり、私の断りに少し残念そうな様子でした。
両親が「買ってあげる」と言ってくれていたのに、その好意を断ってしまったことが、少し親不孝だったのではないかと反省しています。最終的には両親のお祝いの気持ちを受け入れるために、お食事会を開くことにしましたが、その際に感じる複雑な思いがあります。
初節句の後悔(3)他のママ友が羨ましくなった
端午の節句の時期、同じく赤ちゃんを抱えるママたちとの間では、「初節句をどう祝うか」「どんなふうに祝ったか」という話がよく交わされました。
食事会を開くことが多い中で、義両親の手間がかかることに関する不満の共有もあったりしました。「うちもめんどくさいよね~」といった感慨を共有する一方で、特に目立つのは「兜飾りをどう選んだか」という話題でした。
例えば、両親が鎧付きの兜を買ったとか、「小さいながらも凝った造りの兜にしたよ」といった具体的なエピソードが多く聞かれました。人形屋さんを何軒も回って兜選びに奮闘したエピソードや、兜を触りたがって大変だったという体験もよく耳にしました。
そんな話を聞いていると、「あれもこれも不要だな」と思っていたのに、他のママたちのエピソードを聞くと「うちも買っておけばよかったかなぁ」という気持ちが湧いてきますよね。不思議なもので、初めての経験だからこそ、他の人の選択や経験が気になり、自分の意見も変わっていくのでしょう。
初節句の後悔(4)結局1歳のときに購入した
置き場所がないし、収納する場所もないと思っていた兜飾りですが、最終的には両親の希望もあり、翌年の1歳の端午の節句に購入することになりました。
結局買うなら、初節句のときに購入しても同じだったな~とも思います。
初節句の兜は本当にいらなかったか?
振り返ってみると、「初節句に兜飾りは必要なかったな」という気持ちと「初節句で買っておいてもよかったかも」という気持ちが半分半分くらいになっています。
特に我が家の場合は、結局翌年に兜飾りを購入することになり、「どうせ買うなら初節句のときに購入してもよかったな」という思いが強いですね。
ただ、ポジティブに考えると、購入時期を翌年にしたことで、検討期間があったことや、予算を考えながら購入できたことなど、良い側面もあります。長くなっちゃったので、そのあたりはまたあらためてブログに詳しく書きたいと思います。